奥平大兼、英語で挨拶「光栄です」：『ベルリン国際映画祭』で

　奥平大兼が、世界三大映画祭『第72回ベルリン国際映画祭』（ドイツ・ベルリン）会期中の現地時間12日、嵐莉菜主演映画『マイスモールランド』（今年５月公開予定）のワールドプレミアでビデオメッセージを寄せた。

　在日クルド人の少女が、在留資格を失ったことをきっかけに“自分の居場所”に葛藤し成長していく姿を描く。主人公サーリャを嵐莉菜が演じ、奥平はその彼女に影響を与える、東京に住む日本人の少年・聡太を演じる。

　奥平にとっては、各映画賞で新人賞を総なめした『MOTEHR マザー』以来の映画出演となる。出演発表当時は「その現場に２年ぶりに戻ってきたということで新鮮な気持ちになりました」と映画出演への思いを語っていた。

　『ベルリン国際映画祭』での『マイスモールランド』のワールドプレミアは、上映回のチケットは販売後すぐに完売。上映中はクライマックスに向かうにつれ、スクリーンを食い入るように見入る観客の集中した雰囲気が会場内に伝わり、エンドロールが始まった直後から大きな拍手が沸き起こっていた。

　ベルリンには川和田恵真監督が赴き、今回、現地での参加が叶わなかった奥平は英語で映画祭へのコメントを寄せた。

奥平大兼：コメント

こんにちは。

奥平大兼です。

本作で「聡太」役を演じています。

由緒ある映画祭に招待されたこの作品に参加することができて、光栄です。

この作品は、日本に住む17歳のクルド人の少女のお話です。

この映画の撮影で、初めてクルドの文化に触れ、大変興味深かったです。

一個人として、自分ができることは限られています。

しかし、本作に参加する機会を得た一俳優として、より多くの方々にこの映画を観てもらうことを望んでいます。

なので、本日このような機会をいただきとても嬉しいです。

ありがとうございます。

ありがとうございます（ドイツ語）