『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に続く、マーベル・スタジオ劇場公開最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が5月4日に公開される。本作の主人公は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を通してこれまで数々の死闘を乗り越えてきた上から目線の最強魔術師ドクター・ストレンジ。彼の周りには、真面目で腕利きの魔術師・ウォン、優しく、お人好しな元恋人のクリスティーンなどが存在する。本作の再登場が決まっている彼らの新たな活躍へ期待が高まっている中、ストレンジの過去作と共におさらいしていく。

 『ドクター・ストレンジ』で初登場して以来、「アベンジャーズ」シリーズを中心に登場してきたストレンジの盟友ウォン。ストレンジが事故で負った怪我を治すために“カマー・タージ”を訪れた際には、すでに魔術師として見習い魔術師たちを指導していた。真面目すぎるウォンは、初めてストレンジに会った際に、ストレンジお決まりのジョークをことごとく受け流しその堅物っぷりを披露しているが、1人で書庫の番人をしている時には、世界的歌姫ビヨンセの曲を聴いているといった可愛らしい一面も描かれている。

 演じたベネディクト・ウォンは「ウォンは見習い達のトレーニングや、書庫の番人など、重要な役割を担っている。とても誠実で、賢くて、その上ストイックなんだ。色んな事にずっと目を光らせ続けているよ」と、ウォンの真っすぐな性格を解説していた。ルールに厳しいウォンだがストレンジにはどこかあまく、記憶に新しい『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、スパイダーマンことピーター・パーカーを助けるために“禁断の呪文”を使おうとするストレンジに「俺は関係ない、勝手にしろ」と、投げやりになりつつも許してしまう場面も。

 そんな「ノー・ウェイ・ホーム」に続く、MCU最新作の本作でも、ウォンの活躍へ期待が高まっている。予告編では、ボロボロになりながらも敵と対峙するシーンや、ストレンジの名前を叫んでいる様子などが垣間見え、ストレンジと共に新たな脅威に立ち向かっていることがわかる。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』:場面写真:『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ディズニープラスで独占配信中
(C)2022 Marvel

 そして、ストレンジの心の支えであり元恋人のクリスティーンも再登場。『ドクター・ストレンジ』では、腕に怪我を負い人生のどん底を味わうストレンジを傍でサポートしていた。彼の自分勝手な態度に我慢ができず離れていった後も、なんだかんだ戦闘で怪我をしたストレンジを助けるなど、優しく、お人好しな性格が描かれている。

 彼女を演じた、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』のレイチェル・マクアダムスは以前、「ストレンジとクリスティーンの関係はかなり感動的なの。最初は同僚として、からかい合ったりする気楽な仲だった。でも、彼の人生が壊れていくにつれて2人は離れ始めるの。でも結局お互いに歩み寄るわ。それは、常に2人はチームであり、目指しているものが一致しているからなのよ」と、2人の関係性を説明していた。

 そして、本作の予告編では、ウエディングドレスに身を包むクリスティーンが垣間見え、ついに幸せを掴んだかとおもいきや、“マルチバース”を思わせる扉の先でストレンジと肩を並べている様子なども描かれており、今回も謎が謎を呼ぶ混沌とした戦いに巻き込まれていく展開が予想される。

 ストレンジを演じたベネディクト・カンバーバッチは、周りのキャラクターがついついサポートしてしまうストレンジのキャラクター性について「彼は嫌われるほど横柄なんだけど、なぜかみんな彼のことを嫌いになり切れないんだ。それは彼に人を惹きつける魅力があるからだよ。他の人々や大切な場所を守る責任を負うにつれて、周りとの関係性はより深くなるんだ」と明かしている。

『ドクター・ストレンジ』:クリスティーン:『ドクター・ストレンジ』ディズニープラスで独占配信中
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『ドクター・ストレンジ』:ウォン:『ドクター・ストレンジ』ディズニープラスで独占配信中
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