インフルエンサー、タレントとして活躍する“みとゆな”が、現在放送中の日本テレビZドラマ『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』で鍋島聖衣良を好演中だ。みとゆなは、ABEMAで放送されている恋愛リアリティショー番組への出演をきっかけに注目を集め、今年の流行予想ランキングではタレント部門1位、TikToker部門3位を得るなど、今最も注目を集めるZ世代の代表格。そんな彼女が、本作で地上波連続ドラマ初出演を果たした。同作は、土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』の隣クラスで繰り広げられる物語。演じる聖衣良は、余命1年と宣告された主人公・伴ひかりの生き方に魅かれ成長していくクラスメイトの一人。SNSで人気を得ているインフルエンサーとしての顔を持つ役どころで第1話では、共にSNSをしていた栖原竜太郎(窪塚愛流)との関係性に変化が生じて涙する場面を好演し、更に『最高の教師―』の第5話にも出演を果たした。女優としての今後の活躍も期待されるが、変わらずに大切にしているのはファンへの思いだった。【取材・撮影=木村武雄】
聖衣良の良さを
――『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』への出演が決まったときは?
今回はオーディションでした。普段から緊張をしないタイプなんですけど、オーディションは記憶にないぐらい緊張しました。ドラマとは違う台本を事前に渡されて練習をしていたんですけど、その場で「この役を演じてください」と言われて台本を読みながら芝居をするという感じになってしまって。「全然だめだ…一つの経験になれば」と思っていたんですけど、聖衣良役を頂けた時は「本当ですかっ!」とすごく驚きました。後から実感が湧いてきて嬉しく感じました!
――キャストを見てどう感じましたか?
知っている方ばかりだったので「この中に私が入って大丈夫かな?」という不安がありました。
――そこからレッスンを積まれたそうですが、どう演じようとされましたか?
私と鍋島聖衣良は似ている所があって、聖衣良は高校生でSNS活動をしていて、私も高校生からやっていたので重なる所は重ねました。でも私と違う部分も活かしていかないと世の中に聖衣良は存在していると思ってもらえないので、そういう所にも気持ちを重ねるようにして聖衣良の良さを引き出せるように意識しました。
涙のシーン
――実際、現場に立っていかがでしたか?
ドラマの現場が初めてだったので何も分からなくて。でも周りの方に助けてもらいながら撮影に臨めました。
――撮影で大変だったことは?
私自身、演技はほぼ初挑戦に近くて、1話は聖衣良を深掘りする回と聞いた時に「1話で私…」と責任を感じました。連続ドラマの始まりは多く観られる機会があるので、そこで完璧なものを出せないと視聴者の方に「もういいや」と思われ、2話以降は観てもらえなくなってしまう可能性もあると思い、演技レッスンをたくさん入れてもらいました。がっちり決め込まず現場に行った時に柔軟に対応できるようにレッスンしました。
――やっぱり第1話の山は、聖衣良の涙ですね。
入りは朝早くて、キャストの皆さんが来る前に竜太郎とのシーンを組んで頂きました。役に入りやすかったですし、演じやすい環境も作って頂いたんですけど、泣きの演技は初めてでしたし、時間も限られていて、もっとできたはず…と悔しさが残ってしまって。でもとてもいい経験になりました!
――でも泣きの芝居良かったですよ。反響はいかがですか?
すごく良い反応を頂けました。私もドラマが始まる前から告知していたんですけど、想像以上に反響があって良かったです。
原動力は「みともだち」
――今後の方向性は?
ファッションモデルや最近ではバラエティ番組にも出演させて頂いています。ファンの子たちとの交流の場もありますし、女優1本に絞るということではないのですが、今後もお芝居する機会をいただけるのであれば、全力でお芝居と向き合って、取り組めたらいいなと思います。今回の役は私と似ている所がすごく多かったので、次は私と性格が違う役に挑戦できたらまた違う学びがあるかなと思っています。
――ファンの方と寄り添っている印象がありますが、高校卒業してから向き合い方に変化は?
私が今こうして活動できているのはファンの子たち(通称:みともだち)のお陰。ファンの子たちがいなかったら何もできていなかったと思います。「ドラマに出たら遠い存在になっちゃったね」と思われるかもしれないんですけど、それは逆で、もっともっといろんな所に出させて頂けたらその分、目に触れる機会が増えるということなので、より近くに感じて頂けると思います。
――「みとゆなポーズ」がファンの絆の証でもある?
はい!みとゆなポーズでプリクラとかを撮ってくれると「ありがとう」とか反応しやすくなりますし、インスタのストーリーに引用して載せたり、みとゆなポーズがあって本当に良かったです!
――今年の活躍が期待されて、そして今回若手注目株が揃うZドラマに出演されて、期待も大きいと思います。
いろんなお仕事をさせて頂き、高校時代では経験できなかったことが今、多く経験できる機会が頂けていますし、今後も増えていくといいなと思います。もっといろんな事に挑戦していきたいです。でもそれはやっぱりファンの子たちがいなかったら成立していないので、交流の機会を減らしたくはないと思っています。この距離感を保ちつついろんな場面で活躍している姿をファンの子たちにお見せできたらと思います!
――やっぱりモチベーションはみともだち?
そうです!こうして取材して頂けることもそうですが、記事などを見て「見たよ!」と報告してくれるのがすごく楽しみなんです。それを原動力にこれからも頑張っていきたいです!
(おわり)