INTERVIEW

山之内すず

すべてが変わった。
転機になった「人狼ゲーム」


記者:鴇田 崇

写真:

掲載:20年11月14日

読了時間:約7分

 “ティーンのカリスマ”として同世代の絶大なる支持を集めている山之内すずが、人気シリーズの最新作『人狼ゲーム デスゲームの運営人』に女優として出演した。同作はシリーズ初、男性を主人公に据え、人狼ゲーム運営人の裏側もスリリングに描くシリーズ屈指の野心作で、山之内は予測不能のデスゲームに参加する末吉萌々香役を演じた。

 ネクスト・ブレイク必至の若手キャスト陣が集う本作品だが、2019年AbemaTVの恋愛リアリティーショー「白雪とオオカミくんには騙されない(ハートマーク)」に出演以降、モデル、雑誌、バラエティー番組、TVCMなど、山之内もメディアで観ない日はないほどの飛躍を続けている。その人気者が自身のターニングポイントとなった作品が、この『人狼ゲーム デスゲームの運営人』だと明かす。「お仕事もプライベートもすべてが変わったきっかけの作品なので、この作品をとおして演技がしたいなと思えたので、いろいろなものが変わった作品でした」と、自身にとってメモリアルな作品が公開に。本人に話を聞いた。【取材=鴇田崇】

(C)2020「人狼ゲーム デスゲームの運営人」製作委員会

現場にいる自分に気づいてようやく実感

――出演作が公開されました。現在の心境は?

 どきどきします! 映画には以前にも出させていただいたことはあるのですが、一日だけで撮影が終わる短い体験だったので、今回の『人狼ゲーム デスゲームの運営人』のように何日もかけて撮影をするって初めての経験でした。まずポスターに自分の姿があるってことにびっくりというか、すごく不思議な気持ちです(笑)。

――最初に出ることが気まった時は、いかがでしたか?

 その時は別の場所で別の映像作品の撮影をしていたのですが、その移動中にマネージャーさんに今回のことを知らされて、「え? ほんまに?」「ほんまに?」って何度も聞き返しました(笑)。しばらく実感がまったくわかなくて。それこそ本読みや衣装合わせなどを経て、現場にいる自分に気づいて、ようやく実感がわいたことを覚えています。

――完成した作品を観ていかがでした?

 感激しました! 試写会が終わった後に監督やプロデューサーさんたちとたくさんお話をしたのですが、本当にいい作品になったし、胸を張ってこの作品に出ましたって、観てくださいって言えるような作品になって、うれしかったことを覚えています。ちゃんと演技をしました! と言っていい初めての体験だったので、そういう作品に関われたことは、なんだかとっても不思議な感じがしています。最初に言いましたけど、このポスターの並びに山之内すずがいる! って、すごく感激しています。これがきっかけでまた何かが変わるのかなという期待もありますね。

――実感がわくまで時間がかかってしまったのですね(笑)

 そうですね(笑)。今思うと、なのですが、撮影当時は実感がなかったというか、決まった時はまったく実感がなく、ドッキリだと思っていました(笑)。撮影をしていた日々が懐かしく、戻りたいなってたまに思うことがあります。

ターニングポイントの作品に

山之内すず

――いつも楽しそうなイメージがあるので、このシリアスな表情はファンの人も驚くのではないでしょうか?

 そうですね。CMやバラエティーに出ているすずとはまた別のすずなので、当たり前ですけど(笑)。実はほかの自分の顔を見せたいとずっと思っていたので、それがいいかたちになったのではって思っています。笑顔で元気なイメージがあると思いますが、本当に正反対なキャラクターで笑顔のシーンがなにひとつないんです(笑)。良くも悪くも女の子らしい萌々香をファンの方々にも観てほしいなと思います!

――それにしてももしも自分が映画のような状況になったらどうしますか?

 黙る(笑)。もしも自分が人狼だったら、しゃべったら絶対バレるじゃないですか。絶対どっかで下手をこいて、最後までやりきるってことができないので、ダマりこくるかなー。もう無理ですね。毎日ドキドキ、耐えられない(笑)。最初に逃げだそうとして死ぬタイプですね。すぐ死亡フラグを回収するタイプだと思います(笑)。

――撮影中に学んだことは何でしょう?

 たくさんありました。お仕事もプライベートもすべてが変わったきっかけの作品なので、この作品をとおして演技がしたいなと思えたので、いろいろなものが変わった作品でしたね。人生の中でのターニングポイントは何? って聞かれたら、『人狼ゲーム デスゲームの運営人』って答えるんだろうなって。これからの人生でも特別な作品になりました。

やり残したこと、悩みごと

山之内すず

――まもなく10代が終わりますが、やり残したことは?

 金髪にしたい! って、言っているんですけど、この仕事だといろいろ難しいので、だから期限を延長しました。25歳くらいまでに金髪にしたいなって。10代のうちはショートのままにしたいし、コスプレがしたい。そのくらいかな。10代ならまだ許されることというか、まだ大丈夫ですよね。若いうちにやっておきたいこと…そんなものですね。

 前までは青春したいって言っていたんですけど、今回のデスゲームの現場が一番青春だったなって思いました。もう満足したので、あとは金髪とコスプレ、あと男装ですね。絶対似合う。似合う自信しかない(笑)。

――いつも元気そうですが、悩みごとみたいなものはありますか?

 読書の時間が減って、しゃべりが下手になったかもしれないんですよ。もともと本を読み、映画を観て、そこで感じたことを言語化する作業をずっとしていたのですが、それをする時間が減り、ちゃんとしないとなって思っています。あとはもっと知識を増やしたいですね。あまりにも知識がなさすぎる(笑)。知識があって損することってないですよね。もっと教養を身に付けたい、専門的な知識を身に付けたいなあと思いますね。

――どの分野ですか?

食と臨床心理学、脳科学は、もともとすごく好きなんです。資格も取りたいので、時間をみつけて勉強したいなってずっと思っています。

何倍も濃い人生を送りたい

山之内すず

――来たる20代は、どうなりたいみたいな目標はあるのですか?

 今はまだ10代ですけど、10代のうちにもう少し、元気な役を演じておきたいですね。20代になっても前半はそれほど変わらないとは思うのですが、少しづつ大人になって、大人の年齢の役だとか、もうちょい落ち着いた役だとか、今の自分とは違う大人っぽい自分もいろいろな場で見せていければなと思います。

――それは女優として、ですか?

 自分の中で女優が人生のゴールと決めているわけではないのですが、今は全力で頑張っていますので、そこから得たものをまた何かにつなげていければなって思います。人の倍も何倍も濃い人生を送りたいと思っているんです。いろいろあるとは思いますが、どうなるかはまだ全然わからない。いい20代だなって、思えるようにしたい。10代は精一杯でまったく記憶がなかったので、記憶に残るように頑張りたいです(笑)

(おわり)

タイトル:『人狼ゲーム デスゲームの運営人』
クレジット表記:(C) 2020「人狼ゲーム デスゲームの運営人」製作委員会
公開表記:11月13日(金)よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて公開
配給:AMGエンタテインメント
キャスト:小越勇輝、中島健、ウチクリ内倉、坂ノ上茜、桃果、山之内すず、福崎那由他 ほか

プレゼント情報

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【応募方法】
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【応募期間】
・11月14日〜11月23日23時59分まで。

当選された方には、TwitterのDMでご連絡をさせていただきます。

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