山下達郎「クリスマス・イブ」182位→28位、100位入りは28年連続
前週の182位から28位へとランクアップした山下達郎「クリスマス・イブ」
クリスマスシーズンが近くなると否応なしに思い浮かぶのは山下達郎の「クリスマス・イブ」だ。あのメロディを聴くだけで冬の訪れを感じる。先日も音楽情報誌「CD&DLでーた」が10代~60代を対象に行ったアンケート「好きなクリスマス曲は?」でも同曲が1位に選ばれた。多くの人から愛されている歌なのであろう。
オリコンがこのほど発表したランキングでもみてとれる。12月1日付オリコン週間シングルランキング(集計期間=11月17日―23日)では、『クリスマス・イブ(30th ANNIVERSARY EDITION)』が前週の182位から28位へとランクアップした。
しかもこの作品は昨年11月20日に発売されたものだ。同作におけるトップ100入りは、今年1月6日付で40位を記録して以来11カ月ぶりで、クリスマスシーズンを前に再浮上を果たしたかっこうだ。
今回のランクアップの要因の一つに、今月19日に「クリスマス・イブ」の2014年限定バージョンが発売されたことがあげられる。この作品により再び注目されるようになったとみられる。ちなみに、『クリスマス・イブ(30th ANNIVERSARY EDITION)』は、「クリスマス・イブ」をリマスターした音源を収録。
一方の2014年限定バージョンは、正式には『クリスマス・イブ(2014 Version)』といい、「クリスマス・イブ」をはじめ、映画『MIRACLEデビクロくんの恋と魔法』(2014年11月22日公開)の劇中歌である夫人・竹内まりやが歌う「ザ・クリスマス・ソング」と、山下達郎が歌う「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」につなぐクリスマス・ソング・メドレーを追加収録している。
1983年12月に、アルバム『MELODIES』からシングルカットされた「クリスマス・イブ」は、1988年にJR東海の『X’MAS EXPRESS』CMソング(主演・深津絵里)に起用されたことがきっかけで大ヒットした。トップ100入りは、1987年から2014年まで前人未到の28年連続で記録している。