LDH史上最大規模のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children〜』の会見取材が、12月19日に都内某所で行われた。取材には、EXILE HIRO、EXILE AKIRA、EXILE SHOKICHI、登坂広臣が登壇し、プロジェクトにかける想いと今後の展望を語った。

 『iCON Z ~Dreams For Children〜』は、ボーカル、ラップ、ダンスのジャンルから、男女問わずあらゆる才能を同時募集し、Z世代のスターを発掘するためにLDH JAPANが仕掛けたオーディション。テレビ東京で10月より放送開始したドキュメンタリー番組『~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z』のメインプロジェクトにもなっている。オーディションには総勢48,000人がエントリーし、現在は三次審査の選考中とのこと。

 まず、このオーディションの特徴について質問された男性アーティスト部門プロデューサーのAKIRAは、「これまでLDHが開催してきた中でも最大規模となった今回のオーディションは、クオリティ、表現力、華、将来性という部分で、素晴らしい可能性に満ちた方々が溢れており、これまでにない逸材の宝庫でした」と、応募者のレベルの高さに驚いたことを語る。

 同じく男性アーティスト部門のプロデューサーを務めるSHOKICHIも、「(僕らがオーディションを受けていた時代は)歌、ダンス、ラップとそれぞれ1つに絞ってトライしていたが、今は全部にトライする方が多く、その総合力に驚き、とても感動しました。一人の音楽ファンとして、日本の音楽界の未来は明るくなっていくなという確信めいた喜びを感じました」と、若い世代の力に感銘を受けたことを明かした。

 続いて「今回のオーディションで自身が刺激を受けたことは?」という質問へ。AKIRAは「総合力のある子と出会いたいという僕たちの思いを、参加者の子たちも汲み取って、歌だけやっていた子がダンスも練習したり、ダンスだけやっていた子がラップに挑戦したりと、総合的に表現してくれる子が多いです。世界基準でエンタテインメントを見ていることがわかり、毎日刺激を受けています」と語る。

 SHOKICHIは「オーディションが始まる前から、人の運命を左右する重要性を意識してきましたが、いざ始まるとさらに重みを感じています。アーティストとしてもしっかりした自分でいられるよう、普段から意識するようになりました」と、自身の責任感をより強く実感した様子。

 ガールズグループのプロデューサーを務める登坂は、「これまでオーディションを受ける側だった自分が、今回審査する立場が変わったことは、すごく夢のある話であり、(皆さんに)夢を与えられることにも繋がると思います。今は世界中で様々なオーディションが開催されている時代。その中でも、この『iCON Z』では、自分たちのオリジナリティやLDHの伝統として築いてきたやり方に新しい血を入れ込んで、生まれ変わった姿を発信していきたいです」と、改めてこのプロジェクトにかける想いを語った。

 3人の頼もしい言葉を聞いたHIROは、「今回のオーディションには、LDHメンバーの将来に向けて新しい道を作っていくというテーマもあります。以前は自分が先頭を切ってやっていたことを、今は各プロデューサーの3人が自分の分身のように、若い方たちの夢を背負いながら進めてくれている。その成長が心の底から嬉しいです」と、総合プロデューサーならではの視点で語り、このオーディションのもう1つの目的を明らかにした。

 さらにHIROは、本オーディションの最終審査を日本武道館で開催すると発表。「これまでも大きなターニングポイントとなるオーディションを開催してきた日本武道館で、LDH史上最大規模となった今回のオーディションの最終審査を開催し、エンタテインメントとして成立させたい。ファンの方も巻き込んでいきたいので、(コロナの状況にもよるが)お客さんを入れて開催できたら嬉しいです」と、このオーディションのラストに向けた展望を語った。

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