セカオワ、能年玲奈主演映画の主題歌担当 撮影現場から新曲着想
独創的な世界観で人気を集める4人組バンドの「SEKAINO NO OWARI」が、能年玲奈(21)主演映画『海月姫』(12月27日)の主題歌を担当することが分かった。
映画は、大人気コミックの実写版。東村アキコさんによる原作『海月姫』は、2008年に連載開始されて以降、これまでに累計発行部数270万部突破(1巻~13巻)、また第34回講談社漫画賞少女部門を受賞、2010年にはフジテレビ『ノイタミナ』でテレビアニメ化もされた話題作。
出演者は、今や国民的人気を誇る能年玲奈、若手実力俳優の菅田将暉、演技派俳優の長谷川博己をはじめ、池脇千鶴、太田莉菜、馬場園梓(アジアン)、篠原ともえほかそれぞれジャンルもタイプも異なる個性豊かな豪華キャストが集結。
監督は、『ひみつのアッコちゃん』『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』の川村泰祐さんが、衣装デザインはきゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手がける飯嶋久美子さんが務めるなど、作り手にも旬のクリエイターたちが揃った。
セカオワ、撮影現場でイメージ膨らませる
主題歌を担当することになった「SEKAI NO OWARI」は、独自の世界観と音楽で、子供から大人まで幅広い世代に絶大な支持を得るバンド。
仲間と一緒に生活しながら音楽活動を続けるSEKAI NO OWARIと、『海月姫』に登場する“尼~ず”たちの姿が重なったこと、そして、ポップなメロディに強いメッセージを秘めた彼らの音楽が、映画に更なるパワーを与えてくれると期待して主題歌を依頼したという。
SEKAI NO OWARIのメンバーは主題歌制作のために、映画の撮影現場を見てイメージを膨らませたいと希望。レコーディングで多忙なスケジュールの合間を縫って、わずか30分ながら撮影現場を見学して、曲のインスピレーションを得たようだ。
Saori「嬉しかった」
作詞を担当したSaoriは「主題歌の話を聞いて嬉しかったです。私たちはいつもメロディが先なのですが、Nakajinが詞先でやってみなと言ってくれて、すごく楽しかったです。(映画のヒロインたちの)閉じこもっているけど、一歩外に出てみようとしている感じを私も知っているぞと思って、自分とリンクする部分を人魚の話で書いてみようと思い、すぐにピンときて詞を書けました」とコメントしている。
新曲のタイトルは「マーメイドラプソディー」。人魚の物語になっている歌詞と、水中を漂う人魚の姿をイメージさせるメロディが、映画の世界観を表現している。
主演の能年は「可愛らしい曲で、敢えて、人魚の曲になっているのが、海月姫のストーリーからまた別の物語を思わせるような気がします。と、楽曲の世界観が『海月姫』から生まれたアナザーストーリーになっていると絶賛している。