『テッパチ!』最終回、佐野勇斗が挫折から復活 バディ町田啓太の呼びかけ
町田啓太が主演、佐野勇斗ら共演するフジテレビ水10ドラマ『テッパチ!』の最終回となる第11話が14日、放送され、自衛隊から離れようとしていた馬場(佐野勇斗)が宙(町田啓太)ら大木班のもとに戻ってきました。※ネタバレあり。
先週第10話で馬場は夢である音楽隊に入れるオーディションを受けるというチャンスを掴んだが、一本の電話によってオーディションを受けないという方向に向かってしまった。
ふと我に返った馬場は応援してくれていた仲間や上司、家族の顔を思い出し、裏切ってしまった後悔で、自殺未遂をしてしまった。
処置が早かったおかげで一命を取り留めたが、応援してくれていたみんなのもとには戻れないと冬美に「退職願」を送ったのだった。
第11話では馬場から「退職願」が届く前に冬美は「病気休暇」ということにし、まだ退職願を受理していなかった。
冬美は馬場に何ができるのか悩んでいた。
馬場についてショックを受けていた宙は八女から、馬場の退職願がまだ受理されていないことを告げられる。
続けて八女は、馬場にしてやれることは何もないが最後まで信じてやることはできる、と告げる。
「それがバディってもんだろ。だから先ずはお前がしっかりしろ」
八女は、そう宙に語りかけた。
それから数日後、大木班は、出動要請を受け、大雨の影響で発生した土砂災害の現場に向かった。土砂崩れ現場の作業終盤、土砂崩れで家族が生き埋めになっている可能性が出てきた。
生き埋め事故は発生から72時間が勝負。それを超えると生存率が急激に低下するという。
土砂災害の様子はニュースにも取り上げられ、そのニュースで馬場は家で宙たちが災害作業をしているのを知ったのだった。
スマホを見ると宙から一本の留守電が入っていた。
「俺は、お前を待ってる、お前から逃げない。お前のバディだから」という言葉だった。そんな宙の言葉に馬場の目には涙が。
72時間まで残りわずかの中、神宮寺副連隊長から冬美のもとに3日目の捜索は終了と連絡がくる。どうしても助けたいという思いが強い宙は、冬美を説得し、捜索活動を継続することに漕ぎつけた。だが、日が暮れて周りが暗くなっていく中、状況は変わらずのまま。
班員全員、諦めず捜索を続けていく中、疲労が蓄積していた。
そんな中、遠くから走ってくる足音が。
戦闘服を着た馬場だった。
第一声、「馬場良成、ただいま戻りました!」という声。
宙や八女からの心温まる励ましに馬場は心を動かされ、自衛官としての責任を果たすために戻ってきたのだった。
それからは馬場も一緒に救助活動に加わり、必死の救助活動を行った結果、家族は無事救助され、一命を取り留め、無事土砂災害の救助活動を終えた馬場たちだった。
一度諦めかけた音楽隊だったが、大木班やオリンピック候補選手だった芝山などが前に進もうとしているのを見て、馬場は諦めず再出発することを決意し、宙に宣言をしたのだった。