戸松遥、松岡禎丞

 戸松遥、松岡禎丞が15日、都内で行われたアニメ『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』(10月30日公開)完成披露IMAX上映会に出席した。この日は主題歌「往け」をLiSAが担当することが発表され、動画でメッセージを寄せた。

 『第15 回電撃小説大賞』で大賞を受賞した川原礫氏による小説『ソードアート・オンライン』シリーズ(「電撃文庫」刊)。次世代VRMMORPG『ソードアート・オンライン』を舞台に繰り広げられる主人公・キリトの活躍を描いた物語は、2009年4月の原作小説第1巻発売以来高い人気を誇り、2021年現在、全世界での累計発行部数は2600万部を超える大ヒットとなっている。

 本作は、原作者・川原礫氏がアスナ視点で描く新たな『アインクラッド編』となる。アスナ役の声を演じる戸松遥は、2012年放送のアニメシリーズ第1期から声を担当し続けており、「ほぼ10年のお付き合い。アニメシリーズ以外の時も別のコンテンツがあり、ずっと演じ続けているのは幸せなこと。アスナのいる日常が日常みたいな感覚」と喜んだ。

 アスナ視点で描かれる本作については「アニメシリーズを観ていた方は、懐かしいシーンもある。新たなキャラクターも描かれて完全のオリジナルの作品になっている」と自信を見せた。

 一方のキリト役の松岡禎丞は「また一からできるので気合を入れました。深夜帯のアニメからスタートしてこれだけ長く続くのはすごい。僕の声優人生の半分以上をこの作品と過ごして、キリトは肉親に近いは言い過ぎだけど、いつ来ても大丈夫なぐらい」とし、本作については「キリトの裏でアスナが何をやっていたのかが分かる。知りたかったことが凝縮されている」とした。

動画メッセージを寄せたLiSA

 この日は、LiSAが本作の主題歌を担当することが発表された。LiSAはにアニメ1期でオープニングテーマ「crossing field」を担当している。この日ビデオでメッセージを寄せたLiSAは「強くしなやかなアスナのように、応援ソングというか、そんな主題歌になればといいなと思った。初めて関わったのは2012年の夏。そこに繋がる物語が始まることで楽しみにしています」と期待を寄せた。

 戸松は「エンドロールでLiSAちゃんの曲が流れてきて泣きそうになった。歌詞もストレートに刺さって、9年前に抱いた思いが重なるような思いだった」、松岡は「歌声の力ももちろんですが、歌詞に力がある。思いが伝わってくる曲」と称えた。

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