グローバルボーイズグループJO1が、30日生放送中のテレビ東京系列『テレ東音楽祭2021』に登場した。「無限大(INFINITY)」をパフォーマンスしネット上で反響を集めた。

 JO1はパフォーマンス前に、「様々なジャンルのいいところを取り入れながら僕たちの魅力であったりとか、僕たちにしかできないパフォーマンスをやっていってます」とコメント。

 確かに、この日に披露された「無限大(INFINITY)」(2020年3月4日リリースのシングル「PROTOSTAR」収録)は、様々な音楽性が取り入れられている。ハウス、EDMなどの各種エレクトロミュージックやHIP HOP、ブラックミュージックと、幅広い音楽性の成分を踏襲しつつも、それらをごちゃ混ぜにすることなく、必要最低限の音を集約し、偏ることのないバランスでJO1のオリジナリティをはらませ、説得力のあるアンサンブルを構築している楽曲だ。

 黒を基調としたフォーマルな衣装でビシッと決めたJO1は、導入のピアノとHIP HOPテイストの“静”のセクションで美しく舞い、深い低音の4つ打ちビートインのセクションに優雅に移行。ビートの躍動感と同期し、JO1は機敏な所作でクールなダンス&ボーカルを披露。薄いブルーの艶やかなステージカラーがマッチングし、徐々に高揚感を高めてくれる。歌、ダンスのクオリティと共に目を奪われるのは彼らの表情ではないだろうか。メロディや音価に合わせた表情をリズミックに変化させていくという、さりげなくもハイスキルなパフォーマンスだ。

 <So俺が 無限大>というバースに入ると、やや“タメ”を効かせつつも俊敏なムーブを見せ、自然に聴こえつつも実はかなり変化の多い(多様なビートセクションの変化やブレイクなど)楽曲構成がもたらす効果を最大限に表現している。

 次々とカラフルに変わるフォーメーションを見せるも、その全ての動作はナチュラルかつ美麗で、“僕たちにしかできないパフォーマンス”という、ステージング前の彼らの言葉を思い出させてくれる。

 楽曲後半にさしかかると照明、ダンス、歌唱共に勢いが増し、壮大な展開を見せ、ラストは全員で右腕を力強く掲げながらゆっくりと下げるというシンクロポーズで締めくくった。

 “グローバルボーイズグループ”や“世界標準”など、彼らを表すフレーズは多々あるが、パフォーマンスのキレや勢いを感じさせるJO1からは、やはりどの言葉もしっくりくる感覚をもたらしてくれる。クールさと優雅さ、シリアスさとポピュラリティも兼ね備えたJO1のステージは、世界に向かう彼らの“無限大”の姿勢をも表しているようだった。

 SNS上では、「ひと回り成長した無限大最高でした」「最後らへんの景瑚くんに心臓ぶち抜かれた、、、」など反響を集めた。

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