INTERVIEW

桃果

女優を続けて良かった。
『人狼ゲーム』最新作でヒロイン


記者:鴇田 崇

写真:桃

掲載:20年11月11日

読了時間:約6分

 映画『ビブリア古書堂の事件手帖』(18)など、数多くの映像作品で確かな存在感を残して活躍中の若手注目女優の桃果が、人気シリーズ最新作『人狼ゲーム デスゲームの運営人』(11月13日公開)にヒロインの夏目柚月役で出演した。本作はシリーズ初、男性を主人公に据え、人狼ゲーム運営人の裏側もスリリングに描く映画「人狼ゲーム」最新作で、桃果演じる柚月は人狼ゲームに参加するも、運営人の正宗(小越勇輝)が家庭教師時代の教え子だと気づいて、彼女を救い出そうと奔走するストーリーだ。

“運営人/9人の参加者/運営側の裏切り者”の思惑が交差する予測不能のデスゲームが展開する本作は桃果にとって念願の出演であり、「女優を続けていて正直、よかったなって思いました」と述懐する。今回の撮影現場に初めて立った時の興奮や緊張、恐怖だけでないエモーショナルなドラマ展開、そして女優として目指す将来像まで、さまざまな話を聞いた。【取材=鴇田崇/撮影=桃】

桃

桃果

笑顔が絶えない現場

――今回の作品は運営側が登場したり、恐怖だけではない展開も待っているなど、これまでとは一味違いますよね。

 そうなんですよね。自分でもびっくりしました。今までのシリーズも怖かったですし、今回の撮影でも拉致のシーンがあったりして怖いイメージが強かったので、試写に行く前は今回もハラハラ、ドキドキするのかなと思っていたのですが、意外にも感動が大きくて。人間愛というか、そういうテーマが出ていて、いいお話しだなって思いました!

――夏目柚月というヒロインについては、どう理解して演じましたか?

 柚月は、基本的には頭の回転がすごく早い子です。どういう状況下でも、すごく思いやりがあるんです。気遣いもあるので周囲を明るく励ますような子。わたし自身、演じることが最初難しかったのですが、監督と柚月像を何度も話し合って明るく演じるように努力しました。強いヒロインというよりも、優しく周囲を励ますような性格を意識しました。

――監督は原作者ご本人なんですよね。

 監督の仕事は初めてだったそうでが、すごく謙虚で優しい方でした。ご自身の明確なイメージがありながらも、みんなの意見も柔軟に聞いてくださっていました。自分が書いた原作だから愛も強いとは思いますが、出演者とたくさん話し合っていて、一緒に作り上げていくという監督の愛情がすごく伝わりました。クランクアップの日は寂しかったです。

――共演者の方々は同世代が多いですよね。撮影現場はどういう感じでしたか?

 投票のシーンなどではしっかり集中もしたかったので、そういう場面ではみんなで話し合って、撮影前の夜も自主的に集まって話し合いをしたりしましたが、それ以外の時間ではみんなで仲良くお話して、笑顔が絶えない現場でした。合宿状態だったので、とっても楽しかったです(笑)。

合格で励まされた思いに

(C)2020「人狼ゲーム デスゲームの運営人」製作委員会

――映画『人狼ゲーム』シリーズは若手俳優の登竜門的な意味合いもあると思いますが、出演が決まった時はいかがでしたか?

 実は前のシリーズまでオーディションをずっと受けていて、最終までいってダメだったことがよくあって、ちょうどその頃は自分に自信もなく、女優業に迷いがあった頃でもあったんです。今回のオーディションもボロボロだと自分では思っていたのですが、合格と言われた時、すごく自信が出てきたんですよね。まったく自信がなかったけれど、励まされたような感覚になって、もっと自信を持っていいんだってうれしくなりました。女優を続けていて正直、よかったなって思いました。

――撮影現場に立った時、いかがでした?

 うれしいという感情よりも、ヒロインとして物語と撮影現場を引っ張っていかなくちゃという思いが生まれて、今までのヒロインのみなさんに負けないようにしなくちいけないなって思いました。わくわくよりも、しっかりしなくちゃというプレッシャーのほうが大きかったです!

音楽、オフにハマっていること

桃

桃果

――ところで、音楽を聴いてリフレッシュするようなことはありますか?

 サントラをよく聴きます。「コード・ブルー」のサントラは、音楽だけでも感動しますよ(笑)。最近だと「アンナチュラル」の音楽も物語に合っていて素敵ですよね。撮影前に役柄の理解が難しい時など、自分のイメージで近いサウンドトラックを探して、お芝居の助けにしたりしますね。

――オフにハマッていることはありますか?

 カフェによく行きます。家でじっとしていることが苦手で、ひとりでもよく行きます。カフェで台本を読んだり、動画を観たり、読書をしたり、あとは友だちと会ったり、お店の中の雰囲気がとても好きです。

憧れは「石原さとみさんです」

桃

桃果

――20歳になられたばかりですが、大人の仲間入りをしていかがですか?

 まだお酒の良さがわからないのでたくさん飲んだりはしないのですが、言うほど生活に変わりはなかったですね(笑)。でも意識的にはもう子どもじゃないので、それはもう通じないんですよね。大人としてどういう行動をしたらいいのか、ちゃんと通用するような行動を意識しています。

 芸能界に入る前に母が「気をつけないと天狗になるよ」と言っていて、そうならないようにずっと心がけてやってきて、いくらチヤホヤされたとしても気をつけています。でも、それ以前に自信がないので、自信を強く持てるように日々頑張っています。しっかり自分を持って、堂々といられるように努力しています。

――あこがれる先輩はいますか?

 石原さとみさんです。いろいろな作品に出られていて、どんどん魅力が増していますよね。すごく努力家だと思うので、そこもあこがれています。お芝居をみていても、石原さんはまったくセリフに聞こえない。すごく自然で、泣いているお芝居も心から泣いているからこそ、グッとくるものがあると思うんです。そういうところは、昔から尊敬しています。だから何度観ても感動しますし、そういうお芝居ができるようになりたいです。元気なお芝居ももちろんですけど、石原さんのような自然なお芝居、観ている人の心を動かせるようなお芝居ができる女優になりたいなと思っています。目標にしています!

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当選された方には、TwitterのDMでご連絡をさせていただきます。

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