木村拓哉『ロンバケ』名シーン「スーパーボールキャッチ」は3テイクだった
チーフカメラの「フォローのお陰」
木村拓哉が2日放送のTBS系「ニンゲン観察バラエティ『モニタリング』」の2時間スペシャルに登場。1996年に放送されたフジテレビ系ドラマ『ロングバケーション』の名シーン秘話を語った。
【写真】当時の木村拓哉&山口智子が映る『ロングバケーション』映像作品のジャケット
この日の放送に登場し、大ファンだという姉妹の願いを叶える企画に挑んだ木村。場所を移動する中で、あるBGMが流れてくると、木村は「瀬名?」と“ロンバケ”で自身が演じた主人公の名前を挙げ、「瀬名のピアノか」と続けた。
「え? なんで?」と意図をつかめない様子の木村。“ロンバケ”で瀬名が見せた、マンション3階からスーパーボールを落としてキャッチする同ドラマ屈指の名シーンの再現に挑むことが伝えられ、驚く木村。「25年前のことを持ち出され…プレッシャーをかけられ…そして成功しなかったら2人からは『何やってんだよ…』って話ですよね?」と苦笑い。
チャレンジは3回だけとのルール。すると「あの時でさえ、3テイクですよ。モニタリング5テイクあっても良くないですか?」と尋ねる木村。わずか3テイクだったことにブラックマヨネーズ小杉竜一が驚くと、「終わり予定はその日、28時(深夜4時)だったんですよ。超巻いた」と当時のエピソードに言及する。
さらに、「しかもその日、監督はめちゃくちゃカット割ってたんですよ」とし、「地面に着くスローモーションのスーパーボール、もう1回上がっていくスーパーボール」と続け、当初は細かくカット割りがされていたという。
ところが、「技術のチーフカメラの方がクレーンに乗っかって、スーパーボールをワンカットでフォローしてくれたんですよ」とカメラを構えるポーズを取り、それを上下に動かした木村。「そのフォローのお陰で、すごいたくさんあったカットが全部なくなった。『実際にやった感が1番わかるから』って言って」と続け、名シーンが生まれた背景を語っていた。
今回の“ロンバケ”スーパーボールキャッチの再現にはSNS上に反響が寄せられ、「なつかしい~ ロンバケスーパーボール」「カジュアルにやってスーパーボールキャッチ2連続成功したの鳥肌立った」「このシーンに憧れて、学校でスーパーボール投げて先生に没収された俺」などと、当時のファンも含めて大きく盛り上がった。
なお、今回のスーパーボールキャッチは、惜しいところがありながらも3回では成功できなかった木村。「最低です」と自己評価した後、「もう1回投げていい? ちょっとカジュアルにやってみるわ」と力を抜いて挑むと見事に成功。さらに、「悔しい…ちっきしょう」と最後にもう一度挑んだ木村は、こちらも見事に成功させていた。
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