浜田雅功と清水麻椰アナ

 MBS/TBS系全国ネットで放送中の人気バラエティ番組『プレバト!!』(毎週木曜日19時〜)が、来る8月14日の放送で記念すべき500回を迎える。これを記念し、先日行われた番組収録後、MCのダウンタウン浜田雅功と4代目アシスタントの清水麻椰アナウンサーが囲み取材に応じた。番組の歴史を振り返りながら、500回という節目を迎えた率直な心境を明かした。番組を長年牽引してきた浜田が語る、番組を愛され続ける理由と、その裏に隠された意外な本音とは。

 【写真】浜田雅功&清水麻椰アナ『プレバト!!』囲み取材の模様

 『プレバト!!』は、ダウンタウン浜田雅功がMCを務める、芸能人の隠れた才能を専門家が厳しく査定し、ランキング形式で発表するバラエティ番組。俳句や水彩画をはじめ、様々なジャンルで芸能人が真剣に腕を競い、その意外な才能や凡人ぶり、そしてプロによる劇的添削が毎週大きな話題を呼んでいる。

 2012年に番組がスタートし500回という節目を迎えた心境を問われた浜田は、「500回もやっていたんだという感覚です。どうしていきたいか、というのは全くないです」と、らしさ全開のコメントで取材陣を爆笑させた。その理由として、やはり「出演者の存在」が大きいと語る。「僕は何もしていないです。主役は出てくれる人たち」と謙遜しつつ、番組を盛り上げる才能豊かな挑戦者たちへの感謝を述べた。

 500回の中で特に印象に残っていることを聞かれると、「500回ですよ!?  覚えているわけがない」と一刀両断。しかし、すぐに「やっぱり梅沢富美男」と、番組の顔ともいえる梅沢の名前を挙げ、長年の絆を感じさせた。さらに、「こんな才能があるんだと若いタレントたちに感心することもあった」と、意外な回答も披露。

 番組が長く愛される秘訣について問われると、浜田は「それは清水じゃないですか」と清水麻椰アナにまさかのパス! これには清水アナも「絶対違います」と全力で否定。しかし浜田は、清水アナがコーナー終わりに「食べ物をたくさん食べている」と暴露。その“食いっぷり”から自身も元気をもらい、「食い過ぎやな」とツッコミを入れることで、次のコーナーへのテンションを上げていると、清水アナの意外な貢献度を明かし、会場を和ませた。

 印象的だったコーナーとして最近始まった新企画「フラワーアート」を挙げ、「あれ何?」と首を傾げる浜田。また、番組開始当初に行っていたぬか漬けについても言及し、「それぞれ人ん家の味やからなぁ。それで1番を決めろと言われてもね」と、独自の視点でコメント。もし自身が挑戦するとしたらどの企画かという質問には、「もし僕が俳句とか何かやるとしたら、それは最終回」と語り、笑いを誘った。

 緊迫する場面も多い番組で、MCとして心掛けていることを問われると、「良かれと思ってツッこんだりすることもありますけど、終わってからムッとして帰られる方もいるんじゃないかなとちょっ心配もある」と、繊細な胸の内を吐露。「でも、言わなきゃ仕方がないところありますから。編集してもらうことを前提に言うこともあります」と、プロの顔を覗かせた。

 番組の変化については、「漢字の書き順とかいろいろ経て、今ですから、途中で終わってもおかしくなかった。誰が俳句に目をつけたのか、そこからですからね。500回まできたことにビックリしてます。全く想像していなかった」と、これまでの道のりを振り返った。

 最後に浜田は、「出演してくれた皆さんが楽しかったなと帰ってもらえるようにというのは、最初の時からやっているつもり。楽しかった、また来たいなと思ってもらえたら、それだけです」と、出演者への深い配慮を語った。そして、「だからこそ技術側の手違いで“待ち”(時間)があったりするとイラッとする(笑)」と、スタッフにも厳しいことで有名な“浜ちゃん”らしいコメントで囲み取材を締めくくった。

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