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 二宮和也が主演を務める映画『TANG タング』(8月11日公開)が北米最大のカナダ『ファンタジア国際映画祭』へ出品されることが決まった。

 原作はベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、イギリスのハートウォーミング小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」。日本国内でもシリーズ累計発行部数38万部を超えるベストセラーで、根強い人気を誇っている。

 「嵐」の活動休止以降、初の主演映画となる本作で二宮は、妻に捨てられ、人生に迷うダメ男・春日井健を演じる。二宮の今回の共演相手はまさかの、記憶を無くした迷子のへっぽこロボット。自分の事を“タング”と名乗るそのロボットを、最新型ロボットと交換するために旅に出る。

 その作品が、現地時間14日から8月3日までカナダ・モントリオールで行われるファンタジア国際映画祭に出品されることが決定した。現地時間24日にアジア映画セクションで上映される。

 1996年に始まり、今回で26回目の開催となるファンタジア国際映画祭は、ジャンル映画祭では北米最大、そしてファンタ系映画祭の中では最大規模として、アジアやヨーロッパ、北米の作品を中心に約400作品を上映する世界でも注目される映画祭の一つ。

 第26回となる今回は大ヒット中の映画『シン・ウルトラマン』の出品も先日、発表となり、日本でも盛り上がりが期待される映画祭だ。

 同映画祭のアジアプログラムディレクターは「この映画がとても面白くて優しく、心温まる“フィールグッド”ムービーだからです」と、『TANG タング』を選定した理由を語っている。

 さらに「この二年間で世界で起きているさまざまな出来事を考えると、人々はこのような映画を必要としていると強く感じました。また、日本映画ではあまり見たことのない斬新な映像も印象的でした。二宮和也さんの演技は素晴らしく、世界中の観客を魅了することでしょう」と期待を寄せている。

 最後には「限りなく愛くるしいTANGというキャラクターは、ベイビーヨーダ以来、最も可愛いキャラクターだと思いました!」と、本作の主人公の一人でもあるタングについてもコメント。

 本作のメガホンを取った三木孝浩監督は今回の出品に際し、「劇中の健とタングと同じように、作品そのものが海を越え旅をしていろんな人と触れ合っていく事が本当に嬉しく胸が高鳴ります!海外の皆さんにもこの二人の冒険を一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです」と喜びをコメントしている。

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