『サヨウナラのその前に』迎えた地球滅亡の日、“宙”奥平大兼は…(ネタバレ含みます)
奥平大兼が、火曜日の主人公・椿木宙を演じた、日本テレビ系情報番組『ZIP!」内の朝ドラマ『サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days』が31日、最終回を迎えた。地球滅亡までの31日の物語。宙らはこの日をどう迎えたのか。※ネタバレを含みます。
3月31日(木)午後7時51分、隕石が地球に衝突するとされていたその日、いつもの丘で宙(奥平大兼)と未希(南沙良)が再会する。
「これでサヨウナラかもしれないから、その前に『したいこと』があるんだ」と切り出す未希。
いつも通りじゃない変な空気に耐えきれず未希が笑い出したことをきっかけにいつもの2人に戻るが、「なぜ連絡を返さないのか」という未希の問いに対して宙は「邪魔したくないと思って。今日くらいは俺のことなんか忘れて自分の幸せのことだけ考えてほしいなって」と答える。宙は“いい奴すぎる“未希や拓馬、岳に対して“最後くらいは俺のことを気にせずに自分たちだけの幸せを考えてほしい“と思っていた。
自ら1人になろうとする宙に対して、未希は「アンタは逃げている。こんな世界で、暗いところばっかり探してたら、そりゃそんなところばっかりだよ。いいやつすぎる?最高じゃん。そんなやつばっかの世界でいいじゃん。そう信じたっていいじゃん。アンタだけに見えてた素敵なモノはちゃんとアンタのものなんだよ」と想いをぶつける。
隕石を目の前にはじまった説教に宙は焦るが、未希の勢いは止まらない。
「アンタが最後の最後にいつものバカみたいな笑顔ができない世界じゃ、私は死んでも死にきれない」と。未希の言葉を一心に受け止めるものの、親に捨てられたことで、大事な人のありがたさよりも失う恐怖が大きい宙は、それでも受け止めきれず未希に問う。
「自分を信じるって、どうやるんだっけ?」
そんな宙に対して未希は、宙が前に未希に伝えた『おまえがどんなに世界を否定し続けても、俺はおまえを肯定し続ける』という言葉に答えるように 12 年間の想いを告白する。
「世界中が例え君を愛さなくったって、私はずっと、世界で一番君を愛している。約束する。好きだよ、宙」
見つめ合う宙と未希の顔に真っ白な閃光が。開が数式を解き、隕石衝突を回避したのだ。
12年分の思いの詰まった告白を宙は、爆発した隕石が花火のように煌めくなか、未希に答える。
「地球のこととか、もう頭に入ってこない。
未希が隣に居るってどうでもいい『当たり前』の事が、人類史上一番幸せに感じる」
隕石衝突の回避がどうでも良くなるくらいの“愛情“をは宙知ることができた。
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