ゾンビ映画に込められた、心温まる<父娘の物語>とは?
Netflix『アーミー・オブ・ザ・デッド』
ザック・スナイダーが監督・脚本・製作を務めるNetflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』が全世界独占配信中だ。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のデイヴ・バウティスタ、真田広之、エラ・パーネルら出演の本作は、巨大金庫に眠る大金を狙い、ゾンビが暴れ狂うラスベガスでデイヴ演じるスコットら傭兵集団が「史上最大の強盗計画」に挑む物語。
『マン・オブ・スティール』『ジャスティス・リーグ』などDCコミック超大作を手掛けてきたスナイダー監督が、『ドーン・オブ・ザ・デッド』から17年ぶりに”ゾンビ映画”に帰還。インパクト抜群のド派手ゾンビ映画の中に、意外にも繊細で心温まる「父娘の絆を描いた物語」を描いたことが本人らの証言から明らかとなった。
ゾンビ映画の原点である『ゾンビ』(1978)のリメイク作品『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)を手掛け、本格的なサバイバルアクションへ進化させたスナイダー監督は、本作について「これは本格的なゾンビ×強盗映画。もしゾンビパニックを期待しているなら、100%期待に応えられます」と、ゾンビ映画としての完成度の高さを自信たっぷりに語っている。しかしそれだけではなく、「同時に、キャラクターたちの暖かさやリアルな感情が伝わってくるような作品になっています」と、ゾンビ映画の中で心揺さぶられる人間ドラマが描かれていることを明らかにした。
その中心となるのが、傭兵集団のリーダーであるスコットとその娘ケイトの<複雑な親子関係>。スナイダー監督は「スコットは荒くれ者で、殺し屋ですが1人の父親でもあります。彼は強盗計画のリーダーを務めながら、娘との関係を修復しようとするのです」と、屈強な傭兵である彼も、父親として娘との関係に悩む人間らしさや弱さを持ち合わせていると説明。
また、娘役を演じたエラも、「ケイトと父親の物語は本当に感動的で共感できるものだったので、命を吹き込みたいと思ったのです。『アーミー・オブ・ザ・デッド』は、私達の知る典型的なゾンビ映画とも、アクション映画とも違う作品です」と、作品の中で描かれる親子の絆が、今作をより身近で特別なものにしていると語った。
本作では、強盗計画の依頼を受けたスコットが傭兵集団を結成し、ゾンビだらけの危険地帯への侵入を強行。とあるきっかけからケイトもスコット率いる傭兵集団と行動を共にしていくことになるが、その中で2人がぶつかりながらも、ある辛い過去によって生まれた心の溝を徐々に埋めていく様子が描かれている。
誰もが共感できるような心温まる<父娘の物語>が込められた本作は必見だ!ある日突如ゾンビが大量発生、多くの犠牲を払いながらも、ラスベガスにゾンビを隔離することに成功した人類。ゾンビとの死闘の後、静かに暮らしていた主人公スコット(デイヴ・バウティスタ)は、謎の男(真田広之)の依頼によって、ラスベガス地下の巨大金庫に眠る大金を狙うべく、ゾンビだらけの超危険エリアへ侵入するという「史上最大の強盗計画」に挑むことに。凄腕のクセ者たちを集めたスコットたち傭兵集団は、ラスベガスを埋め尽くす“進化型ゾンビ軍団”を倒し、究極の一攫千金を掴むことはできるのか!?