さだまさし×澤和樹、若手芸術家支援チャリティコンサート開催
クラウドファンディングの追加リターンとして開催
さだまさし
澤和樹学長とシンガー・ソングライターのさだまさしによるチャリティコンサート『和樹の部屋特別篇〜新しい日常へ〜May new days come as soon as possible.』を設定した。クラウドファンディング「若手芸術家支援基金#POWERTOTHEARTS」の実施期間が2日残りが迫ったことをうけ、追加リターンとして設けられた。
国立大学法人東京藝術大学とREADYFOR株式会社は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に伴い、芸術活動に影響を受けている本学出身の若手芸術家(在学生を含む)に対して、芸術活動の持続化を支援するために6月9日よりスタートした応援プロジェクトの一つであるクラウドファンディング「若手芸術家支援基金#POWERTOTHEARTS」の実施期間が残りが迫ったことをうけ、追加リターンとして澤和樹学長とシンガー・ソングライターのさだまさしによるチャリティコンサート『和樹の部屋特別篇〜新しい日常へ〜May new days come as soon as possible.』を設定した。
クラウドファンディングのスタートから7月26日(日)までの間で、3000万円以上の支援をされたが、ひとりでも多くの若手芸術家の支援を行っていくため、支援する最後のきっかけとなるように追加リターンとして設けたイベントがこのチャリティコンサート。
この企画は、昨年11月に「学長と話そうコンサート和樹の部屋」としてスタートし、さだまさしを記念すべき第一回のゲストとして迎えて、箭内道彦教授も交えたイベントに端を発しており、その際は好評を得た。
今回は、チャリティ企画という性格上、また新型コロナウイルス感染症対策のため、客席を大きく削減して開催。そのため、本クラウドファンディングで特定のコース(15万円〜)に支援した人のみ来場できる。
ただし、当日の模様は記録(アーカイブ)に残し、後日オンライン上にて期間限定で視聴できる。こちらも、特定のコース(1万円〜)に支援した人のみが視聴できるという限定特典として用意される。
本コンサートは今までの演奏会とは異なる、芸術の「未来のカタチ」を藝大として初めて発信する場と考えている。会場となる定員1000名の奏楽堂に、限定して100名の観客を入れるという試みはもちろん、コロナ禍では初となる「ALL藝大で発表する場」になり音楽だけでなく、美術、映像のチームらと共に一緒に取り組んでいることを見せる場にしたいと考えているとのこと。
なお、さだまさしの豊かな経験と見識は、藝大と社会を繋ぎ、文化における新たな局面を創造しようとする本学の活動に大きく寄与するものと考え、8月1日から東京藝術大学客員教授として迎えることとなっており、今回のイベントは客員教授として初めての研究発表の場となる。
澤和樹学長コメント
昨年11月に東京藝大が誇る奏楽堂にゲストをお招きするトーク&コンサート「和樹の部屋」をスタートさせました。
さだまさしさんを記念すべき第1回のゲストとしてお迎えし、満席のお客様とともに、素敵な音楽と箭内道彦教授を交えての抱腹絶倒のトークで大いに 盛り上がりました。さださんの格別のご配慮で、演奏会収益を大学にご寄附 いただくファンドレイジング・コンサートとして大成功のうちに終えることが出来ました。この演奏会がご縁で、その後も、さださんの最新アルバム 「存在理由」の収録、そしてNHK「うたコン」での共演と続きます。
8月2日に再び奏楽堂での共演が実現の運びとなりましたが、新型コロナウィ ルス感染拡大防止のため、今回は、奏楽堂にたくさんのお客様をお迎えすることは出来なくなりました。そこで、さださんともご相談し、6月9日にス タートした「若手芸術家支援基金」にご支援いただいた皆様への感謝と若手芸術家にエールを送る演奏会とさせていただきます。引き続き「若手芸術家支援基金」#Power to the Artsへのご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。(東京藝術大学長 澤 和樹)
さだまさしコメント
「夢の続き」 東京藝術大学奏楽堂で昨年11月4日に見させていただいた「夢」には、驚くべき「続き」がありました。僕の最新アルバム「存在理由」で、澤学長作曲の「さだまさしの名によるワルツ」を藝大の学生さん達と共演・収録、また「柊の花」という曲では澤学 長のヴァイオリンとの共演・収録。とても嬉しくて長い夢を見ているようで したが、その夢にはまだまだもう一つの「続き」がありました。再び奏楽堂にお招きを頂いたのです。さて今度は何が待っているのでしょう。夢はまだまだ続くようです。(シンガー・ソングライター、小説家 さだまさし)
開催概要
イベント名
和樹の部屋 特別篇〜新しい日常へ〜May new days come as soon as possible.
<日時>2020年8月2日(日)15:00開演(14:15開場)約2時間予定
<場所>
東京藝術大学奏楽堂(大学構内/東京都台東区上野公園12-8)
<出演>澤和樹(東京藝術大学長、ヴァイオリニスト)さだまさし(シンガー・ソングライター、小説家)箭内道彦(プロデュース、MC)廣江理枝(パイプオルガン)ほか