T-BOLAN・森友嵐士

 T-BOLANの森友嵐士が29日、東京江戸川区の葛西臨海公園で開催された『SDGs FES in EDOGAWA』に出演。1991年のヒット曲「離したくはない」など2曲を歌った。ライブ後にはトークセッションに臨み、自然の大切さを説いた。

 森友は心因性発声障害を患った過去がある。

 森友「T-BOLANの活動の中で体を壊してリハビリを14年。過ごしたのが富士山の2合目で気圧も低い所。(心身共に)キツイ時は人の言葉がなかなか受け取れなくて、失ったものと向き合い、放したくない、取り戻したいと思う、その時間がきつくて」

 そうした中で心が解き放たれたのは自然の中。

 森友「自然の中に身を置くとで癒されて。大したことのないソファベッドで休憩するだけ。今もいい風が吹いているけど、緑が揺れ、野鳥の声が聞こえ、太陽の光が差してきて、ごく当たり前の事なのに。受け取っていることさえ感じられない深い強い癒しが自分の心をリセットしてくれてもう一度頑張ろうとさせてくれた。向き合えたのは自然の中にいれたことだった」

 そのうえで、自然の大事さを説く。

 「僕らも自然の一部。人間が作り出しているものは何もない。太陽も、そして食べ物も土と水、栄養素は葉っぱが落ちた腐葉土。全部地球からもらっている。人は地球のなかの一部、循環している。こうしたことは、リハビリのなかで考えたことではなく感じたものだった。時には脅威も振るうし、でも恵みでもあって。自然と人間が付き合っていくことが僕らの未来、子供たちに残していく地球に住む人としてとても大事な課題だと思っています」

 更に、天才科学者アインシュタインの言葉を引き合いに、自然との共生の鍵は「愛」であることを力説した。

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