“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのハシヤスメ・アツコが出演するCM「サイクラーズ企業広告もったいないおばけ」が2月4日よりWEB上で公開した。

 本CMは、サイクラーズの初のブランドCMとなり、BiSHのハシヤスメ・アツコさんを起用し、サイクラーズが目指している再生し続ける循環型経済モデル”サーキュラーエコノミーの実現”を令和版もったいないおばけをテーマに表現した7分を超えるドラマ仕立てのCMとなっている。

 CM内では、ハシヤスメ・アツコがもったいないおばけを熱演し、“使い捨てのない世の中へ“をキーワードに7分25秒のドラマ仕立てのストーリーで展開し、サイクラーズのコーポレイトメッセージを訴求していく。今回BiSHのハシヤスメ・アツコは単独での初CM出演。また、監督には、現役映画プロデューサーが選出する最も優れた新人監督に贈られる賞、新藤兼人賞を2020年に受賞した内山監督が担当した。

 「サイクラーズ企業広告 もったいないおばけ」では、総務課として働く男性がオフィス大規模縮小の手続きでオフィスに残り仕事をしていたところ、オフィス内の電気が突如点滅するシーンから始まり、その後、”おばけ”を演じるBiSHのハシヤスメ・アツコが背後から現れるというホラー演出から始まる。その後、一言も語りかけてこない”おばけ”と共に過ごすことに心地がよいと感じるようになってきた男性は、ある夜「人もモノも使い捨て、、、」そんなことに疑問を抱き「オフィス用品 廃棄」から「オフィス用品 捨てない」と検索する。その時、男性は”おばけ”の正体が”もったいないおばけ”であることに気づき、オフィス用品を捨てないという選択肢をすることによって”もったいないおばけ”と一緒にいることができなくなってしまうことに躊躇する。

「サイクラーズ企業広告もったいないおばけ」CMメイキング

 そんなシーンで”もったいないおばけ”より「何度も生まれ変わるよ人もモノも」「落ち込んでる時間が」とメッセージが届き、今まで一言も語らなかった”もったいないおばけ”が「もったいない」と一言。最後にオフィス用品をリサイクルに出すことに決意した男性がその選択肢を選ぶと、”もったいないおばけ”は消えてしまうという切なさ残るストーリーに仕上がっている。

 本CMは7分25秒とドラマ仕立ての長尺CMとなっており、単独CMが初出演となるハシヤスメ・アツコの熱演を見ることができる。

 撮影の隙間時間にはおばけになりきるために「顔真似」「おばけポーズ」を何度も練習CM撮影の隙間時間では、ハシヤスメ・アツコさんがメイキングカメラに向かい、「どちらの顔がおばけらしいですか?」と話し、何度もおばけの練習をする姿が見られた。そして、メイキングカメラに突然現れおばけポーズをするなど楽しく撮影現場を満喫しているハシヤスメ・アツコの様子が伺えた。

ハシヤスメ・アツコ

――CMのオファーいただいた時の感想について

 私自身、洋服だったり本来であれば廃棄されるものをリサイクルしたりお友達にお洋服あげてたりするので、ちょうどオファーいただく1週前にあげたりすることがあったので、運命を感じました(笑)

――女優として演じてみていかがですか?

 おばけの役を演じて光栄です。今のところ、体育座りをしているだけなのですが(笑)

――今回のCMオファーについてBiSHメンバーにお話ししましたか?

 メンバーから「おう、頑張って!」って感じで、優しく背中を押してくれました。

――今回の演技で難しかった点や見てほしいなという点はありますか?

 人生でおばけ役を経験したことがないですし、きっとこの先おばけを演じることもないですけど、もったいないおばけというのは自分が小さい頃から親に言われていたおばけなのでそれを演じられるのはすごい光栄でした。自分なりのもったいないおばけをこの令和にどう演じたのかを見てほしいなと思います。

――今までのもったいないおばけはどういう存在でした?

 存在すると思っていますし、今も多分いると思います。ちょっとした食べ物だったり、洋服など、自分の中にもったいないおばけがいると思うんですよ。食べ物を残さずに食べたり、これは何かに活かせないかななど今でも考えますよね。

――今回メガネをかけたおばけと特徴的なのですがいかがでしたか?

 ハシヤスメはメガネが生まれてからずっと生えているという、設定ではなく本当にそうなので!初めての方(私のことを知らない方)は何を言ってるんだろうという感じだと思うのですが、こういうおばけもいるんだなと思って見ていただければと思います。

内山拓也監督コメント

 働き方が今大きく変化している中で、まだまだ私たちは勿体ないことをしているなと実感しました。 不用品やゴミという言葉やその意味自体が、新しいワードに変換され、少しでも無くなる未来がくることを願って。全てのモノに、次の人生を。

 1992年5月30日生まれ。新潟県出身。高校卒業後、文化服装学院に入学。在学当時から映像の現場でスタイリストとして携わるが、経験過程で映画に没頭し、監督:中野量太(『浅田家!』『湯を沸かすほどの熱い愛』など)を師事。23歳で初監督作『ヴァニタス』を制作。同作品で初の長編にして「PFFアワード2016観客賞」を受賞。近年は、広告やミュージックビデオの他に中編映画『青い、森』、長編映画『佐々木、イン、マイマイン』を監督。

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