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ボードゲーム×アイドルというコンセプトを持つグループ、1つ足りない賽は投げられた(ひとさい)が2月18日、配信シングル「ダイスロールコントロール」をリリース。2022年1月に「Re:Start」でデビューしたアイドルグループで、メンバーにはフォロワー数32万人超えのTikToker 榎本雅(みーあん)、AbemaTV『今日好きになりました卒業編』に出演しTikTokフォロワー数10万人超えの高須賀友香、所属していたグループでうまくいかず脱退してしまった冬野れい、所属していたアイドルグループがコロナの影響でLIVEが出来ないまま終わってしまった峰島紬、アイドルのオーディションに受けるが自分の納得できる結果が出せなかった望月さあやの5人組。インタビューでは、様々な境遇を持つ個性豊かなメンバーの素顔に迫った。【取材・撮影=村上順一】
アイドルを目指したきっかけ
――みなさんがアイドルを目指したきっかけは?
冬野れい アイドルがもともと好きというのもあるんですけど、良いタイミングでお誘いがあって、アイドル活動をするようになりました。そこから徐々にやりがいを感じるようになって。以前は違うグループに所属していたのですが、卒業してからまたアイドルをやりたいなと思っているところに、ひとさいのオーディションのお話をいただいて。
――ちなみにどんなアイドルが好きなんですか。
冬野れい 櫻坂46さんの小林由依さんです。憧れで、いつかお友達になれたら嬉しいです。
望月さあや 私は小学6年生の頃から10年くらいファンクラブも入っているくらいももクロさんが大好きで、アイドルというコンテンツにも興味がありました。あと、小さい時から有名になりたいという夢もあったので、上京できるきっかけが欲しくて、いろんなオーディションを受けました。その中でアイドルオーディションに受かって上京して、「アイドルって楽しいな」と思いました。
――卒業文集などで夢は人前に出るような職業を?
望月さあや はい。女優さんとか有名人みたいなことを当時から書いていました。
――夢が叶ったんですね。榎本さんは?
榎本雅 小学生の頃からふんわりと「アイドルっていいなあ」と思ってました。ずっとアイドルになる妄想もしていて、中学生ぐらいの頃に「人生は一回しかないし、死ぬまでには憧れているものをやりたい」と思いました。高校に入学してからは校則で芸能活動がダメだったので、代わりに4年間メイドカフェでバイトをしました。それで満足してしまった部分もあったんですけど、SNSで自撮りしたり、歌ったりしていたところに、ひとさいのオーディションのお話をいただいて。
――“人生一度きり”、こう思えたのには何かきっかけが?
榎本雅 特にないんですけど、今が一番ピチピチで、今日が一番若いので早く行動しないとダメだと思って。常にそう考えていて、後悔がないように毎日を過ごしています。
――高須賀さんがアイドルを目指したきっかけは?
高須賀友香 「女子高生ミスコン」に出場して、ファイナリストに選んでいただき賞をもらいました。その後、恋愛リアリティ番組「今日好きになりました卒業編」に出演させていただいて、それが終わってしまってやることがなくなってしまったんです。そのタイミングでひとさいのオーディションのお話をいただいたので、昔からアイドルをやりたいと思っていたわけではなくて…。
――アイドルをやってみようと決心をした経緯は?
高須賀友香 自分を客観視したときに、私の顔はアイドルに向いているんじゃないかなと思って(笑)。それでお引き受けしました。
望月さあや さすが!
――実際アイドルをやってみていかがですか。
高須賀友香 ダンスとかやったことがなかったので毎日練習しています。ファンの方も頑張っている私が好きだと言ってくれているんです。なので常に成長していけたらなと思っています。
――峰島さんはいかがですか。
峰島紬 高校生の頃は心がすごく弱くて、唯一私の救いだったのがアイドルで、アイドルに没頭していた高校生活を送っていました。高校を卒業するタイミングで裏方を目指そうと思い、マネージャーなどを育成する専門学校に入りました。でも、19歳になった時に10代でやり残したことはないか、と考えて出てきたのがアイドル活動でした。それでオーディションを受けて、ひとさいの前にやっていたグループに入りました。
――当時助けられたアイドルは?
峰島紬 欅坂46さんです! れいちゃんが櫻坂46さんを好きだというのを知って驚きました。
冬野れい ライブ映像、今度一緒に観ようね!
アイドルとしての心構え
――今みなさんがアイドルとして心掛けていることはありますか。
望月さあや 私はなぜももクロ(ももいろクローバーZ)さんのことをずっと好きでいられるのか、と考えたことがありました。それでわかったことが、ももクロさんはアスリートのような努力をされているんです。でも、ダンスや歌が上手いでしょという感じを見せるのではなくファンの皆さんが笑顔になれているかどうか、というのを大切にしていると私は感じ、すごく太陽のような存在だと思いました。
なので、私もファンの皆さんが落ち込んでいる時はもちろん、元気な時でも私を見てもらえたら楽しくなれる、そんな活動をしていきたいです。働いている方や学生さんも本当に毎日大変だと思います。私が頑張っていないと皆さんに元気を与えることはできないと思うので、常に自分を高める努力はしないとダメだなと思っています。
――常に頑張る姿を見せていくと。冬野さんは?
冬野れい 私は可愛くいることです。可愛くいることが出来たら自分のやる気も出ますし、ファンの皆さんも推しメンが可愛かったら嬉しいと思うんです。需要と供給がバッチリあっています(笑)。何をするにも可愛くいることを心掛けていきたいです!
――榎本さんは?
榎本雅 今はダイエットを心がけています。人から見てあの子いいなと思ってもらえるような存在になりたいんです。なので、自分磨きをがんばりたくて。あと、お部屋も可愛くしたいんです。
――お部屋はどんな風に可愛くしたい?
榎本雅 加湿器とか置いたり。
――加湿器って可愛いんですか?
榎本雅 はい! やっぱり潤いますし、お部屋に加湿器があるとなんか良いなと思っています(笑)。いずれ「今日のお部屋」みたいな感じでみなさんにも見てもらいたいです!
――「今日のお部屋」、楽しみにしています。高須賀さんはいかがですか。
高須賀友香 ひとさいに加入して今まで以上にアイドルの曲を聴くようになりました。お披露目ライブも近いので、色んなアイドルさんのライブの映像やこっそりメンバーの動画も観てます(笑)。あと私も部屋を可愛くすることにハマっていて、めっちゃ可愛いので見てください。(スマホで部屋の写真を見せる)
――えっ!? なんか想像していたのと違いました…。なんとなくパリピと言いますか。
高須賀友香 この部屋は天井に照明がついてないのでLEDがメインで。なので最近目がチカチカしてきてます(笑)。私の中では女の子に憧れてもらえるような部屋なんです!
――ひとさい、すごいですね…。
プロデューサー いい意味で個性のあるメンバーなんです(笑)。
――峰島さんは?
峰島紬 私は人間らしくいることを心掛けています。アイドルといっても一人の人間なのでファンの方の痛みや楽しさを分かち合える存在でいたくて。みんな情緒があって、それを隠すのがアイドルとも思うのですが、それをあえて見せることでみんなに寄り添えるんじゃないかと思いました。身近な存在に感じていただけるような活動をしていきたいです。
――人間味がキーワードですね。ところでひとさいのコンセプトにボードゲームというのがありますが、それを聞いた時どう思いました?
望月さあや 私はボードゲームをほとんどやったことがないので、最初は「?」というのが正直な印象で、私たちがディーラーでファンの皆さんがプレイヤーということもあり、ラスベガスのようなイメージが強かったんです。それで調べたんですけど、ボードゲームといってもすごく幅が広くて、意外と身近なものもあったので、今後どうなるのか楽しみになりました。
榎本雅 清純派だったり色んなジャンルのアイドルさんがいる中で、私は悪魔的なアイドルなのかなと思いました。実は私自身、ひとさいのことをまだあまりよくわかっていなくて。活動していく中でわかっていくと思っていて...。
プロデューサー 活動していく中で掴んでもらうのがいいのかなと思い、榎本にはちゃんと説明していなくて(笑)。
――そうでしたか。ちなみに榎本さんが現時点でひとさいを理解されていることは?
榎本雅 アイドルだということです!
一同 (笑)。
高須賀友香 ひとさいのコンセプトを知るには『賭ケグルイ』を観ていただくのが、世界観的にはわかりやすいかもしれないです。私もコンセプトを掴むために観ましたから。
峰島紬 私は最初聞いた時にダークな世界観があって良いなと思いました。衣装もすごく可愛くて。グループのカラーが赤と黒と白で、それが入った衣装になっていて、そこにメンバーカラーがそれぞれ入っています。
――メンバーカラーはどのようなイメージでつけられているのでしょうか。
峰島紬 スタッフさんが考えて選んでくれました。
プロデューサー 望月は太陽というイメージでオレンジ、榎本は不思議な感じもあるのでピンク、高須賀はクールなイメージなのでブルー、カラーとしては黒っぽいんですけど内に秘めているものを感じた峰島にはグリーンを、冬野は色気を出す時があるのでセクシー担当で紫を選びました。なので、他のメンバーよりも足が出ている衣装になっていたり。
――冬野さん、セクシー担当とのことですが、どう感じていますか。
冬野れい しゃべってしまうと「セクシーとは違うね」と言われてしまうんですけど(笑)。皆さんの要望があればセクシー担当として頑張ります!
全国的に有名になれたら
――先月リリースされた「Re:Start」は、デビュー曲で“Re”がついているというのが印象的ですね。
望月さあや 私たちはひとさいに入るまで別々の活動をしていました。グループが解散してしまったり、オーディションに落ちてしまったり、やることが見つからなかったりと、同じタイミングで立ち止まっていた子たちがここに集まって、一人では果たせなかったけど、この5人だったら新しい一歩を踏み出せるんじゃないか、という曲になっています。
高須賀友香 みんな活動の傾向が違うから同じ学校にいても交わらないと私は思っていて。そんな5人が奇跡的に集まっているグループだと思うんです。
――ミュージックビデオも公開されていますが見どころは?
峰島紬 2番でみんなと抱き合うところがあるんですけど、そこがシャッターチャンスです! ファンの皆さんもスクショしたりしてくれています。
望月さあや 私もそこが好きすぎてTwitterのヘッダーにしています。
冬野れい 間奏で短いんですけどソロダンスパートが一人ずつあって、カッコいいので注目してもらいたいです。私も一番カッコいい、そういう表情で踊っているので、表情も見てもらえたら嬉しいです。
榎本雅 その間奏のあと、落ちサビに私が登場するんですけど、カッコいい目で歌えたと思っているので、そこも是非注目して見てください!
――そして、2月18日に「ダイスロールコントロール」がリリースされます。メンバー紹介ソングですが、歌ってみていかがでした。
望月さあや 私はみーあんのことを歌わせてもらっているんですけど、歌詞に名古屋弁が入っていて、そこで初めて名古屋弁に触れるきっかけになりました。発音は教えてもらわないまま歌ってみたんですけど、「そんな風に言わないよ」って(笑)。でも、全体を通して目立つ部分だと思うのですごく気に入っています。
――他己紹介になっていますが、これはランダムで決まった感じですか。
プロデューサー この子がこの子を紹介したら面白い、というイメージで決めました。
冬野れい ランダムではなかったんですね! 私はさあやを紹介しているんですけど、すごく元気で優等生、そしてダンスがすごく上手いということを歌っています。他のメンバーもダンスは上手いんですけど、さあやが一番上手で、身長は148cmで小柄ですがすごく存在感があります! そこを一番伝えたいと思いながら歌いました。
――高須賀さんの紹介には<思ったことは全部言う>とありますけど。
峰島紬 めちゃくちゃ肝が据わっていて、そこでそれを言うみたいな(笑)。大人にもズバズバなんでも言えてしまうんです。
高須賀友香 もちろん悪いことは言わないですよ! 良いところをどんどん言ってしまう感じなので、誤解しないでください(笑)。
――榎本さんは峰島さんを紹介されていますが、どう感じながら歌っていました?
榎本雅 みねちゃんと最初に接した時のことを思い返しながら、改めて歌詞を見て「そーなんだ〜」と思いながら歌っていました。
冬野れい まだメンバーと出会って3カ月くらいなので、わからないことだらけなので、いつも新しい発見があります!
――知られざる一面がまだまだあるんですね。さて、皆さんはグループとしてどんなアイドルを目指していきますか。
望月さあや このグループには東京出身がいないんです。私たちは東京拠点のアイドルグループではあるんですけど、大きくなれば他の地域の方にも知っていただけるので、「ひとさいの◯◯ちゃんはどこどこ出身でらしいよ」、みたいに全国的に有名になれたら嬉しいです。
冬野れい どこでライブをしていてもライブを観たい、と思ってもらえるようなグループになりたいです。
高須賀友香 もっとグループとして大きくなりたいです。場所だったらいつか日本武道館でライブをやってみたい!
峰島紬 色んな人に知っていただきたいので、『ミュージックステーション』に出てみたいです!
高須賀友香 あの階段を降りたい!
榎本雅 国民的アイドルを目指して頑張るので、皆さん応援よろしくお願いします!
(おわり)
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