Def Tech・Microの新ユニットWST(ダブスト)が11日、WST YouTubeチャンネル&Micro YouTubeチャンネルのYouTubeライブで、12日リリースの第二弾シングル「Why」を生披露した。

 WSTとは、サーフィンを通じて繋がったMicroとShu Dosoがユニットを組み、それぞれの経験を元に今の時代だからこそ伝えたい社会的メッセージを楽曲や映像を通じて発信するプロジェクト。

 1stシングル「Offshore ~Cafe Latte Song~」は公開初日から話題になり、ストリーミングサービスApple MusicとSpotifyにおいて合計再生回数25万回を記録。2ndシングル「Why」は、人類が直面した未曾有の危機において、自分と自分を信じてくれる人達と共に、どんな試練も乗り越えられるというメッセージが込められた、今を前向きに生き抜く希望の楽曲。

 生配信では楽曲「Offshore ~Cafe Latte Song~」から始まり、温かい雰囲気と笑顔を溢れさせながらパフォーマンス。

WST

 MCでは、現在彼らの中にある想いを伝えるべく、WSTのリリック、メロディを12カ月連続で届けることを視聴者へ伝えた。Microは、「今、みんなも、僕達も苦しんでいる中だからこそ、この音楽と映像が必要」と、述べた。そしてShu Dosoは「僕らの音楽は元気が出る音楽しかありませんから」と、メッセージを寄せる。

 そして、Microの「これが俺達の今、伝えたい想いです」という言葉と共に「Why」のMVを初公開。その後Shu Dosoは歌詞についての想いを語りつつ、コロナ禍に対し、「必ず出口はあるよ。トンネルの向こうには光もある」と、述べる。Microは「人類がこの戦いに勝利した先にある希望の歌」と、本作を表現した。

 続いて「Why」の生披露。2人の想い、魂が込められた一節一節の言葉、リリック、メロディ、サウンド、それら全てを噛みしめるように、生きたパフォーマンスを画面越しの視聴者に直接渡すように届けた。チャットには、「歌詞が沁みる」「生き返った」等、希望に満ちたコメントが連なる。

 最後にShu Dosoは「12曲、みなさんに満足してもらえるような歌をこれからも創っていきたいなと思っています」、Microは「コロナ禍明けのWSTのライブでは密に密というくらいの日を願いながら――」と、締めくくった。

WST

 生配信後の質疑応答では、ライブの手応えとしてMicroは「刺さると思うんです。僕らが刺さっているくらいですから。また、Def Techとは違う味」と、強いメッセージ性のある本作およびパフォーマンスについてコメント。そして、12カ月連続リリース作品のうち7作品が出来ているということも明かした。

 コロナ禍においてのメッセージ性が強い今作。「この時代において大切な気持ちは?」という質問に対し、Shu Dosoは「希望」と即答。そこには、どんなに良い局面でも悪い局面でも、希望がしっかりあれば常に前を向いて歩いていけるという想いが込められているという。

 Microは「変化できるかどうか」と、答える。いかに変化に対応できるか、自分がやりたいことだけではなく、必要とされるところに自分の重きを置けるか、という意味も含まれていることを語る。コロナ禍で新しい挑戦をすることは「絶望から希望へ」という想いがあるという。

 また、本作MVにはあらゆる国の人達が出演している。日本人として出演するのはWSTの2人だけ。そこには、国内のみならず、コロナ禍で世界の状況が傷んでいるというメッセージが込められているという。

 「今後の展望としてどのような音楽を?」という質問に対し、Microは、コロナ禍で亡くなってしまった方への想い、残された家族に対しての想いが込められている、今後リリース予定の作品を挙げた。また、日常に問い続ける内容の、全てが問いかけという内容の楽曲もあることを明かす。

 Shu Dosoは、育児や仕事で大変な女性に元気になってもらいたいという想いを語る。そこには、当たり前のように感じられることをおこなうことに対する応援、勇気付ける想いがあることを述べた。

 そして、「コロナ禍明けのライブで最初に伝えたいことは?」という質問に対しては、Microは「よくここまで来れたね、と言いたいです」と、温かいねぎらいと励ましが含まれた心境があることを述べる。Shu Dosoは、次の人生を創っていかなければという想いのもと、「積み上げるのは難しいけど、崩れるのは一瞬。それが人生だから、一から希望を捨てずに積んでいこう」という、希望の想いがあることを言葉にした。【平吉賢治】

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