IZ*ONE出身で次世代ポップアイコンのYENA(イェナ)が、JAPAN 2nd シングル「DNA」をリリース。表題曲の「DNA」は、日本オリジナル曲で力強いロックチューン。カップリングには韓国でリリースされた「SMARTPHONE」の日本語バージョンを収録した。ジャケット写真では、これまでの“可愛らしいYENA“とは一味違ったヘアメイク・スタイリングが印象的。インタビューでは、JAPAN 2nd シングルの注目ポイントから、今後の展望やいまYENAが追求していることについて、話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】
ギャップがポイント
――JAPAN 2nd シングル「DNA」がリリースされ、イベントも沢山ありましたがいかがでした?
韓国の活動が終わってから、すぐに日本に来ました。ファンの皆さんと一緒に楽しめる時間が沢山あって嬉しかったです。
――滞在中で印象的だったことは?
「DNA」のイベントがあったのですが、ファンの皆さんの声がとても印象的でした。それは「DNA」のサビの部分なのですが、もともと作られていたわけではなく、ファンの皆さんが考えて作ってくれました。一緒に歌ったりしてすごく心地よかったです。
――ちゃんみなさんとご一緒できたみたいですね。
はい! 「SMILEY-Japanese Ver.」のミュージックビデオで共演は叶わなかったのですが、1月に『NEW YEAR PARTY』を開催して、そこでご一緒できたので、すごく嬉しかったです。私はフィーチャリングできただけでもとてもハッピーだったのですが、『NEW YEAR PARTY』で同じステージに立てて、さらに幸せでしたし、ステージが終わってから一緒にお食事にも行きました。
――何を食べられたんですか。
焼肉をたくさん食べました。今まで食べたお肉の中で一番美味しかったです!
――さて、「DNA」はロックチューンですが、曲を聴いてどんなことを感じましたか。
私はアニメがすごく好きなので、チャンスがあったらアニメのオリジナルサウンドトラックに入っているような曲をやってみたいと思っていました。「DNA」を最初に聴いたときに「これだ!」と思い、自分がやりたいことを表現した1曲でした。
――「DNA」のレコーディングはいかがでした?
ギャップがポイントでした。曲調はロックなんですけど、歌詞はすごくかわいい感じがあります。そのギャップを表現するのがレコーディングでは少し難しかったです。それは、カッコいい感じに寄せた方がいいのか、もしくはかわいい感じをフィーチャーした方が良いのか悩みました。曲の雰囲気はすごく大切なので、一番はカッコよさを意識して、歌詞のかわいさを混ぜる感じにしました。
――歌詞はYENAさんのことを表現されているなと思いました。
そうなんです。とても私らしさが出ている歌詞だと思いました。特に<誰もの心の中に眠る愛>という歌詞はアニメの主人公になっているかのような感じで、お気に入りのフレーズです。
――「DNA」のミュージックビデオ(MV)の撮影はいかがでした?
コンセプトがロックだったことも初めてで、バンドを入れて撮影したのも初めてでした。ロックなイメージのYENAを見せられるか少し不安もありましたが、すばらしい演奏をしてくれるバンドがいてくれたので、ライブをしているみたいでとても楽しかったですし、ロックなYENAを見せられたと思います。
――YENAさんMVではギターを持ってパフォーマンスされていましたけど、ギター弾けるんですね!
弾けないのですが、弾けるように頑張りました。撮影まで2日間しかなかったのですが、私は、「瞬間記憶」が得意なので、コードを覚えて撮影に臨みましたが、撮影が終わってすぐコードを忘れてしまいました(笑)。でも、また2日間お時間をもらえれば弾けるようになると思います。
――瞬間記憶すごいですね! さて、歌詞に<でも君に出会えた瞬間の chemistryが>とありますが、YENAさんが活動されているなかでケミストリーを感じた瞬間は?
たくさんあります。それこそチグミ(ファンの呼称)とはいつもケミストリーが起きていると感じています。先ほどもお話しに出たイベントでのチグミたちの応援の声は本当にすごかったですし、それが私のエネルギーになりました。
――YENAさんはライブとかイベントで緊張はされますか。
新曲を初めて披露するときはとても緊張します。また、日本語がまだまだなので日本語の歌詞の曲を歌うとき、MCをするときも緊張します。
――日本語、上手だと思います。
ありがとうございます。いま日本に1週間ほどいるのですが、自分でも以前より日本語が上手くなってきたと感じています。私は正直勉強は得意ではないのですが、覚えるセンスがあるのか、早く覚えられるんです(笑)。
――ところで緊張をすると仰っていましたが、その緊張を和らげる方法はありますか。
トイレに行きます! なぜか私にとってすごく落ち着く場所なんです(笑)。
大切なアプリはスケジュール帳
――シングルには「SMARTPHONE-Japanese Ver.-」が収録されていますが、レコーディングはいかがでした?
日本語で難しい部分がありました。それは、2番でラップパートがあるのですが、韓国語では余裕がありましたが、日本語だとフレーズも長かったのですごく難しくて。歌詞の内容は韓国語バージョンと同じなのですが、言語が変わるとこんなに難しくなるんだと実感しました。
――日本語で歌うときはいつもどのくらい練習されるんですか。
2日です! 私はそのくらいが一番集中力が高まります。さっきのギターのコードもそうでしたが、それを過ぎたらすぐ忘れてしまいます。しっかり覚えようとなると、もっと時間が必要になってきます。
――ラップそのものはどのように感じていますか。
IZ*ONEのときに、「YENAのパートはラップです」と言われたのが、ラップを意識するようになったきっかけでした。そのとき私は、「ラップはやったことがないんですけど...」と伝えたのですが、「ラップはYENAが一番似合う」と言っていだいたので、デビュー曲でラップを担当することになりました。そこでラップの魅力に気づいて、いますごく楽しいです。でも、日本語だとすごく難しいので、もっと練習が必要だなと感じています。
――楽曲タイトルにちなんで、YENAさんのなかでスマートフォンで一番重要な機能やアプリはなんですか。
スケジュール帳で、これが一番重要です。明日自分が何をするのか、スケジュール帳がないとわからないので、すごく大切なんです。マネージャーさんがいつもスケジュールを入れてくれるのですが、チグミのみんなと一緒にいられるような予定が入っているとすごく楽しみなんです。
――そんなYENAさんの今後の展望を教えてください。
まだコンサートをやっていないので、できたらいいなと思っています。そして、私は遊ぶことが大好きなので、チグミのみんなと私が好きなことを一緒にやってみたいです。たとえばゲームとか、外だったらユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ったり、最近の私は釣りに興味があるので、釣りにも行けたらいいなと思っています。
――釣ってみたい魚はありますか。
ヒラメのお刺身が好きなので、ヒラメと言いたいところですが、ちょっと怖いので、少しずつ釣りのレベルをアップして、最後はヒラメを釣れたらいいなと思います。
――最後にYENAさんがいま追求されていることは?
これまでの私の曲は明るいイメージのものが多かったと思うのですが、これからはもっと様々なコンセプトの楽曲をやっていきたいですし、追求していきたいと思っています。
――自分で楽曲を作ったりも?
今はまだいろいろ模索している段階ですが、いずれ挑戦してみたいです!
(おわり)