DeNeel、2ndミニアルバム『SYMBOL』で提示するバンドの未来
DeNeel
OSAKA REVIVAL POPを掲げる4人組新鋭バンドDeNeel(デニール)が4月20日、2nd Mini Album『SYMBOL』(シンボル)をリリース。DeNeel(デニール)は、2017年大阪で結成され、メンバーは日野ユウキ(Dr.)、浦野リョウヤ(Gt.)、中野エイト(Vo.)、龍野リョウ(Ba.)の4人組ロックバンド。“OSAKA REVIVAL POP”とは日本の歌謡曲要素などどこか懐かしいサウンドを含みつつも、DeNeelらしいモダンなサウンドにアップデートさせたネオ歌謡曲感のある独自の音楽ジャンル。2020年10月には初となる全国流通盤1st mini Album『MASK』をリリースした。『MASK』から約 1 年半ぶりとなる 今作『SYMBOL』はバンドの向かうべき方向が固まり始めた今、自分達の覚悟を改めて立ち戻って考えれる作品を出したい、そんな意味合いを込めてSYMBOL(象徴)と名付けた。MusicVoiceではメールインタビューを実施。『SYMBOL』の制作背景や、それぞれが影響を受けたアーティストについて、など回答してもらった。
ほのぼのした良いやつらが揃った
――バンド結成の経緯はどんなものでしたか。結成当時印象的だったことなどあればお聞かせください。
中野エイト 龍野とは前身バンドから一緒にやっていたのですが、新しいバンドを組もうとなったときに龍野が連れてきてくれたメンバーが浦野とDr.日野でした。「ほのぼのした良いやつらが揃ったな」という印象でした。
――バンド名はどんな意味や想いが込められていますか。
日野ユウキ とにかく頭に残りやく覚えてもらいやすい単語を皆で考えて、DeNeelになりました! 皆でいくつも単語を出し合ったり、どこを大文字にするのとかは悩みました。
――バンドの武器はそれぞれどのように感じていますか。
龍野リョウ 聴いたことあるようで新鮮なロックサウンド。
浦野リョウヤ 重すぎず、軽すぎず。
日野ユウキ リズム重視でノリながら聴ける。
中野エイト ライブ力ですね! 初見でも充分に楽しめると思います。
――タイトル「SYMBOL」に込めた想いや意図は?
中野エイト これからのDeNeelを引っ張っていってくれること間違いない曲が詰まっているので、期待を込めてSYMBOL(象徴)とつけました。
――「SYMBOL」でそれぞれのお気に入り曲を理由と共に教えて下さい。
浦野リョウヤ 「サヨナラ」です。今までにないタイプの曲で新鮮ですね。あと、僕の趣味です。
日野ユウキ 「黒く、彗星」です! とても暗いイメージなんですけど、クセになって何回も聴いちゃいます。
龍野リョウ 「煙」ですね。デモを聴いた時点でビビッと来ました。後ろで鳴っているオルガンが好きです。
中野エイト 「黒く、彗星」です。歌詞がお気に入りです。おそらく自分の体験と完全に同じことが起こった人はいないと思ってるのですが、なぜか同じ気持ちになるなぁ、伝わるなぁ、という手応えを感じているからです。感情移入ができる曲だと思っています。
――「SYMBOL」収録曲で特にこだわったところ、新しい試みなどあれば、教えて下さい。
中野エイト 今までにない曲調やこれまでのDeNeelらしさをブラッシュアップした曲が詰まってます。
――レコーディングで印象的だったことは?
浦野リョウヤ 難しいフレーズもあって苦戦しました(笑)。
龍野リョウ レコーディングの数日前に使用予定だったベースが故障しました。
日野ユウキ 今まではベースと同じ部屋でレコーディングしていたんですけど、今回は別の部屋で一緒に録ったのが新鮮でした! 少し寂しさがあったのですが、音に集中できて結構良かったですね。
中野エイト 気持ちを込めて歌ってるので最中はかなり気持ち的に沈んだことが多いですが、取り終わるたびにエンジニアさんたちから「いいねぇ!」と言っていただけて、急に笑顔な現場になるという謎な空気感がとても楽しかったことを覚えています。
想像もつかないような景色をみんなで見に行きたい
――メンバーのここがすごい! と思うところは?
龍野リョウ 日野ユウキくんはとにかく良いヤツです。3点(ハイハット、スネア、バスドラム)のリズムが気持ちよくて毎度乗らせてもらってます。メガネキャラ被り。
浦野リョウヤ 中野エイトの大黒柱感、、ですかね(笑)。行動力もあり僕たちを引っ張ってくれています。頼りしてます!
日野ユウキ リョウヤのインドア具合ですね! いつも家から出ずに曲を作ってくれているのですが、 僕が「外に出たくならないの?」と聞いても、「出たくならない」と答えるので、「すげ〜っ」てなります。僕は休みの日は温泉に行ったりリフレッシュしたいので(笑)。
中野エイト 全員ストイックなところですね。ここまで音楽、楽器に真剣に向き合える人たちが身近にいることがとても誇りに思います。
――皆さんプロフィールには好きなアーティストがそれぞれ挙げられていますが、その方々からどんな影響を受けていますか。
龍野リョウ 【藤井風】「何なんw」から入り、「HELP EVER HURT NEVER」でどっぷりハマりました。歌詞や歌い方に藤井風さんの人柄が垣間見えるところにキュンキュンします。
浦野リョウヤ 【布袋寅泰】全てから影響受けてると思います。カッティングが多いのもそれですね(笑)。初めて買った教則本にBOφWYの「Marionette -マリオネット-」が載っていて、それをコピーしたのがきっかけでした。
日野ユウキ 【King Gnu】勢喜遊(Dr)さんのライブアレンジがいつも違ってて、DeNeelでもそう出来たらなぁと思うようになりました...! 初めて「Vinyl」を聴いた時に衝撃的でそこからずっと好きですね。
中野エイト 【aiko】表現力ですね。自分がボーカルとしてやっていこうと思ったきっかけです。歌だけでも人を魅了してしまう力を持っていると強く感じて憧れました。
――皆さんが音楽、バンドをやり続けることが出来る原動力はなんですか。
中野エイト バンドメンバーと支えてくれる仲間の存在です。
龍野リョウ 浦野くんがカッコイイ曲を書き続けてくれるから。
日野ユウキ 「売れたい!」と思った時にDeNeelだから続けられています。
浦野リョウヤ やっぱり音楽好きだからですね。
――DeNeelの今後の展望、意気込みなどお聞かせください。
日野ユウキ 『Mステ』に出演してお茶の間に届けたいです。
龍野リョウ パッツパツのワンマンライブ!
浦野リョウヤ 大きいフェスに出演!
中野エイト 着実にバンドについてきてくれる仲間を増やして、今では想像もつかないような景色をみんなで見に行きたいです。
(おわり)