- 1
- 2
Who-ya Extendedが11月10日、自身2枚目となるフルアルバム『WII』をリリースした。Who-ya Extendedは2021年1月、TVアニメ『呪術廻戦』第2クールオープニングテーマ「VIVID VICE」を提供し、フジテレビアニメ『NIGHT HEAD 2041』のオープニングも担当。そして2021年4月にはYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にも出演し、「VIVID VICE」アコースティックバージョンを一発撮りで披露。再生回数420万回超え(取材時)と話題になるなど注目を集める。本作では各タイアップ曲に加え、アーティストとしてのWho-ya Extendedの今を表現した楽曲群を収録。メールインタビューをおこない、これまでの軌跡と共に『WII』について話題など、Who-yaの現在の胸中に迫った。【取材=平吉賢治】
Who-yaの軌跡と今
――Who-yaさんが音楽に触れたきっかけは?
元々母親の影響で、幼少期からLINKIN PARKなどのミクスチャーを聴いて育ちました。両親ともに音楽好きなので、家では常に音楽が鳴っている環境でしたね。
――影響を受けたアーティストや音楽は?
やはり親の影響は大きいので、LINKIN PARKや椎名林檎さんなどです。
――最初は素顔を出さないスタイルでしたが、「THE FIRST TAKE」などの出演、露出に対して、どのような心境だったのでしょうか。
デビューの際、純粋に音楽と世界観だけで勝負したらどのようになるのか知りたくてキービジュアルのみで活動していたんですけど、どんな方法でも想いを反映できた楽曲であれば、反応してくれる人がたくさん居てくれるという事が判ったので、自分が出てみたらどうなるか?知りたくなったという事で。初めて出る際は、緊張と高揚感がミックスされた不思議な感覚でしたね。
――「THE FIRST TAKE」に出演し、「VIVID VICE」をパフォーマンスしたことによって得られたことや手応えは?
『VIVID VICE』の楽曲自体、バンドっぽい生音重視で制作したというのもあり「THE FIRST TAKE」を通じて楽曲が持つ性質をよりダイレクトかつリアルに伝えられたのかなと思います。
――本作『WII』のテーマやコンセプト、アルバムタイトルに込められた想いは?
1st Full Album『wyxt.』のリリースから1年半という時間が経ち、今の立ち位置からWho-ya Extendedが見ている景色を12曲通じて感じられるような1枚として作りました。
――アルバムリード曲「Wander Wraith」の現代的でソリッドなロックサウンドとWho-yaさんの繊細さも含むボーカルのコントラストがとても素敵だと感じました。歌唱する際に特にこだわった部分としてはどのような点がありますか。
メロディアスなサビの部分と譜割の細かい部分のギャップが面白い楽曲のため、そこの歌い分けは意識して歌いました。
――アニメ『NIGHT HEAD 2041』OP曲「Icy Ivy」について、どのような着想、テーマで制作されたのでしょうか。
アニメ作品が「運命」「葛藤」といった軸のある作品だったため、生まれながらにして決められたものの中でも聴いた人が必死にもがいて生きていけるようにと作りました。
――本作は1曲目「WII -prologue-」から始まり、12曲目「WII -epilogue-」で締めくくられるというアルバムならではの構成が好きです。Who-yaさんがアルバム作品として好きな1枚を挙げるとしたら?
最近リリースされたLil Nas Xのデビューアルバム「MONTERO」は最高でした。
――これまで『呪術廻戦』や『NIGHT HEAD 2041』などのアニメのタイアップ作品を発表されてきましたが、Who-yaさんが特に心に残っているアニメは?
小さな頃は「ONE PIECE」を観て育ちましたが、ここ数年で観た中だと「どろろ」がおすすめです。
Who-yaのスタンス、座右の銘とは?
――レコーディングに欠かせないルーティンなどはありますか。
僕達の楽曲はとにかく音域も譜割りも難しいため、しっかりと体全体を温めてから歌うようにはしています。
――オフの時などに楽しみにしていることは?
今年に入ってから周りでサウナー(サウナ好きな人)が急増したため、友人に勧められて週1くらいでサウナに行っています。オフの日や夜予定がない日はひとまず整いに行こうかな…と。
――Who-yaさんが大切にしている言葉、または座右の銘があったら教えてください。
不言実行。
――Who-yaさんがアーティストとして表現、活動をされるなかで最も大切にしている信念やスタンスとは?
音楽をツールにして、自分達の観ているビジョンを正確にリスナーの皆さんと共有することです。
――今後挑みたい、これまでにやってきていない音楽性などはありますか。
音楽性やジャンルという言葉はあまりまだわからないので、引き続きその時その時でやりたい楽曲を発信し続けられたら何よりかなと思います。
――Who-ya Extendedの今後の展望、みなさまへのメッセージをお願いします。
2nd Full Album「WII」のリリースや、1月の初ワンマンライブなど、Who-ya Extendedも僕自身も更に前に進んでいきます。僕個人としては、更にライブを行っていきたいので、ぜひ引き続きの応援よろしくお願いします!
(おわり)
- 1
- 2