奥平大兼、高校生のリアルな片想いを繊細に 公開後1日で35万再生
『高校1000日間の片想い』男子篇
俳優・奥平大兼(17)が出演するNTTドコモのWebムービー『高校1000日間の片想い』男子篇が、公開後1日で35万再生を突破した。学生の片思いをテーマにした動画で、男女それぞれの目線で描いた。奥平はその男子篇で主人公を演じた。まふまふが歌うテーマ曲「片恋」とも相まって感動を呼ぶ物語となっている。
動画では、2020年度の卒業生が過ごした現実の3年間の時間軸を一つのストーリーと捉え、300人以上の高校3年生に行ったアンケートをもとに、揺れ動く気持ちやリアルな恋愛エピソードをストーリーに反映させた。
女子目線の「女子」篇(長澤樹)と男子目線の「男子」篇(奥平大兼)の異なる視点で描いた2篇からなる。
本当は両想いだが、互いに片想いだと思っている2人。短い3年の高校生活の最後の年に、コロナ禍に見舞われもどかしく過ごす。しかし卒業式の日に想いは溢れ“告白”へと走りだす。
2篇を併せて観ると実はふたりが両想いであったとが分かる内容となっている。動画には浜辺美波が担任教師役で出演。テーマ曲「片恋」を歌うまふまふも先生役を演じている。
動画は2日に公開され、約1日後には奥平が主人公を演じる男子篇の再生数が35万回を突破。大きな反響となっている。
奥平は昨年、デビュー作となった映画『MOTHER マザー』で母との関係に翻弄される息子役を好演し、一躍脚光を浴びた。デビュー2作目となるTBS金曜ドラマ『恋する母たち』では3人の母の息子たちの一人を演じ話題になった。
これらの演技が評価され、『第44回日本アカデミー賞』新人俳優賞、『第63回ブルーリボン賞』新人賞、『第94回キネマ旬報ベスト・テン』新人賞を受賞するなど、今後の更なる活躍が期待されている注目の新人俳優だ。
撮影では1年生や3年生など異なる学年を演じ分けた。その感情表現に心打たれた監督やスタッフは、制作期間中まるで3年間の成長を見守るような気持ちだったという。相手をひそかに想うシーンでは、現役学生ならではのピュアな演技が光り、リアルさが生まれていた。
『MOTHER マザー』などでも見せたリアルな芝居で、高校生の繊細な心の動きを見事に表現している。