器の大きい人間になりたい、2021年ブレイク必至歌手・真田ナオキに迫る
INTERVIEW

真田ナオキ

器の大きい人間になりたい、2021年ブレイク必至歌手・真田ナオキに迫る


記者:編集部

撮影:

掲載:21年01月01日

読了時間:約6分

 昨年の12月30日に行われた「第62回 輝く!日本レコード大賞」授賞式で、最優秀新人賞を受賞した歌手の真田ナオキ。ネット上では、その甘いルックスに似合わない“ノックアウトボイス”とも称されるインパクト抜群の歌声が話題となった。2021年、演歌というジャンルや世代をも超えるスケール感を感じさせる注目の歌手・真田ナオキに話を聞いた。

言葉にはできない格別な時間でした

『第62回 輝く!日本レコード大賞』最優秀新人賞を受賞した真田ナオキ

――まずは、「第62回 輝く!日本レコード大賞」最優秀新人賞おめでとうございます。本番の日はどのような気持ちでステージに立ちましたか?

 直前まで緊張で押し潰されそうになっていましたが、いざあの場所に立ってみると“楽しめそうだ!”と思った瞬間曲がはじまり、そこからの時間はあっという間に感じました。

――ステージで名前が呼ばれたときはどのような気持ちでしたか?

 呼ばれないと思い少し気を抜いていたので、一瞬ぽかんとした顔になっていたと思います(笑)。ふと我に返り真田ナオキと呼ばれた事に気づいてからは、泣くなと言われたことを思い出して、涙をこらえるのに必死でした。

――受賞後にもう一度歌われたとき涙を浮かべていらっしゃいましたが、何か込み上げるものがありましたか?

 歌手として歌だけはしっかり歌いたいと思っていたので、必死にくらいついて歌っていました。今まで支えてくれたファンの方や、関係者、スタッフの方のたくさんの顔が浮かんできて、言葉にはできない格別な時間でした。

――“ノックアウトボイス”とも称される、インパクトのある歌声が視聴者の間でも話題となっていました。日本酒でうがいをするなど、独特な練習法で作り上げた声ということですが、振り返ってみていかがですか?

 自分にしかない特徴のある声を作りたいと思い日々の練習で作った声なので、これからも自信を持って『真田節』で歌っていきたいと思います。

不思議とファンの方が近くにいるように感じた

――さて、昨年を振り返りたいと思うのですが1月に移籍第一弾の「恵比寿」をリリース致しました。新たなスタートの幕開けをどういった心境で迎えましたか?

 シンプルにすごく楽しみでした。移籍からリリースが決まるまでの間は焦りもありましたが、いざ決まってからは、毎晩のように新曲をステージで歌っている夢をみました。

――マスコミの方々を前に甲冑姿を披露し、大きくメディアでも取り上げられましたが。

真田ナオキ

 思い返すと、本番はとにかく必死で記憶にないぐらいの緊張でした。翌日のテレビや新聞を見て、はじめて実感がわいたというのが正直な気持ちです。

――華々しく演歌界、歌謡界に新星登場をアピールをしましたが、その直後のコロナ禍で様々なイベントやコンサート、テレビやメディアへの出演などが中止となりましたが、その時はどのようなことを考えましたか?

 移籍第一弾の「恵比寿」を発売して2か月が過ぎたあたりから、いろいろなスケジュールが止まるかもしれないという話が出て、その後の緊急事態宣言からすべてのスケジュールが止まりました。その頃は今までと全く異なる日常に、仕事ができない不安、歌えないことの怖さ、ファンの方に会えない辛さなどから、心が押しつぶされそうなときもありましたが、今思い返せば神様がくれた特別な時間で、改めて自分を見つめ直すいい機会だったと思っています。ファンの方に再会した際、また進化した自分を見せるための準備期間と考えようと決めました。

――本来であればイベントなどでファンの方々とも会える機会も多かったと思いますが、ファンの方々と会えない中でどのようなコミュニケーションを取られましたか?

 不安があったり夜眠れなかったりするときもありましたが、今しかできないことに挑戦しようと思い、気持ちを切り替えました。4月には、ファンレターを直筆でお返しすると決め、7月までの3か月で約1000通のお手紙を返信しました。ネットでのイベントは、こちらが一方的に発信しているように感じ最初は不安でしたが、コメントを頂いたり一対一で接することもできるとわかって、不思議とファンの方が近くにいるように感じました。

成長した真田ナオキを皆さんに見て頂きたい

真田ナオキ

――そういった活動を続ける中、メディアへの登場も徐々に増え、10月には「恵比寿」のニュータイプ盤として「殿盤」をリリース。その際には海岸での殺陣も披露いたしました。1月に続き「戦国」「サムライ」といった男っぽいイメージが真田さんにはありますが、何かこだわりのようなものはありますか?

 古き良き日本男子に憧れがあります。焦らず失敗してもいいから器の大きいに人間になりたいと常に思っています。

――昨年1月の新曲発売から「さあ!」というような思いがあった中で、真田さんをはじめエンターテインメント業界は大変な状況となりました。そんな中で師匠の吉 幾三さんや周囲から何か言葉をかけられたりしましたか?

 お客様の前で歌わない期間が多かったので、パフォーマンスにも不安がありました。事務所の社長からは、焦らずに心と体を休める期間も必要だと言って頂き、救われたような気がしました。また、師匠の吉 幾三先生からは、気が病まないようにと毎晩のようにメールや電話を頂きました。このとき師匠から頂いたお手紙は、肌身離さずいつも持ち歩いています。

――コロナ禍において、思い描いていた未来とは違う1年になったかと思いますが、それでもファンの方々に支えられ着実に新曲「恵比寿」と共に歌手・真田ナオキが演歌界で注目されていきます。2020年の年末に向かう中で「年間USEN HITランキング」の演歌・歌謡曲ランキング1位、そして、「第62回輝く!日本レコード大賞」では新人賞に選ばれました。

 昨年を振り返ると、目の前のことに100パーセントの力を発揮できるように頑張っていましたが、自分以上にファンの方やスタッフの方も頑張っていたのだと感じます。これまで応援頂いたファンの皆様へは、“ありがとう”の前に、“おめでとう”と言いたい気持ちになりました。

――様々な人が体験したことがない特別な1年となった2020年ですが、「第62回輝く!日本レコード大賞」最優秀新人賞という栄誉を掴み、そして、新たな2021年が幕を開けました。まだまだエンタメ業界を取り巻く環境は大変な状況が続くかもしれませんが、どのような1年にしたいと考えますか?

 2021年は、とにかくファンの方の前で数多く歌いたいです。大変な一年を経験したからこそ、成長した真田ナオキを皆さんに見て頂きたいと思います。

――2月17日には2021年第一弾となる新曲「本気(マジ)で惚れた」が発売となります。前作同様、師匠の吉 幾三氏が作詞、作曲を手掛けた作品ですね。

 新曲「本気で惚れた」は、吉メロディーにたくさんの遊び心と真田節が詰まった楽曲です。曲半ばの『もうイヤ!』と、最後の『本気で惚れたのあんたに!』に真田ナオキの色が出る様に作って頂いた曲なので、是非意識して聴いてほしいです。

――それでは最後にファンの皆様へメッセージをお願いします

 昨年は、会えない中でもたくさんのご声援をいただき有難うございました。また、ネットが不慣れな方も勉強して頂き、本当に感謝しております。2021年はSNSはもちろんですが、直接会えるイベントの機会を増やし、そして昨年5月に中止となったワンマンライブのリベンジを絶対にやりたいと思っています。日頃からご声援頂いている皆様、そして、これから出会う皆様に一日でも早く会えることを心待ちにしています。これからも真田ナオキをどうぞよろしくお願いします!

(おわり)

作品情報

■真田ナオキ ニューシングル「本気(マジ)で惚れた」

2021年2月17日発売

マジ盤  TECA-21009 価格:1,227円+税
1.本気(マジ)で惚れた 作詞・作曲:吉 幾三/編曲:矢野立美
2.あなたしか      作詞・作曲:吉 幾三/編曲:矢野立美

惚れた盤 TECA-21010 価格:1,227円+税
1.本気(マジ)で惚れた 作詞・作曲:吉 幾三/編曲:矢野立美
2.雨よあいつは     作詞・作曲:吉 幾三/編曲:矢野立美

DVD付 TECA-21011価格:1,227円+税 (シングルCD+DVD)
収録内容:CD
1.本気(マジ)で惚れた 作詞・作曲:吉 幾三/編曲:矢野立美

収録内容:DVD
本気(マジ)で惚れた ミュージックビデオ

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