シンガーの西川貴教(T.M.Revolution)、声優の寺島拓篤、小松未可子、釘宮理恵が29日、日本テレビ系で4月10日より放送されるアニメ『EDENS ZERO(エデンズゼロ)』のオンライン先行上映会に登壇。トークショーを行い作品について語った。

 『EDENS ZERO』は週刊少年マガジン連載、累計発行部数 7000 万部を超える『FAIRY TAIL』の真島ヒロ最新作のテレビアニメ化。アニメ放送開始に先駆け、第1話と第2話の『オンライン先行上映会』を実施。この日は、主人公シキを演じる寺島拓篤、シキと旅を共にする仲間たちのレベッカ役・小松未可子、青猫のハッピー役・釘宮理恵、本作のオープニングテーマを担当する・西川貴教がトークショーに登壇した。

 『オンライン先行上映会』の前に行われた取材陣による質疑応答ではオリンピックにちなんで、作中に登場する“エーテルギア”という能力とかけて競技をするにあたってどんな能力があったら嬉しいか、という問いに寺島は「シキが重力を操るという能力なので、走る競技だったらあっという間に人間の能力を超えられるので…」と走る競技を選択。

寺島拓篤

 もともと陸上部で短距離走をやっていたという小松は「重力のエーテルギアを使って陸上競技にトライしたい」と同じく走る競技と続いた。釘宮は「私は走るのがすごく苦手で、いつまでもダッシュできる能力があればいいなって。あとトランポリンで宇宙まで行けちゃうくらい高く飛べる能力があると楽しい」と妄想を膨らませていた。

小松未可子

 順番が回ってきた西川は「右に同じで…」と会場の笑いを誘うと、「重力のエーテルギアは何にでも応用できちゃいますからね」と話せば、寺島が「肉体を強化するエーテルギアもあるかもしれませんからね」と西川に振ると、西川は「そんなものに頼ってはダメ!」と、体を鍛えることへのストイックな一面を覗かせた。

西川貴教

 目標やチャレンジしたいことについて聞かれた寺島は「家の仕事が苦手なので、もっともっと家族のために頑張りたいと思います」と家族思いの一面も。小松は「レベッカが動画配信者で“B・キューバー”なのですが、私はチャンネルを持っていないのでやってみたい。ハッピーと一緒にアオネコch.を再現できたらいいな」と作品と絡めたチャレンジをしたいと明かし、釘宮は「時短ですね。私は何をするにもトロくて…。順序よく物事をこなしてスッキリした形で爽やかに出かけたい」と目標を述べた。そして、西川は「昨年は糖質を絞っていって…」と話すと、「10人いたら10人に合う減量の仕方があるので試していきたい」と減量について熱く語る。

釘宮理恵

 宇宙のどこかに存在し、願いを叶えてくれるというマザーに会いに旅に出るシキ達にちなんで、4人はどんなことをマザーにお願いしたいか、という質問に寺島は「西川さんのような強靭な体が欲しいです」と話せば、西川が丁寧にアドバイスする場面も。

 小松は「声優は万年就活生なので常にオーディションに受かりたい。多くの作品に出会えることが夢です」と、夢を語った。釘宮は「マザーに会うということは新しく生まれ変わることだと思うんですけど、私が4〜5人生まれてくれれば――」と、その分身たちにいろんな役割を担当させたいと斜め上の回答。

 西川は「この作品のティザームービーにいろんな国の方がコメントしてくれているので、この作品を待ってくださる方が沢山いるんだなと思いました。この主題歌『Eden through the rough』を直接届けに行けたら」と願いを語ると、寺島は「見習いたいコメントでした!」と、流石の回答に舌を巻いた。

 トークショーでは4月21日にリリースされる『EDENS ZERO』オープニング主題歌「Eden through the rough」について西川は「シキの気持ちや想いを曲に乗せ、リリックやメロディに変えてお届けしていこうと思いました」と述べ、「エンディングとオープニングでこの作品を包んでいるかのような感じで、自然と意思の疎通がとれていた」と、CHiCO with HoneyWorksのエンディング曲「冒険のVLOG」を聴いて感じたことを語った。

  「冒険のVLOG」について寺島は「オープニング曲がバトルに対するワクワクだとしたら、エンディングは世界観へのワクワク」と表現。「冒険のVLOG」について西川は「こういう形で一緒に作品を作れていることが本当に光栄で、『EDENS ZERO』を一緒に盛り上げていきたい」とコメント。

 さらにサプライズで『EDENS ZERO』のキャラと西川を描いた真島ヒロ氏によるイラストが紹介され、それを見た西川は「すごい嬉しい! また自分にとって大切な作品が生まれました。表札にします!」と喜びを口にし、イラストの筋肉の描き方にも「肩から上腕二頭筋にかけてのセパレーションが――」と大満足の様子。そして、このイラストが「Eden through the rough」の期間生産限定盤のジャケ写になる事も発表された。

サプライズに喜ぶ西川貴教

 最後に西川は「この作品の魅力を僕自身も精一杯届けて行ければと思います」と決意を述べ、トークショーを締めくくった。【村上順一】

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