モデル、グラビアアイドルの肥川彩愛が、1st PHOTOBOOK「はじめての…」を発売した。肥川は、アイドルグループ「アイマミエル」のプロデューサーに就任するなど、多方面で活動している。
2012年にNMB48を卒業し、2017年4月からタレント活動を再開。2019年には「ミスヤングチャンピオン」でグランプリに選ばれるなど、グラビアアイドルとして活躍し、今年は「写真集を出したい」「アイドルをプロデュースしたい」と言い続けてきた2つの夢がかなうことに。
アイマミエルの初お披露目となった10月30日のライブ。それを間近に控えていた肥川に、初めての写真集、アイドルプロデュースについて語ってもらった。(取材=原哲/撮影=金澤正平)
母には内緒で
――初めてのフォトブックが発売されました。
もともと写真集を出したいってずっと言っていたので、昔から応援してくれている人はすごく喜んでくれました。友達や家族からも「買ったよ」って連絡が来て。お母さんは「あげるよ」と言ったんですけど、「いや、売上に貢献させてもらう」って買ってくれたりとか(笑)。友達も普通に買ってくれました。
――実際にご覧になっていかがですか?
写真集って1ページに写真1枚が多いじゃないですか。ですけど、1ページにいっぱい載っていたりするので、盛りだくさんでいいんじゃないかなって、私的には思っています。
――写真を選ぶ作業などは関わったんですか?
(編集の方と)一緒にしました。これをメインに使ってほしいとか。表紙の下乳も初めてだし、Tバックも初めてなんです。今まではNGを出していたんですけど、写真集を出すから初めて解禁したいなと思って、今回はありにしました。
――初解禁のTバックに、抵抗などはなかったですか?
私、あまり恥ずかしいっていう感覚がなくて(笑)。なので、全然問題ないんですけど、今までは親が「あまり露出度の高いやつは…」ということでお断りしていたんです。でも、初めての写真集やからっていうことで、内緒でやりました(笑)。
――お母さんはまだ知らないんですね(笑)。
知らないんです(笑)。届いて「え?」ってなるかもしれないです。写真集やったらたぶん許してくれると思います。ずっと写真集はやりたいと言っていたので。
――Instagramでも肌を見せた写真が多いですね。
普段から露出度の高い服が多くて…今日は全然なんですけど(笑)。「パンツ見えるんちゃう?」っていうくらいのミニスカを穿いたりしています。身長が高いからよけいに短く見えちゃうっていうのもあるんですけど、中(見せパン)を穿かなくて。なので、みんなから「絶対に下を穿け」ってめっちゃ言われるんです(笑)。「見えたらどうすんの?」って。
――Tバック解禁について、ファンの声はいかがですか?
Tバックの写真はまだ世の中に出ていないので、まだみんな見ていない状態だと思うんですけど、届くまで楽しみにしていてほしいなと思います。お尻を褒めてもらうことが結構多いんで。
――お気に入りの写真を教えてください。
この日、雨予報だったんです。でも、撮影中だけ雨は降らなかったんですが、このゴールド水着のときだけちょっとだけ雨が降っていたんです。それが逆にちょっと濡れている感じになって。ゴールドの水着の写真はみんなお気に入りですね。もう27歳になるので大人の色気を出せたかな(笑)。幼く見られることが多いので。
結構いろんな写真があって、清楚っぽいものから、このモノクロも好きなんですけど、格好良い感じで。これは穿いてないふうに見えるんですけど、この辺もお気に入りですね。だいぶギャップがすごいと思います。後ろのページにいくほどセクシー度が増していくっていう感じです。
――テーマはありますか?
今は旅行に行きづらい状況なので、ちょっとでも一緒に旅行へ行った感覚を味わってもらえたらなと思って、海に一緒に遊びに行ったり、おうちっぽいカットがあったりとか。おうちでこんな格好していたら、なかなかやばいですけどね(笑)。
――撮影での思い出は何かありますか?
(天気予報は雨だったのに)雨が降らなかったことがすごく奇跡だなと思います。降ってはいたんですけど、外で撮影するときだけやむっていう。
今までも結構そんなことが多くて、仕事のときは全然雨が降らないんです。でも、仕事のときだけなんですよ。プライベートのときは家を出た瞬間に雨とかあるんですけど、仕事のときだけなぜか雨が降らないんです。良いのか悪いのか分からないですけど、謎の晴れ女です(笑)。
――今後グラビアでやっていきたいことは?
写真集はずっと夢だったので、せっかく1冊出せたので、今後も節目節目で写真集は出したいなと思っています。今27歳なんですけど、20代最後か30歳で出したい。30歳なんで“大人感”を。今回は清楚な写真もありましたが、30歳のときは“セクシーがっつり”で大人の色気を出したいなと思います。
15歳の時にデビューしたので、30歳で芸能生活が人生の半分になるんです。その節目としてもちょうどいいかなって。
アイマミエル、ギャップを見せたい
――プロデュースを手掛けるアイドルグループ「アイマミエル」のお披露目がまもなくですね。
グループのコンセプトとしては、ジャンルを問わず、いろんな楽曲を歌うグループなんですけど、男女関係なく共感できるような歌詞だったり、メロディーを意識して作っています。私は作曲はしていないんですけど、作詞でちょっと携わらせていただいていて、初めてなので試行錯誤しながらの作詞でした。デビューライブで4曲お披露目します。
――プロデュースすることになった経緯を教えてください。
写真集と一緒で、ずっとやりたいって言い続けていたんです。いろんなところからお声掛けはいただいていたんですが、たまたまアイマミエルの所属している事務所の方と知り合いで、私も一緒にできないかなと思って提案したら「面白そうだね」と言ってくれて、そこから「やろうか」っていう話になりました。
オーディションをして、面接や写真審査、ダンス審査も全部見て、メンバーを決めて。衣装とかもデザインしてデザイナーさんに投げたり。一から全部、作曲以外はほとんどプロデュースしています。
昔から自分が表にがっつり出るよりはサポートするのが好きだったんです。なので、いつかはそっちもやってみたいなと思っていました。事務所を辞めたタイミングだったので、ちょうど今かなというのもあったので、フリーになるタイミングで挑戦することにしました。
――他のグループと違うところはどんなところでしょうか?
今のご時世ならではの楽曲があったりするので、そういうところを注目して聞いてもらいたいなというのがあります。他のアイドルさんは、恋愛曲とか、かわいらしい感じの曲が多いんですけど、そういうジャンルなどを問わず、メンバーはかわいらしいんですけど格好良い曲もできるっていう、ギャップなども見せていけたらなと思っています。みんなギャップが好きじゃないですか(笑)。
――プロデュースする上で、やりがいを感じることはありますか?
こういう活動が初めてのメンバーがほとんどで、最初はみんな何も分からず始めているから、成長が本当に早いんです。最近それを見ているのが、母親気分じゃないですけど、我が子のように見えてきて(笑)。かわいくてかわいくて仕方なくて、Twitterとかも一番乗りで「いいね」をしたりしているんです。プロデュースしながらも一番のオタクでもあると思います。
――メンバー4人の人生を背負うという責任もあります。
プレッシャーはもちろんありますけど、メンバーに楽しんでもらうことが一番かなと思っているので。今はそこを一番に考えています。
――お披露目ライブが間近に迫っています。
10月30日のライブは、“お披露目”だから見に来てくださる方もいると思うんですけど、そこから続けて来てもらうことがなかなか大変なことだと思うので、一発目が勝負だと思っています。メンバーにはそこを言い聞かせているので。「初日が大事やから」って。
――ご自身のアイドル活動の経験も生きていますか?
格好良く踊るのも見せ方でだいぶ変わってくるし、ダンサーさんとアイドルの格好良いは違うから、そういう見せ方などは私がやってきた経験で伝えられるところだと思っています。そういうダンスの先生から教われない部分は、私がサポートしてやっている感じですね。
「まずはZeppツアーはやりたいね」って話をしているんですが、各地方でファンの方をつけないとスタートできないので、SNSも今後は頑張っていきたいと思っています。
――最後に意気込みをお願いします。
フリーになってからファンの方も心配してくださったりしているんですけど、私自身のやりたいことを今後も続けていきたいなと思っているので、自分の仕事ももちろんですし、プロデュースの部分でも、ファンの方が喜んでくれることをどんどんしていきたいなと思います。何よりも私が楽しむことが一番大事なので、楽しいと思うことをやり続けていきたいなと思います。
(おわり)