原田知世、50代になり始めたゴルフで発見

　笑福亭鶴瓶、原田知世、重岡大毅（WEST.）、上白石萌音、安田顕、くわばたりえ、塚本連平監督が３日、都内で行われた映画『35年目のラブレター』お披露目試写会に登壇。イベントでは、撮影エピソードや今年チャレンジしたいことを語った。

　【写真】原田知世、映画『35年目のラブレター』お披露目試写会の模様

　3月7日から全国の劇場で公開される映画『35年目のラブレター』。戦時中に生まれた西畑保（笑福亭鶴瓶）は十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人に。保は自分を支え続けてくれた最愛の妻・皎子（原田知世）への感謝を自身で書いた手紙で伝えようと、夜間中学に通い始め、一から文字を習い、妻へのラブレターを書くために奮闘する夫と長年支え続けた妻の心温まる感動の実話。

　原田は本作について、「早く見てほしいという気持ちが強かったです。完成品を見て、監督がおっしゃるように素晴らしいって。自分が出演しているにもかかわらず、客観的に観て、あ、この作品大好きだなと思えたし、1日も早く届けたいと思っていて。本当は皆さんと一緒の席で観たいです」と感想を述べた。

　イベント後半では、主人公の保が文字の読み書きを始めたことにちなんで、今年チャレンジしたいことをそれぞれに聞いた。原田は、「50代になってからゴルフを始めて、すごく難しいんですけど、コツコツやっています。上手くなってないなと思っても、1年前の自分を見ると微妙に変化していて、伸びしろみたいなものを見つけた気がしたんです。今回の映画も、実際西畑さんの姿を見ても思いましたけど、 ずっと続けていくこと。ここからまだまだ自分の伸び代を信じて今年も頑張りたいと思っています」と続けて行くことで勇気をもらえているという。

　最後に原田は、「鶴瓶さんとご一緒できて本当に幸せでした。皎子さんを演じるにあたって、ただ皎子さんが保さんを見ていたように、鶴瓶さんのそばで見て感じること、それだけでいいのかなと思ってそばにいました。そうすることで、自然と皎子さんに近づいてきたような。振り返ると撮影期間は1ヶ月くらいなので、短い時間なんですけど、でもその時間は私にとってとても濃い時間のような、保さんと皎子さんの長い人生の時間を自分が体感したような、とても不思議な感覚がありました。この映画は観終わったあとに、温かい気持ちに絶対になる作品なので、多くの方に届くようにと思っています」と思いを語った。