アイドルグループの=LOVE(イコラブ)が8月25日、9thシングル「ウィークエンドシトロン」をリリース。1stアルバム『全部、内緒。』がオリコン週間アルバムランキング1位を獲得して以降、最初のシングルで、表題曲のRAPパート作詞にはフワちゃんが参加(FUWACHAN名義)、MVの監督を5月にAKB48を卒業した峯岸みなみが務めて話題に。インタビューでは大谷映美里、大場花菜、諸橋沙夏の3人に、収録曲の印象やエピソードを聞いた。【取材=榑林史章】
ひまわり畑に白いワンピースは王道
−−表題曲の「ウィークエンドシトロン」は、どんな楽曲になりましたか?
大場花菜 最近は社会人を主人公にした歌詞が少しずつ増えて来ていて、今回の「ウィークエンドシトロン」も社会人の女の子の気持ちを歌った曲ですが、今回は最後のほうに<誓います>と出て来て、結婚までほのめかされていて。女の子が結ばれてゴールインするまでが描かれた歌詞は初めてで、とても新鮮に感じました。
大谷映美里 イコラブの王道と言えば夏ソングで、「本気の夏曲が来た!」と思いました。それも今までの青春路線ではなく、社会人目線で衣装も肌の露出が少し多めなので、新しい私たちを楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
諸橋沙夏 ラップパートがあるのもポイントで、その歌詞をフワちゃんさんが作詞してくださっていて。フワちゃんさんの参加を知った時は、みんな「ええ~!」って叫んでいました。
大場花菜 レコーディングしてからしばらくして、指原さんから、フワちゃんさんからのメッセージが書かれたスクショが送られてきました。「みんな上手に歌ってくれてありがと~!」って、カラフルな絵文字入りで。すごくうれしかったです。
−−レコーディングは大変でしたか?
諸橋沙夏 はい。キーが低いところから高いところにポーンと上がるところあがって大変でしたし、ラップも舌がよく回らなかったり、課題がたくさんありました。でも、そういう曲であればこそ、歌うたびにどんどん楽しさが増しそうだと思います。
−−諸橋さんは、ラップが似合いそうですね。
諸橋沙夏 そうなんです(笑)。メンバーからも「得意そう」って言われたんですけど、調子に乗ってはいけないと思って、めちゃめちゃ練習しました。いろんなアーティストさんのラップを動画で見て、どうやったらかっこよくなるか、夜中の3時まで勉強しました(笑)。
−−大谷さんは、ラップしなさそうで意外です。
大谷映美里 そうですね。でも練習していくうちに、もっとラップしたいと思うようになりました。やるからにはかっこよくやりたかったので、私もがっつり研究したんですけど、ラップの動画をたくさん見ていたら魅力にハマってしまって(笑)。最初は10回に1回しか成功しないくらいだったんですけど、練習すればするほどかっこよくラップできるようになることが分かったし、歌い方次第でいろいろに変化させられるのが奥深いと思って。今では、『フリースタイルティーチャー』(ラッパーと芸人がタッグを組んでバトルする番組)も毎週見ています!
−−大場さんは?
大場花菜 私もやりたかったんですけど、ラップメンバーに選ばれなくて、「いいな〜」って素直にうらやましかったです。私は、ラップのシーンからガラッとアイドルに戻る2Bを歌うのですが……。ラップがかっこよくキマっているので、「アイドルの世界に戻してほしい」というディレクションがあって。ギャップが出るように、よりアイドルらしさを意識して歌いました。
−−MVは峯岸みなみさんが監督で、ひまわり畑のシーンとストリートスタイルでラップするシーンがあります。
大谷映美里 ラップのシーンは、普段はまったく着ない衣装で、メイクも派手だし、腕にパールを付けたのも初めてで、すごく新鮮でした。
諸橋沙夏 ラップのシーンは夜に撮ったんですけど、キャップを後ろ向きにかぶったり、普段はしない格好だったけど、結構キマっているんじゃないかなって思います(笑)。
−−夜の撮影って大変でしたね。
諸橋沙夏 いえ、イコラブは夜になるほどテンションが上がるので、大変どころかすごく楽しかったです。
−−ひまわり畑のシーンは、すごく爽やかできれいでしたね。
大場花菜 撮影は2日間かけて行われたのですが、初日は風船のシーンで、それぞれフリーでカメラにアピールして、試行錯誤しながら撮ったのがすごく楽しかったです。2日目のひまわり畑のシーンはすごく天気がよくて、ダンスシーンを撮ってからおうちのセットが組み立てられて、みんなでワイワイしながらケーキ作りのシーンを撮ったのも楽しかったです。
−−峯岸さんの監督はどうでしたか?
大谷映美里 ずっと「かわいい!」と言って、私たちの気持ちを上げてくださって、すごくやりやすかったです。峯岸さん自身これまでアイドル活動をされて来たので、私たちの気持ちを分かってくださって、ちょっとでも不安そうな顔をしているメンバーがいると、「こうしてみようか」とアドバイスをくださり、すごく優しかったです。
諸橋沙夏 全員かわいく盛れていて、峯岸さんが監督で本当に良かったと思いました。峯岸さんは撮影後に、Twitter上で「○○ちゃんはここがよかった」と全員にリプを送ってくださったり、Instagramのストーリーでも11人全員のよかったところを書いてくださって。また峯岸さんに監督をしてもらいたいと思いました。監督が女性だったのも初めてで、それも大きかったなと思います。
大場花菜 ひまわり畑に白いワンピースというのは王道ですけど、意外と見たことはなかったので、私たち自身「これが見たかった!」と思うものになりました。皆さんにも、そう思ってもらえる映像になったと思います。
3周年ライブでコント。4周年ライブは大道芸?
−−Type-B収録のカップリング曲「夏祭り恋い慕う」は、お祭りシチュエーションで、ロックテイストの爽やかなナンバーです。
諸橋沙夏 男性ファンの方は100%好きだと思います。歌っていると、なぜか分からないけど泣けてきちゃう。私も、こういう青春を送りたかったな〜って思いました。ネットで「夏ドラマ・夏映画」を調べて、そのヒロインに自分を置き換えて聴いています(笑)。
大谷映美里 曲をいただいた時は、みんなで「これ好き!」って言いながら聴きました。センターの(佐々木)舞香の雰囲気にすごく合う曲で、こんなに情景が浮かぶ歌詞が書ける指原さんはすごいです。
大場花菜 「ウィークエンドシトロン」のMVでは白いワンピースを着ているのですが、「夏祭り」の歌詞にも<白いワンピース>と出て来て、お祭りなのに浴衣ではないところがポイントです。主人公の男の子は、好きな気持ちをあまり表に出せないタイプで、でも夏祭りの日に少しだけ積極的になっているのが、すごくかわいいなって思いました。
大谷映美里 この歌詞でアニメが1本作れそうです(笑)。
−−ちなみに、何か夏祭りの思い出はありますか?
諸橋沙夏 私は8月生まれで、地元の花火大会がちょうど誕生日と重なる時期なので、毎年勝手に祝ってもらっています(笑)。
大谷映美里 私は子供の頃の話で、屋台の射的の景品でヒモを引いて散歩できる犬の風船がほしかったんですけど、言えなくてただ見ていたという記憶があります。
−−何で言えなかったんですか?
大谷映美里 いつもお姉ちゃんの後ろをついて歩いていた、シャイな子だったんです。今なら全然「あれ取って〜」って、おねだりしちゃいますけど(笑)。
大場花菜 私は高校生の時に、友だちと2人で浴衣を着てお祭りに行ったんですけど、途中でどしゃぶりになってしまったことがあって。それはそれで、青春だったなと思います。
−−そしてType-C収録のカップリング曲「祝祭」は、大場さんと野口衣織さんのWセンター曲です。大場さんは初のセンターで、どんなお気持ちですか?
大場花菜 立ち位置0番にこんなに立ったのは初めて、歌割りに自分の名前がこんなにもたくさん書いてあったのも初めてで、新鮮なことばかりです。曲調はクラシカルなゴシック調で、私が大好きな宝塚のような夢の世界があるなと思ってうれしかったです。さすが指原さん、私の好みを知り尽くしてくださっているなって。
−−歌詞は、吸血鬼の物語のような感じですね。
大場花菜 はい。『ポーの一族』というバンパイアの漫画があって、宝塚でも上演されているんですけど、最初にその世界観が頭に浮かびました。
大谷映美里 Wセンターの花菜と衣織は、妖艶な雰囲気を出すのが上手いので、2人にぴったりの曲です。歌詞は、過去イチ言葉の意味を調べました。
大場花菜 私も(笑)!
大谷映美里 漢字の意味がすごくて、考察のしがいがある歌詞です(笑)。あと、サビで分かれて歌うところは、お城の舞踏会みたいな振り付けで、ライブでお客さんがどんな反応をするか楽しみです。花菜ちゃんはいつも色気のある歌い方をするので、それがぴったりで最高です。
大場花菜 しなやかで、あでやかな楽曲なので、より艶っぽさを意識して歌いました。
−−大場さんと野口さん、どっちが娘役とかあるんですか?
大場花菜 中性的で、どちらとも取れますよね。娘役とも男役とも。
大谷映美里 執事と主人というのもあり得るよね(笑)。
−−そして9月20日には、幕張メッセイベントホールで4周年ライブを開催します。
諸橋沙夏 4周年ということで、私たちも4歳になるんだなと感慨深いです。周年を迎えるたびにどんどん大きなステージに立たせていただいて、それをファンの方とお祝いさせていただけるのが今から楽しみです。それを当たり前とは思わず、感謝の気持ちを伝えるライブにしたいです。
大谷映美里 アルバムツアーのファイナルで初めて横浜アリーナに単独で立たせていただいて、規模の大きさにびっくりしつつ、そこで見つかった課題もあります。その課題をクリアしながら、4歳のお誕生日を迎えられるのはファンの皆さんが応援してきてくれたからなので、感謝の気持ちもしっかり伝えられたらいいなと思います。
大場花菜 横浜アリーナで初めて外周を走らせていただいて、自分たちの体力のなさを痛感しました。幕張では、どんなに走ってもまだ余裕があるくらいでいられるように、走り込みをして臨みたいなと思います。アニバーサリーの日は必ず何かがあって、2周年の時はシナモンくんが来てくれました。4周年の日も何が待っているのか、ドキドキがありつつ楽しみな気持ちもあります。
大谷映美里 3周年の時は、コントをやったんだよね(笑)。
諸橋沙夏 今度は、大道芸とかやらされそうで怖いです(笑)
(おわり)
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