寺尾聰

 寺尾聰、松坂桃李、松坂慶子、佐藤栞里、副島淳、三宅裕司、石倉三郎、齋藤飛鳥が先日、都内で行われた映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会に出席した。

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 世界中に笑顔と希望を届けたこの奇跡の実話をもとに、父と息子それぞれの愛と葛藤、かつて諦めた夢に挑む父と家族の姿を、『タイヨウのうた』『ちはやふる』シリーズの小泉徳宏監督が描く。

 寺尾にとって16年ぶりの映画主演作。「心を込めて作った映画です。と、よくみんな言うんですけども、本当に心を込めて作った映画なんです。特にこの映画は、このチームワークです。こんなに素敵な仲間と一緒に映画が作れたのがこの上無い喜びです」と語った。

 三宅は、撮影現場で佐藤が三宅のサンダルを履き違えてしまったエピソードを明かして会場に笑いを誘い「その辺から雰囲気が温かくなりました。寺尾さんと石倉さんを中心にまあいい雰囲気で、待ち時間もいろんな話をしました」と先ほどから触れられる“チームワーク”の良さについて明かした。

 石倉は「この映画は文学です。見事なものでございます」と簡潔に自信を見せ、その理由として「私も映画が好きでこの世界に入りましたけれども、この映画くらい涙腺が緩んだことはありません。寺尾聰もすごいんですよ。彼でなかったらこの映画が成り立たなかった理由もすごくよくわかります」と述べた。

 寺尾演じる哲太の元バンドメンバーで寺尾の歌唱シーンにも参加した三宅は「僕は本当に音楽大好きですから。この作品は親子愛や夫婦愛もありますが、そこにこんなにうまく音楽が関わっているという本はなかなかない。そういう意味では寺尾さんしかいないんじゃないかなと台本を読んだときに思いました」。

 寺尾自身のライブにも何度もゲスト出演するほどの仲である石倉も「寺尾聰のバンドそのものでしたよ」とそのシーンに太鼓判を押す。そして監督が観客役のエキストラに特に指示を出さなかったようだとの裏話も明かし「エキストラの人たちは幸せだったでしょうね。寺尾聰のライブをずっと観れるんですから。臨場感があって観客もだんだん乗ってくるんですよ」と注目のライブシーンについて明かした。

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