「クスノキ ―閃光の影で―」ジャケ写

 全国公開中の映画『長崎―閃光の影で―』。福山雅治がプロデュース・歌唱ディレクションを担当した本作の主題歌「クスノキ ―閃光の影で―」に乗せて主人公3人の青春と戦いの日々を切り出したインスパイアムービーが8日、公開された。

 【動画】クスノキ ―閃光の影で― Produced by Fukuyama Masaharu(映画『長崎ー閃光の影でー』Inspire Movie)

 主題歌「クスノキ ―閃光の影で―」は、本作を手がけた長崎出身で被爆3世である松本准平監督からのオファーに同県出身のアーティストである福山雅治が応え、2014年に発表した自身の楽曲を本作のために新たに編曲したもの。福山がプロデュース・歌唱ディレクションのもと、主人公の看護学生の少女を演じるスミ役の菊池、アツ子役の小野、ミサヲ役の川床の3人が歌唱したバージョンとなり、本作のエンディング曲となっている。使用楽器も明治期に製造され、第一次及び第二次世界大戦の戦火を乗り越えて生き続けるヴィンテージオルガンを用いて、新たにレコーディングが行われたもの。

 インスパイアムービーでは、80年前の長崎の街並みや、戦時下でありながらも平穏な日々を過ごす3人の姿、そして突如として日常を奪われた中で、看護学生として、人として、自らの使命を懸命に果たそうとする姿が丁寧に描かれている。

 17歳の少女たちが抱える葛藤や願いにそっと寄り添うように響く旋律は、鎮魂歌のように胸に沁みわたり、切なくも力強い映像作品となっている。

 また、この主題歌「クスノキ -閃光の影で-」がデジタル配信中。配信収益の一部は、「長崎クスノキプロジェクト」を通して長崎市の【クスノキ基金】に寄付される。デジタルリリースを記念し、8月10日23時59分までダウンロードキャンペーンも実施中。

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