THE RAMPAGE藤原樹「無限の可能性を感じている」“BATTLE OF TOKYO”で見えた確信
INTERVIEW

藤原樹

「無限の可能性を感じている」“BATTLE OF TOKYO”で見えた確信


記者:編集部

撮影:

掲載:21年08月03日

読了時間:約8分

 LDHが仕掛ける総合エンタテインメント・プロジェクト『BATTLE OF TOKYO』を小説化した続編『小説 BATTLE OF TOKYO vol.2』が7月16日に発売された。『BATTLE OF TOKYO』はGENERATIONS(7名)、THE RAMPAGE(16名)、FANTASTICS(8名)、BALLISTIK BOYZ(7名)の4グループが集結したJr.EXILE計38名が同時アバター化し、リアルとバーチャルを横断、融合した世界初の「Mixed Reality Entertainment」プロジェクトだ。

 物語は、世界的な大嵐から先端複製技術で奇跡の復興を遂げた都市・超東京に、特殊能力を持つ若者達が現れたところから始まる。ファイナル・ファクトを狙う怪盗団 MAD JESTERS、最強無比の用心棒組織 ROWDY SHOGUN、変幻自在のイリュージョン集団 Astro9、風狂無頼のハッカーチーム JIGGY BOYSと、特殊な能力を持った若者たちのバトルが見所のストーリーとなっている。

 MusicVoiceでは『小説 BATTLE OF TOKYO』でROWDY SHOGUNの如月愁(キサラギ(KISARAGI))として登場し、現在ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2021"REBOOT"〜WAY TO THE GLORY〜』を回っているTHE RAMPAGEのパフォーマー藤原樹に、『BATTLE OF TOKYO』について話を聞いた。【取材=村上順一】

如月愁はネットで調べて付けた名前

『小説 BATTLE OF TOKYO vol.2』

――2021年も下半期に突入しましたが、上半期を振り返るとどんな印象的なことがありましたか。

 昨年は有観客でのライブが中止になってしまったので、有観客ライブが再開できたことです。LDH新型コロナウイルス感染症対策専門家チームと連携をとり、ルールを守りながらようやく僕たちのエンタテインメントの活動が復活したのだと実感しています。

――昨年はオンラインライブを多くやられていた印象ですが、有観客のライブでオンラインでの経験が活きた部分もありましたか。

 オンラインでライブをやらせていただいて、ライブの作り方、見せ方というのは「LIVE×ONLINE」を経てすごく成長したと感じています。オンラインライブは映像だけで見せるということもあり、お客さんを前にしてライブをすることとはまた違った、作品を作るようなイメージで挑ませてもらいました。そこで学んだことをツアーに取り入れたりして、今のステージにも活きていると思います。

――「LIVE×ONLINE」で大変だったことは?

 ツアーだと回数を重ねていく中でいい意味で余裕も出てきて、クオリティも上がっていくのですが、「LIVE×ONLINE」のように一発勝負のライブはプレッシャーもありました。「LIVE×ONLINE」は一回しかできない、その一回のオンラインライブを作るのに1カ月ぐらい掛けて準備をして臨んでいたのですが、苦戦しながらも良いライブができたと思います。あと、THE RAMPAGEの場合、メンバーの人数が他のグループと比べると多いので、その分カメラワークも大変で、僕らよりもカメラを担当していた方がすごく大変だっただろうなと思います。

――さて、『小説 BATTLE OF TOKYO vol.2』が発売されました。

 vol.1からのスパンが早くて驚いています。このペースだともっともっと続いていくんだろうなと思いましたし、小説を読ませていただいてこの先のストーリーもすごく楽しみになりました。小説だけでなくアニメやマンガといった形での展開も出てくると思うので僕たちもすごく楽しみです。

――アニメといえば声優さんも梶裕貴さんや木村昴さんと何人か発表されていましたが、藤原さんのキャラクター、如月愁(キサラギ)の声優さんも決まっているんですか。

 まだ全てのキャラの声優さんは決まっていないみたいで、それもすごく楽しみです。何人か声優さんが発表された時は、LDHのファンの方とは違う層の方にも注目していただいて盛り上がってくださっていたのが印象的でした。

――すごく魅力的なキャラが揃っていますけど、メンバーの皆様はどのくらい関わっているのでしょうか。

 僕らはキャラクターについてのアンケートに答えて、その回答がキャラの方向性に反映されているのですが、それ以降は作家さんにお任せしているので、どのようなものになっていくのかワクワクしていました。

 そのアンケートに答えたのはもう3年ほど前になるのですが、すごく長文だったのを覚えています。その時はまだ『BATTLE OF TOKYO』の詳細も知らなかったので、自分がやってみたいことをひたすら書きました。

――最強の用心棒組織「ROWDY SHOGUN」というチーム名を聞いた時はどう感じましたか。

 すごくカッコいいなと思いました。ロゴも僕らのイメージにぴったりで。僕らは「BATTLE OF TOKYO」の中では用心棒をやっている設定ですが、それもTHE RAMPAGEらしくていいなと。

――藤原さんは如月愁というキャラクターネームですが、これはご自身で考えて?

如月愁(キサラギ(KISARAGI))

 はい。アンケートの中にどんな名前にしたいか、という項目がありました。そこに「如月愁」と書きました。財閥の御曹司というキャラの設定も自分で考えたのですが、それに合うような御曹司っぽい名前がいいなと思って、ネットで「お金持ち」「名前」のキーワードで調べて、その中で出てきたものから選びました。

――なぜ、御曹司というキャラ設定に?

 シンプルにカッコいいなと思って(笑)。

――確かに憧れる設定です(笑)。如月愁で気に入っているところ、注目ポイントなどありますか。

 如月愁が身につけているアクセサリーは僕が実際に付けているものが取り入れられていたりするので注目ポイントかなと思います。あと、衣装がカッコよくて、スーツっぽいフォルムに和柄を取り入れていて、気に入っています。

――如月愁のプロフィールの好きな言葉に「ローマは一日にして成らず」とあるのですが、これは藤原さんのモットーでもある?

 自分自身としては「継続は力なり」が座右の銘なのですが、それに近い言葉を如月愁に対して考えました。

――ところで「BATTLE OF TOKYO」の活動の中で感じたことは?

 「CALL OF JUSTICE」のMVはアニメと実写の僕らの映像が融合していて、その効果なのか海外の方が今まで以上に見てくださっているみたいで、ここからもっと世界に広がっていく予感がしています。僕は普段アニメはあまり見ないのですが、改めて日本のアニメの凄さを感じています。

 あと、Jr.EXILEとしての活動の中で他のグループと関わることが増えたことも『BATTLE OF TOKYO』をやっていて良かったと思う点です。みんなよく知っている仲ではありますが、一緒にライブをするということはほとんどなかったですし、楽曲でコラボするというのも新鮮でした。無限の可能性を感じています。

――一緒に活動を共にする中で自分たちの強みも再認識したり?

 リハーサル段階から一緒に作り上げていくのですが、他のグループのリハーサル風景を見る機会もこれまではほとんどなかったので、ライブの作り方も他のグループを見て学んだところもありました、例えばGENERATIONSさんの後輩の引っ張り方など勉強になります。あと仲がすごく深まったなと感じていて、Jr.EXILEとしてのチームワークも向上しました。刺激しあいながら、良い関係が築けていると思います。

――より強固なものになっていると。「CALL OF JUSTICE 」 のMV撮影で印象的だったことはありますか。

 全身タイツを着てモーションキャプチャーをしたことです。スタジオで4人ずつ組になってやったのですが、目の前にアニメがあって、自分が動くとその通りにキャラも動くことに感動しました。でも、今回のMVでは使われていなくて(笑)。どこかで使われたらいいなと思っています。

 完成したMVを観て実写の僕からアニメキャラに変わる瞬間もあって、そこもすごいなと感動しました。他のメンバーも特徴をよく捉えていて似ているなと思いました。僕の中では特に陣さん(GOEMON)がすごくカッコよくて、アニメ映えする顔立ちなのだと思いました。

活動の原動力とは

ROWDY SHOGUN

――藤原さんがこの先のストーリー展開の中で如月愁に期待していることは?

 今のところ如月愁の過去を知っている社長が登場しているのですが、家族との再会です。御曹司ということで、この先どこかで上流階級の家族が出てきたら面白いかなと思っていて期待しています。

――用心棒ということでバトルシーンも多いと思うのですが、藤原さんは“戦う”ということに対してどんな風に感じていますか。

 僕も男なのでバトルシーンは好きです。如月愁は合気道をやっているので、この先のバトルシーンも期待しています。

――藤原さんも合気道をやっていたり?

 いえ、僕はキックボクシングをやっていたぐらいです。それも、役者としてアクションシーンをやりたいと思ったからです。それに加えて殺陣も練習しています。

――殺陣をやりたいと思ったきっかけは?

 5年ぐらい前に殺陣のレッスンを受ける機会があって、その時に自分はこれがハマりそうだなと思ったのがきっかけでした。あと、映画『るろうに剣心』が大好きで、僕も映画のようなアクションシーンをやってみたいです。

――さて、「BATTLE OF TOKYO」は未来の東京が舞台となっていますが、藤原さんは九州から上京して5年ほど経ちますよね。この5年間で東京のイメージは変わりました?

 上京した時からはあまり変わっていないです。というのも、GENERATIONSさんのサポートメンバーをやっている時、14〜5歳頃から東京にはたまに来ていたので。

――藤原さんのこれからの展望や課題にしていることはありますか。

 まずは今回っているツアーを無事に完走することです。まだまだたくさん夢はあるので16人力を合わせて、みんながブレずに同じ方向を向いて頑張っていくことが一番大切だと思っています。そして国民的アーティストを目指していきたいです。僕個人としては、初心を忘れずに今出来ることを精一杯挑戦していきたい、世界も視野に入れて最強のグループになりたいと思っています。

――その原動力はどこにありますか。

 みんなに喜んでもらいたいという想いが強いです。僕がもっと有名になって活躍することで家族はもちろん、周りの方々が喜んでくれる、それが原動力になっています。

(おわり)

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