ジャズ界の帝王マイルス・デイヴィス、最晩年の未発表ライヴ音源緊急リリース決定

　1991年７月１日、フランスはヴィエンヌのジャズ・フェスティバルに出演したマイルス・デイヴィス・グループ。その時の貴重な未発表ライヴ音源を６月25日に２枚組CDで発売することが14日、わかった。

　同年９月28日、サンタモニカで息を引き取ることになる彼にとって本ライヴは、最晩年のものの一つとして知られている。1985年にワーナー・ブラザースへ移籍し、過去の栄光にとらわれず、あらゆるジャンルをとり込んだアグッシヴな音楽活動を展開していたジャズ界最重要人物の、実験性だけに終わらない熟成感のあるパフォーマンスの凄さ、見事さが凝縮されたライヴ作品の登場。

　マイルスと交友のあったスーパースター、プリンスのペンによる楽曲も収録。アシュリー・カーンの英文ライナー訳付。

パーソネル：Miles Davis（tp）／Kenny Garrett（alt sax）／Deron Johnson（key）／Joseph Foley McCreary（b）／Richard Patterson（b）／Ricky Wellman（dr）

作品情報

マイルス・デイヴィス／ライヴ・アット・ヴィエンヌ

Miles Davis／Merci Miles! Live at Vienne
6月25日発売
WPCR-18438/9
仕様：2CD
3,300円（税込）

【収録内容】

（Disc 1）
1.ハンニバル
2.ヒューマン・ネイチャー
3.タイム・アフター・タイム
4.ペネトレイション
（Disc 2）
1.リンクル
2.アマンドラ
3.ジェイルベイト
4.フィナーレ