映画・ドラマ
仲村トオル『ビー・バップ・ハイスクール』伝説の鉄橋ダイブ「みんな興奮状態だった」
仲村トオルが28日、東京・丸の内 TOEIで行われた『ビー・バップ・ハイスクール』上映後舞台挨拶に登壇した。
【動画】乱闘シーンや鉄橋ダイブを振り返る仲村トオル。上映後舞台挨拶ノーカット
映画館「丸の内 TOEI」が東映会館の再開発に伴い7月27日に閉館することを受け開催中の「さよなら 丸の内 TOEI」プロジェクトの一環に上映された。
主人公の一人である中間徹役を演じた仲村トオルは、『ビー・バップ・ハイスクール』は俳優デビュー作。この役で日本アカデミー賞新人俳優賞も獲得している。
本作はアクションが見どころの一つ。アクション監督の高瀬将嗣の指導の下、アクションの稽古から始まった。芝居の稽古は一切なく、アクションの稽古のみ。しかも、撮影は「フルコンタクト」だったという。「顔を殴る、蹴るのはやめようと。でも首から下は基本的に当てるというルールでした。だから、手加減をあまりしない人もいましたし(笑)」
更に「静岡鉄道さんを貸し切りにした電車内のケンカシーンは、みんなものすごく興奮していましたね」と語った。
特に危険だったのは、走行中の電車のドアから次々と敵が落ちていく鉄橋のシーン。「あれは、高瀬さんが『行け!』『蹴れ!』と声を出す合図だけを信じてやっていました。僕がギリギリで避ける鉄柱も、当時は距離感がわかっていなくて、後で聞いたら、(鉄柱が来るたびに)瀬木(一将)さん(敵役)が僕を引っ張り上げてくれていたそうです。あの川は当時干潮で浅かったらしく、落ちた瀬木さんの顔がすぐに出てきたので、水深はあまりなかったんだと思います」と当時を振り返った。

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