星乃あんな＆河村ここあ、ブランコにまっしぐら　仲良しエピソード披露

　田中麗奈、遠藤雄弥、星乃あんな、河村ここあ、内海誠子、イトウハルヒ、宇野愛海、外山文治監督が17日、東京・シモキタ - エキマエ - シネマ『K2』で行われた『東京予報―映画監督外山文治短編作品集―』公開記念舞台挨拶に登壇。本作の撮影の裏側やエピソードトークを展開した。

　外山文治監督が8年ぶりに発表する短編映画3本を収めた本作は、「2025年の東京の“かたすみのひかり”」をテーマに描かれた作品集。『名前、呼んでほしい』、『forget-me-not』、そして、『はるうらら』の３作が収録。

　星乃あんなと河村ここあの２人が登場する短編『はるうらら』では、星乃が幼い頃に家を出て行った父をSNSで見つけ、再会を考える女子中学生・二宮春を、河村が春と入れ替わって彼女の父に会うことになる親友・水原麗を演じる。

　舞台挨拶では、撮影時の思い出を聞かれると星乃は、「河川敷の近くの公園にブランコがあるのを見つけました。私たちブランコがすごい大好きで、お昼休憩もご飯を急いで食べて、公園まで走って行って、２人でブランコを漕いでいました」と、２人の“ブランコ愛”が伝わってくる微笑ましい思い出を話した。

　映画初出演となった河村は、「短い映像作品は撮ったことはあったのですが、長く自分の役と向き合って撮影するというのが初めてだったので、不安もありました。自分の演技に納得していないと、監督が『大丈夫？』と声をかけてくださって、撮り直させてくださったり、また、（演技について）あんなちゃんといっぱい相談したので、１日目以降は楽しく余裕をもって撮影できました」と振り返った。

　『はるうらら』のみどころを聞かれた星乃は、「学校のシーン」を挙げた。「学校で４人で騒いでいるシーンの流れは台本通りなのですが、セリフはアドリブで、４人で話し合ってめちゃくちゃ盛り上げて撮ったシーンなので、見どころです」。

　河村は、「私とあんなちゃんは15歳の設定で、そのときしかない心の不安とか、そういうものが、表情によく出ているなと思います。今、あのときの演技をやってと言われても、全く同じもの絶対できないなって思うくらい。また、あんなちゃんが成長期で、身長が伸びちゃったので、もう同じ役はできないなって思いました（笑）」と締めくくった。