上白石萌音&野沢雅子

『NHKスペシャル「恐竜超世界3」化石の“常識”を覆せ!』が、9月15日午後7時30分からNHK総合で放送される。番組の語りは上白石萌音と野沢雅子が務める。恐竜はどんな声を発し、なぜ超巨大化したのか。化石研究の限界を超え、“本当の姿”に迫る。

 【写真】NHKスペシャル「恐竜超世界3」場面カット

 2019年に始まり、これまで想像を超えた恐竜たちの新たな姿を描いてきた「恐竜超世界」シリーズ。第三弾となる今回は、これまでの研究の限界を突破し、“恐竜学の革命”を起こそうとする科学者たちの挑戦に密着!謎に包まれた「恐竜の声」の復元に挑む研究者たち、恐竜が超巨大化した秘密に迫る新たな手法、さらに恐竜と同じ時代に生きた超巨大軟体動物の新たな可能性など。これまでの研究では解明できなかった恐竜の“本当の姿”に迫る。

■ティラノサウルスVSトリケラトプス 戦いの声を復元

 今年、世界でも類を見ない恐竜の専門学部が開設された福井県立大学。ここで行われているの
は、恐竜界最大の謎ともいわれる恐竜の「鳴き声」の復元だ。化石のCTスキャンが専門の河部博士は、詳細な分析からわかってきた恐竜のあるものを手がかりに、前例のないティラノサウルスとトリケラトプスの声の科学的復元に挑む。

■化石から恐竜の“ナマの生体情報”を取り出せるのか!?

恐竜の姿や生態を考えるうえで重要となるのが“化石”だ。しかし、恐竜の化石は骨の形を示しているだけで、従来の研究ではそれ以上のことを知るのは難しかった。そうしたなか、新たなアプローチに挑戦しているのが岡山理科大学の辻極博士だ。人間の組織分析の手法を用いて、化石には残っていないと考えられてきた恐竜のタンパク質という“ナマの生体情報”を取り出そうとしている。軌道に乗れば、 “超巨大化の秘密”など、これまでの研究では迫れなかった数々の謎に迫れると期待する。

■恐竜時代の海に巨大軟体動物の王国が存在した!?

 恐竜と同時代に生息していた生物たちの研究も大きな進展を見せている。従来、イカやタコのような軟体動物は骨がほとんどないため化石発見が困難だった。ところが、北九州の博物館の御前博士が、これまでゴミとして捨てられていた化石の中に巨大なイカ・タコの化石が紛れていたことを発見!調査の結果、かつて日本周辺の海で20m超えの超巨大軟体動物が海竜と争いながら暮らしていた可能性が見えてきた。番組では高精細CGも交え、超巨大イカを再現。従来の化石研究の常識を超えることで見えてきた新世界に誘う。

【語り】

 シリーズ初回から務められている上白石萌音、そして「恐竜超世界 in Japan」で語りを務めた野沢雅子、2人のナレーションでお届け。

■番組情報

NHKスペシャル「恐竜超世界3」 化石の“常識”を覆せ!
【放送予定】 9月15日(月・祝) 午後7時30分~8時42分

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