本広克行監督、柳葉敏郎、亀山千広P

 柳葉敏郎、本広克行監督、亀山千広プロデューサーが19日、都内で行われた『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』Blu-ray・DVD 発売記念イベント〜真夏の合同捜査会議〜に出席した。

 この日は観客からの質問に答える企画も用意された。『踊るシリーズ』の次回作で、3人はどう関わっていくのか?という問いに、室井慎次を演じた柳葉は「俺はもうだって、もう永眠だもんな…」

 亀山氏は、現在、脚本は決定稿に近く、キャスティングも固めて…という段階であるとし、その内容は「2026年の話にしようと。過去に戻ることなく進行していくつもりですので、室井さんが亡くなってることは『踊る』の世界観の中では決定事項としてスタートします」とした。

 また、深津絵里演じる恩田すみれについても言及。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』で「本広監督が余分なことして死んだか死なないか分からないすみれに関しては、『室井慎次』ではっきり生きてると決着をつけたので、その世界観の中では生きてると」と明かした。

 そのうえで織田裕二演じる青島俊作について「それを受けた時の青島ってのは、『室井慎次 生き続ける者』には出てきましたけれども、何を思って、今現在どうやって刑事としてやってるのか、かつてのあの熱気が青島にあるのかないのかっていうこともひっくるめて、どう表現したらいいかなということで、作ってます」

 そのなかで「そんなに暗い話を作るつもりは全くないです。めちゃくちゃエンターテインメントにしてやろうと思っています」とし「青島君…。雪から青々とした緑になってるので、その間があったはずだし、一体室井と最後にどんな会話をしたんだろうか。もっと言えば室井ロスの警視庁の皆さんたちもひっくるめてどんな思いで今いるのかっていうのは当然描かないことには皆さん納得しないと思うので、それは『踊る』流にやっていこうと思ってます」と明かした。

 本広監督は「室井さんは青島君の心には生きてますからね、だから、ま、お楽しみにという感じです」と言うにとどめた。

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