MISIA、25年の軌跡を⼀気に体感　デビュー25周年全国アリーナツアーを完走

　MISIAが、デビュー25周年記念として開催していた全国アリーナツアー「Yakult presents 25th Anniversary MISIA THE GREAT HOPE」が、東京・有明アリーナでファイナルを迎えた。

　今ツアーは、昨年10月から約5カ月間にわたり開催され、9都市全23公演で20万人を動員したツアーで、バンドやミュージシャンが総勢25名、そしてダンサーは世界的ダンサーの辻本智彦と菅原小春を含む総勢22名が参加。1/25（水）に発売されたベストアルバム『MISIA THE GREAT HOPE BEST』を引っ提げ、デビュー曲の「つつみ込むように…」から、昨年の「NHK紅白歌合戦」でも披露され話題となった最新曲「希望のうた」まで、 MISIAの25年の軌跡が⼀気に体感できる、いわば伝説級のライヴツアーだ。

　ツアーファイナルを迎えた東京・有明アリーナでもMISIAは渾身のパフォーマンスを惜しむことなく披露。「INTO THE LIGHT」「忘れない日々」「THE GLORY DAY」などといった往年のヒット曲が連なるハウスメドレーで会場を大いに沸かせたのち、東京ディズニーシー©の「ビリーヴ！〜シー・オブ・ドリームス〜」のテーマ曲である「君の願いが世界を輝かす」や、「逢いたくていま」「Everything」などの代表バラードソングなど、新旧交えた名曲の数々を観客はペンライトを握りしめながら息を呑むような様子で聞き入っていた。

　「私がこの25年の中で⼀番うれしかったのは、⾳楽を通して多くの皆さんと喜びや悲しみを共有できたこと。私たちのこの⾳楽で皆さんが少しでも元気になっていたら、明⽇への⼒を感じてくれていたなら、こんなにうれしいことはありません。」と語っていたMISIA。

　ライヴ後半で「希望のうた」を披露する際には、涙ながらに平和への想いを語る一幕も。「明日へ」「MAWARE MAWARE」「あなたにスマイル:)」、そしてラストには「アイノカタチ」などが披露され、コロナ渦でも絶えず音楽活動を続け、ついにコールアンドレスポンスまでもが可能となった今ツアーへの情熱が感じられる全身全霊のパフォーマンスが印象的だった。

　ライヴの終盤、改めてデビュー25周年を迎えられたことへの感謝をMISIAが述べると、客席はスタンディングオーベーションで熱い拍手をステージへと送り続けていた。

　なおこの全国ツアーの”横浜アリーナ公演”の模様が、5月4日（木）23:35からNHK総合で放送されることが決定している。