柴咲コウ

 女優・柴咲コウが17日、「Audi e-tron Sportback」プレス向けオンライン発表会に出席。「Audi e-tron」サポーターに就任した柴咲は、コラボレーションフィルム「サスティナブルな未来へ」のために書き下ろした楽曲「ひとかけら」への想いを明かした。

 コラボフィルムでは、Audiブランド初の電気自動車である「Audi e-tron Sportback」を乗り、自然を滑走する。バックで流れるのは柴咲の新曲。伸びやかで純度の高い歌声を披露している。特にファルセットは神秘性が感じられる。「アウディが打ち出すテーマと親和性のある曲をと考えました。私たちが本来持っている本能を呼び起こすようなテーマソングを作りたく、美しい地球を育む想いをテーマに作りました」との思いを明かした。

 撮影は福島県内で行った。吾妻山や磐梯山、浄土平と自然豊かな土地、深夜から早朝にかけて実施。撮影地に向かう途中濃霧がかかり実施されるか不安もあったが、到着時に晴れたといい「朝日が拝めました。感動的な風景のもとで撮影できました」

 「車が好き」という柴咲はそうした自然豊かな土地で運転した。「外観も内装もかっこいい。運転して気づいたのは加速が良く、乗った後も静か。運転が好きな人もかなり満足度が高いと思います。サイドミラーがモニターだったのも新鮮でした」

 「Audi e-tron」はアウディが推進する、サステイナブル(持続可能)な未来への懸け橋としての役割を持つモデル。その考えに共鳴した柴咲自身もサステイナブルな活動を積極的に行っている。自身で立ち上げた会社「レトロワグラース」では、エンターテインメント事業、アパラレル事業、セレクトショップ事業を柱としており、この日の衣装は、自身が手掛けるパレルブランド「MES VACANCES(ミヴァコンス)」の白と黒のワンピース。

柴咲コウ

 サステイナブルへの興味を持ったのは小さい頃の体験が影響しているという。生まれも育ちも東京で「山や川でたわむれる場所ではないところに育った」。そんな柴咲だが夏休み期間中はほとんど、自然が手つかずに残っている場所で過ごしたそうで「東京で仕事をしていますが、あの頃の懐かしさ、あの豊かな自然に触れられた期間に憧れを持ち続けていて、あれを経験していなかったらこういう考えを持っていたかは疑問」と明かした。

 現在は、ただモノを作るだけでなく、その原理にこだわりがある「フレーズ」にあるという。「あるものを調理するだけでなく、そのあるものも知る。今はいもむしや蝶々に興味があって、商材もオーガニックコットンを使うとしたら、それを自社で全て栽培するのは大変ですが、どうしたら糸をつむげるのかその原理を知らなければいけないと思っています」

 また、新型コロナ禍で取り巻く環境が様変わりし「消費の仕方も変化していることを実感」しているとし「ピンチはチャンスだといつも思っています。それによってこれまでなかった選択肢が生まれる。思ってもいない発想もできる」とし、「転換期」というこの時期を「生まれた芽をつぶさないようにしっかりやっていきたい」。更に「この大転換期にアウディが電気自動車を発表するのは意味があることだと思います」と述べた。

 「Audi e-tron」サポーターとして、「新たな選択肢、今までになかった選択肢、発想を大切にしてほしい。自主性や周り意見を受け止めるだけではなく、自分のなかで考えることが必要。様々な情報が溢れるている社会のなかで、選択してチョイスすることが非常に大事」とメッセージを送った。

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