ジョージ・クルーニー監督、こだわりは宇宙船内にも 宇宙探査ができるほどのリアル
Netflix 映画 『ミッドナイト・スカイ』
ジョージ・クルーニーが監督・製作・主演を務めるNetflix映画『ミッドナイト・スカイ』。ジョージが演じるのは、滅亡の危機に瀕した地球に残る孤独な科学者オーガスティン。ある日、地球の惨状を知らずに帰還しようとする宇宙船乗組員に危険を知らせるべく奔走する姿が描かれる。この度ジョージは、リアリティ溢れる映像で観る人の没入感を高めるべく、『E.T.』を手掛けたプロダクションデザイナーを起用し、宇宙船内の大掛かりなセットを組んだことを打ち明けた。さらに、そのセットはNASAの研究を参考に、本当に宇宙探査ができることさえ想像して製作されたことも判明した。
「オーシャンズ」シリーズや『ゼロ・グラビティ』など数々の超大作に出演し、プロデューサーを務めた『アルゴ』はアカデミー賞作品賞を受賞、監督を務めた『グッドナイト&グッドラック』ではアカデミー賞監督賞にノミネートされるなど、俳優だけでなく、製作者としても高い評価を得ているジョージ。彼は、本作で目指したことについて、「皆さんが作品に没入できるように、限りなく本物に近い映画を作ろうと思って、細かい作りにも凄くこだわったんだ」と、地球と宇宙が舞台の壮大な物語を描く一方で、“神は細部に宿る”の精神で細かな部分にこそこだわり抜いたことを打ち明けた。
そこでジョージは、宇宙船内のセットの製作に、「『E.T.』も手掛けているし、それ以降もずっと最前線で活躍している彼は天才だよ」と絶大な信頼を寄せるプロダクションデザイナーのジム・ビゼルを起用。ジョージは、ジムとともに挑んだ船内デザインについて、「ジムと相談しながらNASAの研究を参考にして、似た構造のセットを作ったんだ」と、現実味のないデザインにするのではなく、より本物に近いセットにこだわったことを解説。ジムも、「宇宙船が本当に宇宙で活動することさえ想像して作った。どうすれば宇宙飛行士が適切に宇宙探査を進められるかを、具体的に考えて内装にこだわったよ」と、リアリティに対する尋常ではないこだわりを打ち明けた。ジョージが「自分の人生の数年間を捧げてでも作りたかった作品なんだ」と語こだわり抜いた。
地球滅亡を目前にしてもなお、北極に残る孤独な科学者オーガスティン(ジョージ・クルーニー)は、謎の少女と出会い共同生活をすることに。そんな中、オーガスティンは、任務を終えて地球へ戻ろうとする宇宙船の乗組員サリー(フェリシティ・ジョーンズ)らの存在を知り、交信を通じて帰還を止めようと奔走する。果たして、宇宙船の面々を救うことはできるのか?そして、オーガスティンが地球に残り続ける衝撃の“ある理由”とは…? Netflix 映画『ミッドナイト・スカイ』12 月23 日(水)より独占配信開始。