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指原莉乃プロデュースのアイドルグループ=LOVE、≠MEに続く第3のグループとして2022年に誕生した13人組アイドル≒JOY(ニアリーイコールジョイ)の2ndソング「笑って フラジール」が配信リリースされた。7月に公開された1stソング「≒JOY」のMVは100万回再生突破するなど話題に。「笑って フラジール」は、=LOVEの12thシングル「Be Selfish」(9/28発売)Type-Dのカップリングに収録されており、不安や悩みを抱えている人たちへ送る応援ソングとなっている。インタビューでは「笑って フラジール」のMV撮影の舞台裏から、本作を通して感じたこと、それぞれの夢や目標について、市原愛弓、江角怜音、大信田美月、小澤愛実、藤沢莉子、山田杏佳、山野愛月の7人に話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】
大変だったダンスシーンの撮影
――活動が活発になってきたと思いますが、最近楽しかったことや嬉しかったことは?
江角 私は出身地である大阪に帰省した時に、愛犬と会えたのが嬉しかったです。犬にパンダの着ぐるみを被せて遊んで、実家を満喫して戻ってきました!
大信田 毎日が楽しいです。今日のお弁当が大好きなチキン南蛮で嬉しかったです!
小澤 ニアジョイ(≒JOY)メンバーと過ごしている時間がなにより嬉しいです。みんなすごく流行りに敏感なんです。私はいつもちょっと遅れているのですが、みんなのおかげで流行りを知ることができて、高校生のような気分になれて嬉しいです(笑)。
藤沢 嬉しかったのは、昨日よく眠れたことです! 寝付くまでに2時間とか3時間掛かってしまうタイプで、目を瞑ってゴロゴロしているのですが、なぜか昨日はよく眠れました。
山田 私も午後2時まで寝むれたことが嬉しかったです。これまでは、休みの日は出かけないともったいないと思ってしまうタイプで、早起きして出かけることが多かったのですが、ゆっくり寝てみました。
山野 少し高い牛肉を買って、自分で焼いて食べたことが嬉しかったです。口の中でとろけました(笑)。
――さて、最新曲「笑って フラジール」で注目してほしいポイントは?
市原 気持ちが明るくなれる曲で、歌詞も深いんです。Dメロのところにリアルな描写があって、みんなスタート地点は違うけど、限られた切符を手に頑張るぞという励まし応援ソングだと思います。特に<夢見ることは自由>という歌詞が自分と重なりました。あと、振り付けもシンプルなのでファンの皆さんも真似できると思っていて、間奏部分で皆さんと一つになれると思いました。
江角 MVがストーリー仕立てになっているところが注目ポイントです。歌っている人を囲んで、険しい道というのを表現しているところもお気に入りで、歌詞とリンクした振り付けにも注目してもらえると嬉しいです。
大信田 このMVのストーリーが、空手をやっている怜音が全国大会に出場が決まって、みんなで応援に行く予定だったのが、コロナ禍で応援ツアーが中止になってしまい、リモートで応援することになるというものなんです。でも、こういった状況の方は世界中に沢山いるなと思いました。なので、特に同じような境遇の方にも共感してもらえると思います。
――江角さん、空手のシーンはいかがでした?
江角 もともと空手をやっていました。今は大阪に帰った時に道場に顔を出すくらいなんですけど、撮影で久しぶりに空手をやったらどんどん入り込んでしまいました。空手をやると私は集中できるので、他のことを考えることができないくらい入り込めます。
――江角さんの空手をやっている姿はいかがでした?
大信田 いつもとは違う怜音を見れました。空手をやっている時の眼差しがとてもカッコ良くて、私の父も「怜音、カッコいいな」とすごく褒めていました。
小澤 怜音はムードメーカーで、よく笑っている印象なので、空手をやっているイメージは普段ないんです。空手がすごいというのは知っていたんですけど、やっているところは見たことがなかったので、今回MVで初めて見て、いつもの怜音とは違う「こんな面もあるんだ」と発見がありました。
――では、小澤さんの注目ポイントは?
小澤 MVのダンスシーンは学校の校庭で撮影したんですけど、強風の中で頑張りました。砂埃にも負けずみんなで頑張って踊ったので、ぜひ観ていただきたいです。<夢見てられる環境なんて 平等じゃない>という歌詞に共感しました。今の環境に感謝がありますし、そこは自分と照らし合わせて歌いました。そして、前作「≒JOY」よりも悩んでいる方に寄り添った楽曲になっていると思うので、ライブでもその気持ちをしっかり届けられたらいいなと思っています。
藤沢 皆さんに共感してもらえる楽曲だと思いますし、聴いた方の解釈次第で色んな思いが生まれる曲だと思いました。MVではコロナ禍の状況を感じさせるものが出てくるんですけど、何年後かにこのMVを見たときに、辛かった時のことを再確認できるものになっているなと感じました。
そして、私が印象的だったシーンは、怜音が空手の全国大会に出場できるとなった時に、みんなすごく喜ぶんですけど、応援に行けないことがわかった時の悲しい表情は演技ではなく、みんなの素が出ていると感じて印象的でした。
――藤沢さんもコロナ禍で悔しい思いをされて。
藤沢 私も高校2年生、3年生の時は学校のイベントが何もできなかったんです。もちろん修学旅行にも行けませんでした。この曲を聴いて、その時のことを思い出しました。でも、私は1年生の頃は学校行事もできていたのですが、学校生活をずっとマスクで過ごしている子もいると思うので、そういう子たちの思いも背負って、この「笑って フラジール」を歌っていけたらと思っています。
山田 MVでニアジョイメンバーが廊下で怜音を囲むシーンは、普段の私たちがドラマになっているなと感じました。そのシーンの撮影は特に楽しかったのを覚えています。ファンの皆さんにも普段のニアジョイを感じてもらえたら嬉しいです。あと、サビの振りが皆さんと一緒に楽しめるような振り付けになっています。私たちのロゴのティアラを手でシンプルに表現したものなのですが、ぜひライブではマネしてもらえたら嬉しいです。まだコロナ禍なのでライブは声も出せない状況が続いていますが、新型コロナが収束したらみんなで「Let's JOY!」など掛け声も一緒にやりたいです。
山野 初めて聴いた時から勇気がもらえる曲だなと感じました。みんなも話してくれましたけど、皆さんと一緒に出来る振り付けになっているので、早くライブで一緒にやりたいです。ダンスシーンでは風がすごく強くて、髪が乱れながらの撮影だったのですが、完成した映像を観て、それも味が出て良かったと思いました。そして、みんなで横一列に並ぶシーンもお気に入りなので、ぜひ観てもらえると嬉しいです。
――ダンスシーンは相当大変だったみたいですね、
藤沢 ダンスシーンは砂埃で髪の毛も櫛が通らないくらいゴワゴワになってしまいました。靴も汚れてしまったんですけど、カットのたびにスタッフさんが靴を磨いてくれて、何とか乗り切りました。本当にスタッフさんに感謝です。
ニアジョイのことを知っていただけるように
――皆さんの夢や目標は?
市原 デビューして、東京ドームのような大きなステージに立ちたいという夢があります。ニアジョイがスタートした当時、みんなとよく話していたことなんです。そのためにまずは自分の個性をしっかり磨いていきたいと思っています。
――市原さんの個性は皆さんどう感じています?
小澤 美貌です。彼女はステージに立っていてもすごく華やかなんです。自然と目で追ってしまうというのはすごく強みだと思います。あと、言葉選びとか発想がすごく面白いので、そこに惹かれる方も多いんじゃないかなと思います。
――山田さんはどんな夢をもっていますか。
山田 私もグループで大きなステージに立つことが夢です。そして、ニアジョイは個性豊かなメンバーが揃っているのですが、私はまだ自信を持って出せる特技や個性がないので、今年中に見つけられたらと思っています。
山野 大きなステージに立ちたいというのはもちろんなのですが、全国ツアーもやってみたいという夢があります。私の出身が大阪なので、そこでライブをやってみたいです。
――江角さんの夢は?
江角 まずは有名になることです! 昔からその気持ちはあったのですが、より強くなりました。まず友達にアイドルをやっていることを知ってもらえるところから始めたいです。
――お友達は、江角さんがニアジョイメンバーというのを知らない?
江角 教えていないんです(笑)。なので、アイドルに詳しくない方にも、私たちを知ってもらえるようになるのが目標です。
藤沢 私も≒JOYを知らない人がいないくらい有名にしたいです! それを達成するにはライブを頑張っていくしかないと思っています。一つひとつのステージに爪痕を残していかなければと思っています。
――大信田さんはいかがですか。
大信田 叶えたい目標はデビューするということです。そして、「ライブといえばこの場所」という会場で、お客さんをいっぱいにしてパフォーマンスしてみたいです。
――夏は『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』にも出演されていましたが、手応えは?
大信田 新人の私たちにお客さんがすごく集まってくれたことが本当に嬉しかったです。こんなにも多くの人が私たちのパフォーマンスを観たい、と集まってくださって感動しました。今年、フェスに出させていただく機会が沢山あったのですが、一つ前のステージから何も変わっていないと皆さんから思われないように、立ち位置を修正したり、みんなと話し合いを重ねていました。毎回成長したニアジョイを見せられるようにしていたので、ここからもそういう気持ちで活動して夢を実現していきたいです。
――小澤さんの夢は?
小澤 沢山あるんですけど、ニアジョイでCDを出したいです。今はイコラブ(=LOVE)さん、ノイミー(≠ME)さん、先輩方のお力をすごくお借りしているので、自分たちの力で前に進んで行けるようにならないといけないと思っています。そして、日本武道館や横浜アリーナのステージにも自信を持って立てたらと思っています。沢山のアイドルさんもライブをしていて、今度は自分がその場所に立つ側になりたいです。
――最後に活動への意気込みをお願いします!
江角 こういった取材などでみんなが思っていることが、少しずつわかってきて自分たちも興味深いです。ここからもっとニアジョイのことを、皆さんにも知っていただけるように頑張っていきたいと思っていますので、応援していただけたら嬉しいです!
(おわり)
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