東野純直が8月22日、汐留・BLUE MOODで自身の50歳の誕生日を記念した自身初のバースデーライブを開催した。

 この公演は、東野純直50th Anniv. Birthday Lunch Time LIVE「RE START」と銘打たれ、8月25日に迎える自身の50歳の誕生日を記念して企画されたもので、当日はLunch Time LIVEというタイトル通り、昼の12:30から公演がスタート。

 本人が手掛けたという、これまでの歴史を写真で綴ったオープニング映像が上映された後、華やかなスーツ姿の東野が登場し1995年に発売した楽曲「ふたり」で公演がスタート。

(撮影:Real☆Shot MASATO)

 安部潤(Key)、古川正義(A.Gt)、大野陸(Perc.)という強力なサポートメンバーを迎え、デビュー曲「君とピアノと」続いて1stアルバム収録曲「KITTO」と初期の曲を続けてパフォーマンス。デビューしてから28年という長い年月を共に過ごしてきたオーディエンスの心に沁み入っているようだった。
続いて披露された「80’s」「ダイヤの街ガラスの恋」で前半戦が終了。

 換気休憩を挟んだあと、東野の友人からのお祝いメッセージの上映パートに突入し、先輩アーティストの池田聡さん、中西圭三さん、タレントの矢部美穂さんなど8人の著名人から贈られたお祝いメッセージを東野がオーディエンスと一緒に見ながら、感謝の想いをコメントしていくというスタイルで大盛り上がり。東野がこれまでに重ねてきた「キャリア」と「人柄」が偲ばれるシーンだった。

 そして、後半戦は東野が再びステージへと現れ、「君だから」「Fence」「切ないくらいに君しか見えない」という満を持してのバラードセクションを盛り上げていく。

(撮影:Real☆Shot MASATO)

 『ありがとうございます。今日は比較的、初期の楽曲を多めに入れています。リハをやりながら昔話をしたりして、本当に色んな思い出がたくさんあります。今日は僕の50歳のバースデーライブをいうことで…生まれてからもう50年なのかと思うと感慨深いです。人生半分くらい生きちゃったな、みたいな。ここからどうなっていくんだろうなとか考えますよね。でも、やることが完全に定まっているので悩まない。これしかできないし、このまま爆進して太く生きていけばいいんだっていう思い切りがつくようになってきました。』と語り、続いて、「愛し方も分からずに」で描かれる切ない別れ、コロナ禍に生まれた最新シングル「明日のカタチ」で一歩ずつでもいいから歩いていくという未来を提示し、想いが溢れ出すようなパフォーマンスで魅せた東野だった。

 『50歳という節目を迎えて一番思うことは、一人で生きていけないんだなっていうことです。必ず誰かに支えられ、誰かを支え、共存しあって生きていかないと無理なんだな、と思います。なおさら、そう強く思えるようになったことが財産です。今日は本当にありがとうございました!共に歩んで行けたらと思いますのでこれからも応援宜しくお願いします』と締めくくった。

(撮影:Real☆Shot MASATO)

 そして、本編の最後に「大地のように」を切々と届け、アンコールで自身の代表曲「君は僕の勇気」を歌い上げ万感のエンディングを迎えた。

 また、公演内では、ファンクラブを今日新設したこと、11月20日(土)〜11月21日(日)に毎年恒例のファンクラブ旅行「AZ FESTA」を新潟県の苗場で開催することが発表された。

セットリスト

M1 ふたり
M2 君とピアノと
M3 KITTO
M4 80s'
M5 ダイヤの街ガラスの恋
M6 君だから
M7 Fence
M8 切ないくらいに君しか見えない
M9 僕らの Someday
M10 愛し方も分からずに
M11 明日のカタチ
M12 大地のように

アンコール

M13 少年の瞳
M14 君は僕の勇気

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