沢田研二が、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社が主催する『第77回毎日映画コンクール』で男優主演賞を受賞した。『土を喰らう十二カ月』での演技が評価された。14日に都内で行われた表彰式にビデオメッセージを寄せた。

 【動画】寄せたビデオメッセージで俳優としての想いを語る沢田研二

 表彰式への出席が叶わなかった沢田はビデオメッセージを寄せた。「賞とは縁がないと思っておりました。この歳になって賞を頂くとまだ頑張らないといけない。まだまだ頑張るつもりではいたのですが」と照れを隠すように挨拶した。

 本作の原作者・水上勉氏とは80年代に2度、場を共にすることがあったという。「縁があったのかなとこの仕事を頂いた時に思いました」。そのような思いを馳せながら臨んだ撮影。撮影前は「なんとかできそうだな」と思ったそうだが、完成したものを試写して「そうでもなかった。もっとできたはずだと思った」という。それでも「そう思えるのは、この歳にしてまだ伸びしろがあるという意味合いもあるのかな」と語り、芝居への並々ならぬ思いの一端をのぞかせた。

 そのなかでの今回の受賞。「すごい俳優さんがたくさんいる中で、僭越ですが、ありがたいです」と喜びを噛み締めた。

ビデオメッセージを寄せた沢田研二

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