市村正親が演じる円城寺豪。劇場版でも“ミュージカル界のレジェンド”として圧巻のパフォーマンスを魅せる(C)横関大/講談社(C)2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会

 市村正親と太田莉菜が、『劇場版 ルパンの娘』(10月15日公開)に出演することが決定した。ドラマシーズン2で強烈なインパクトと謎を残した2人が参戦する。

 日本を代表する舞台俳優として、「ミス・サイゴン」(舞台/1992年)や、武内監督の代表作である映画『テルマエ・ロマエ』など、数々の話題作に出演し常に第一線で活躍している市村正親。

 シーズン2のスペシャルエピソード『ルパンの娘~愛の物語~』に、世界を股にかける泥棒・円城寺輝(演・大貫勇輔)の父、円城寺豪役でゲスト出演した際には、許婚であった輝と華を結婚させようと海外から急遽帰国し息子を後押しする厳格ながらも温かい父を好演した。

 ドラマでは息子の輝に『いつまでもくだらん歌を歌ってるんじゃない』と厳しく叱責していたが、最後には大貫演じる輝とともに盛大なミュージカルシーンを熱演し、「最高で贅沢過ぎるミュージカルシーン!」「2人とも美しい!歌唱力ハンパない!」などとSNS上で大いに盛り上がった。

 今回市村自ら「ミュージカル俳優として参加」と語るように、本作でもスクリーンで繰り広げる圧巻のパフォーマンスに期待がかかる。

 スペシャルエピソードのラストには「華ちゃんに何もかも話そう、私の知っているLの一族の秘密を...」と尊(演・渡部篤郎)に告げる豪の姿が映し出されており、「Lの一族の秘密」を知る重要人物として、豪がどのように物語に関わってくるのか期待される。

太田莉菜が演じるナイフ使いの殺し屋・ナターシャ。恐ろしさパワーアップ!Lの一族を再び窮地へ追い込む!?(C)横関大/講談社(C)2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会

 同じくドラマシーズン2からの続投となる太田莉菜は、第7・8話にLの一族を追うナイフ遣いの殺し屋・ナターシャ役として登場する。

 最終話ではもう1人のLの一族と思われる“三雲玲”の名前を言い残して姿を消すなど、謎の多い存在。寡黙でミステリアスなキャラクター設定のため、ドラマでのセリフはたった一言だったが、SNS上で『怖すぎる!』といったコメントが殺到するなど強烈な印象を残した。

 ドラマで見せたアクションシーンでのナイフさばきは劇場版でも健在で、太田は「見せ場のシーンとなるので集中して臨み、とても良いアクションシーンが撮れました」と自信を見せた。果たしてナターシャと“三雲玲”との関係は?彼女がLの一族を追う本当の理由とは。

市村正親:コメント

 武内監督とは『テルマエ・ロマエ』等でもご一緒させていただいておりますが、どれも普通の作品とは違った独特の世界観のお話で、自分の芝居もそこまで高めなければならないところに難しさとやりがいを感じています。今回も監督が好きそうなポイントがたくさん詰まっていて僕自身完成が楽しみです。元々舞台人なので、声の出し方などで世界を股に掛ける大泥棒の不思議な雰囲気を出せればと思いながら、円城寺豪を演じさせていただきました。ドラマでは最後の最後まで歌ったり踊ったりするそぶりも見せませんでしたが、今回は登場シーンから楽しみにしていただきたいです。私、市村正親も“ミュージカル俳優“として参加しておりますので、ぜひ劇場でお楽しみください!

太田莉菜:コメント

 シリーズ2の後半からの参加で期間は長くはなかったですが、すごく濃い現場で1シーン1シーンとても記憶に残る撮影でした。

 今回の映画では、ドラマのラストで謎として残された“三雲玲” とナターシャが作品の中でどう関わってくるのか、ぜひ注目していただきたいです。アクションシーンは久しぶりだったので不安もありましたが見せ場のシーンとなるので集中して臨み、とても良いアクションシーンが撮れました。この作品は皆さんを日常から非日常へと誘ってくれる、とても楽しい作品だと思いますし、魅力的なキャラクターがたくさん登場しますので、隅から隅まで楽しんでいただければと思います!

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