津田健次郎が語る『テルマエ・ロマエ』ルシウスの「愛されポイント」
Netflixシリーズ『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』
Netflixシリーズ『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』が28日から配信される。本作は、ローマ帝国で浴場技師として伸び悩む青年ルシウスが、なぜか古代ローマと現代日本をタイムスリップできるようになってしまい、自国の浴場=テルマエの設計に日本の入浴文化を取り入れていく奇想天外なお風呂コメディ。ヤマザキマリ氏の漫画『テルマエ・ロマエ』を原作に、書き下ろしエピソードを加え、この度“ノヴァエ(新しい)”として生まれ変わる。
本作でルシウスを演じるのは大人気声優の津田健次郎。これまで様々なクセの強いキャラクターを演じてきた津田にとって、ルシウスはこれまでのキャリアでは稀な生真面目なキャラクターとなる。原作漫画はもちろん、実写作品でも描かれてきた、誰もが知る主人公ルシウス。この度、津田がそんなルシウスの魅力を<実直さ><こだわりの強さ><すぐパニックになる>ところだと持論を語った。愛さずにはいられない魅力を遺憾なく発揮しながら、ただ真っ直ぐに極上のテルマエを設計するために突き進むルシウスの真面目が故の笑いを全世界に巻き起こす。
ローマ帝国で浴場技師として働くルシウスは、自身のテルマエ設計のアイデアが古いという理由で仕事をクビになって窮地に立たされていたが、ある日、公衆浴場の排水溝に吸い込まれ、流れ着いた先は…なんと現代日本の浴場だった。初めて見る日本の入浴文化に対して、真面目過ぎるがゆえに繰り広げられるルシウスのトンチンカンな解釈が爆笑を呼ぶ。
そんな愛さずにはいられないテルマエ一筋のルシウスを本作で演じる津田は、ルシウスが持つ魅力を自ら分析。「まずは<実直さ>。次に<こだわりの強さ>。こだわりの強さとはルシウスが持つエネルギーなのかもしれません。そして、<すぐパニックになるところ>がキュートだなと感じています。ルシウスはよく困っているので、あの困っている感じが非常にキュートで、最大の魅力かなと思っております」と魅力を挙げ、ルシウスのどんな時も変わらない<実直さ>、誰よりも風呂を愛しテルマエ設計に情熱を注ぐ<こだわりの強さ>、そして未知の出来事との遭遇に<すぐパニックになる>ところが愛すべきルシウスのキャラクターを作り上げていることを明かした。
劇中では、ローマ帝国には存在しない単なる風呂桶やフルーツ牛乳など初めて見るアイテムに真面目に考察を重ねる実直さを見せたり、見知らぬ温泉地に飛ばされても日本人の入浴文化からすべてを学び取ろうと積極的に周辺をくまなく見て回る、テルマエへのこだわりの強さを発揮したり、シャンプーハットをつけている老人のことを冠をかぶる族長と勘違いしパニックに陥ったり...と、愛すべきルシウスの姿を楽しむことが出来る。その中でも津田は特にタイムスリップするシーンがお気に入りだと明かし、「ルシウスは毎回転んだりするんですよね(笑)おっちょこちょいなんです。そこで“おっ!”と驚いて、“わ~~!”とタイムスリップしていくんです。そしてお風呂から顔を出すシーンがすごく印象的で。ドキドキしていたり、不安な顔をしていたりするので、最も「テルマエ・ロマエ」らしい、そしてルシウスらしいシーンなので、とても好きです」と、どんな時でも真面目さを崩さない愛すべきルシウスの魅力が詰まっていることを明かした。
これまで様々なクセの強いキャラクターを演じてきた津田が息を吹き込んだルシウスの新たな姿にも注目だ。『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』は3月28日からNetflixで全世界独占配信開始される。