吉川晃司の象徴“シンバルキック”骨折しても続ける理由「ノンストップ!」で明かす
シンバルキックを見せ続ける理由を語った吉川晃司

シンバルキックを見せ続ける理由を語った吉川晃司
デビュー30周年を迎えた吉川晃司(49)が今月16日に、東京・日本武道館で誕生日ライブを行い、30年間続けてきたシンバルキックを披露した。吉川の象徴でもあるこのシンバルキック。過去に3回も骨折しているが、それでも見せ続ける理由を、25日放送のフジテレビ系『ノンストップ!』(毎週月―金あさ9時50分)で明らかにした。
武道館公演では、2メートル20センチの高さにあるシンバルを、体を回転させながら蹴り上げた。その姿は年齢による衰えを一切感じさせなかった。そもそも学生時代は水球部に所属、その実力は全国レベルで、芸能界入りしてからも持ち前の体力と瞬発力を活かして様々なパフォーマンスやアクションを演じてきた。
シンバルキックもそのなかで生まれたもので、吉川を象徴するパフォーマンスとなっている。だが、過去に3度骨折し、両足の靭帯をも切っている。それに加え今年で49歳。年齢による体力の壁もある。番組では「2時間にもおよぶライブは体力的にも相当きつい年齢に達している」として、ライブを終えたばかりの吉川を独占取材、年齢の壁にどう向き合っているかなどの本音を聞き出した。
この取材の模様はVTRとして放送された。吉川は「体力が上がるわけではないですもんね。どんどん下がる。歳を重ねるごとにライブの見せ方は変えている」とし、プロ野球の投手に例えて「歳を取り球速130キロ後半しか出なくなっても、緩急を使い150キロよりも速く感じさせる技を身につける―、それと一緒」と答えた。
また、シンバルキックをやり続ける理由についても言及。「バカバカしさが好きなんですよね。“そこにシンバルがあるからだ”ってことになっているんですけど、自分が置いているわけだし」。
「何かわかりやすい物差しとして作っておきたいというか。やらざるを得ない状況にしておけば少しは長く元気にいられるんじゃないですかね」と、シンバルキックを見せ続けることで体力、パフォーマンスの維持に繋げているとも語った。
このVTRが紹介されたあとのスタジオではLiLiCoが「エロスを感じる」とホレボレ。司会の設楽統も「若い頃の映像を見るとキレキレで、割と無茶した動きがみられた。体は作ってはいるものの年齢的な影響とか…それでも色気はすごい」と絶賛していた。
ちなみに吉川は、唐沢寿明主演の映画『イン・ザ・ヒーロー』(東映配給、9月6日全国公開)で主題歌を書き下ろしている。6月30日に都内で行われた同映画のキックオフ会見では、年齢が近い唐沢がアクションを演じていることに触れ「僕もステージで暴れる方なんで、この歳になると骨折ったりとかしょっちゅうです」と語った。
また、この席では夢についても述べ「子供のころ描いていた自分に一歩でも近づくことですかね。人間は亡くなるときに完成するって言いますから。ローリング・ストーンズも70歳過ぎてもバリバリやってるじゃないですか。ゴールはないので、いつまでも噛みついていきたいと思ってます」と生涯現役を宣言していた。

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