©AKB48

 AKB48が29日、神奈川県ぴあアリーナMMで、AKB48の2023年初となるコンサート『AKB48 春コンサート2023 〜好きだ!と叫ぼう〜』を開催。先日お披露目したばかりの18期研究生のコンサートデビューや、現行のチーム制・キャプテン制を休止し、正規メンバーと研究生の新体制に移行することを発表した。

 大声援が鳴り響く中、選抜メンバー16人が『大声ダイヤモンド』をパフォーマンス。『フライングゲット』『ポニーテールとシュシュ』『久しぶりのリップグロス』などアップテンポなナンバー6曲を続けて披露し、オープニングから早くも会場は熱気に満ち溢れた。

 冒頭のMCでは、向井地美音が「AKB48としては3年ぶりの声出し解禁コンサート、みなさん盛り上がってますか〜!?」とファンを煽り、本田は「こうして大きな会場でみなさんから声援をいただくことができて本当に嬉しいです!」と喜びを語った。

 終盤には『元カレです』『Everyday、カチューシャ』など6曲を立て続けにパフォーマンスし、最後は18期研究生も含めた総勢79人で『根も葉も Rumor』を披露。全32曲の本編をあっという間に駆け抜けた。

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 アンコールが開けると、新曲『どうしても君が好きだ』をフルサイズでコンサート初披露。選抜メンバー16人が一糸乱れぬダンスを披露し、さらに61stシングル収録のUniverse Girls楽曲『Da Re Da』を初披露。『10 年桜』ではすべてを出しきる全力パフォーマンスを届け、会場を一つにした。

 柏木由紀は「やっぱりみなさんの声があってのコンサートだなと思ったし、みなさんの声援をステージの上で聞いて、“あ、この一瞬のためにAKB48やってるな”と思うくらい、こんなに温かくて優しくて熱いみなさんがいてくれたことが良かったなと改めて思いました。本当にありがとうございました!」と喜びを噛みしめながら感謝を伝えた。

 この後、発表が続いた。AKB48劇場公演の出演人数を、今年の秋から16人に戻すことが発表され、現行のチーム制・キャプテン制を休止して正規メンバーと研究生の新体制に移行。さらにチーム制休止に伴い2023年8月4日〜6日に KT Zepp Yokohamaで現チームファイナルコンサートを開催することが発表された。

 メンバー・ファンから「えー!」「どういうこと!?」と驚きの声があがり、チームKキャプテンの田口愛佳など涙を流すメンバーの姿も。会場全体が騒然となった。

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 向井地美音は「私もキャプテンとしてやらせてもらってますし、まなか(田口)、なるちゃん(倉野尾成美)、なーみん(浅井七海)が一生懸命引っ張ってきてくれて、やっと初日(公演)から1年が経ってチームがまとまり出して、各チームの色が出てきたタイミングで…今のチームが好きだと言ってくださるファンの方も増えてきたという実感があるので、休止というのはすごく…寂しいとしか言いようがないんですけれども…」と戸惑いを隠せない様子で言葉を紡ぎながらも「チームごとの絆はこの1年ですごく深められたと思うので、これからはみんなが一致団結してAKB48全体を盛り上げるタイミングなんじゃないかなと思います。あと3カ月くらいですが、今のチームでできる限り精一杯想い出をつくって最後締めくくれたらいいなと思います!まあ、休止なので!解散とは言われてないので…!いつかまた集まる可能性もあるので、ぜひこれからも AKB48の応援をよろしくお願いします!」と決意を語った。

 最後は全員で『オネストマン』を披露。この日1番の歓声に包まれ、最高の盛り上がりを迎えたままコンサートは幕を閉じた。

 なお、チーム制・キャプテン制の休止に伴い、今後の劇場公演は同世代や同期の組み合わせなど、多様な編成にリニューアルしていく予定という。

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