赤頬思春期「良い音楽で恩返し」アーティストとして大切にしていることとは
INTERVIEW

赤頬思春期「良い音楽で恩返し」アーティストとして大切にしていることとは


記者:村上順一

撮影:

掲載:20年05月24日

読了時間:約3分

 アン・ジヨンのソロ・プロジェクト赤頬思春期(英:BOL4)が5月8日に、配信限定シングル「私だけ、春」をリリース。2016年に韓国でアン・ジヨン(Vo)とウ・ジユン(Gt)のデュオでデビューし、1億回以上再生される楽曲を7曲を持つ赤頬思春期。2019年6月に日本デビューし、韓国ではその音楽性の高さから“音源女王”の異名を持ち、話題となっている。

 今年の4月にギターのウ・ジユンが脱退し、ジヨンのソロ・プロジェクトとして名前もそのままに再スタートを切った。今作「私だけ、春」は韓国最大のミュージック・アワード『2019 Mnet Asian Music Awards(MAMA)』でグループベストボーカルパフォーマンス賞を受賞した曲。インタビューでは日本デビューから約1年経った今の心境から、楽曲の制作背景、これからの展望について聞いた。【取材=村上順一】

春の感じがいっぱいの曲を作ってみよう!

「私だけ、春」ジャケ写

――「私だけ、春」の制作された時は、どのようなことを考えている中で、この楽曲ができたのでしょうか。

 ぎこちなくて未熟な時期の、純粋で素直な思春期の特徴が、新しく始まる季節の春とよく似ているなと思って、「春の感じがいっぱいの曲を作ってみよう!」と思いました。

――「私だけ、春」を日本語で歌ってみて、新たな発見などはありましたか。

 日本語特有の可愛い感じが、思春期の少女の感性とすごく合うと思いました。なので、日本語で歌った時も私が表現したい感性がうまく伝わりそうで良かったです。

――ジヨンさんは春のどんな瞬間に一番“ときめき”ますか。

 春は、祝祭や公演をたくさん行いますが、観客の皆さんが赤頬思春期の歌に一緒に共感して下さる姿を見ると、幸せなときめきを感じます。

――カップリングの「Stars over me」はロマンチックな情景が浮かぶ1曲ですが、この曲が生まれたエピソードなどあれば教えてください。

 「Stars over me」は、偶然出会った男女の物語を映画のようにロマンチックに解きほぐした曲です。特別なエピソードはないですが、個人的に私が1番好きな赤頬思春期の曲の1つです。

――今作2曲で特にこだわったところ、聴いて欲しいポイントなどあれば教えてください。

 2曲とも春の暖かくありながらもハツラツとした感じを入れ込みました。前集『思春期集I花の気配』から感じられる“ときめきポイント”なので、前集も逃さずに聴いていただけたら嬉しいです。

――この2曲はそれぞれ、どんなシチュエーションで聴いてもらえたら嬉しいですか?

 「私だけ、春」は、好きな人ができて、ときめきながらもウキウキした心の時に聴くといいと思います。「Stars over me」は、ソウルメイトと一緒に旅行に行きたい時に聴いたら、ロマンチックでいいですね。

私だけのジャンルを作り出したい

――これまでの作品も聴かせていただいて、どの楽曲からも心地良い温もり、そして優しさを感じました。楽曲を制作されている時に、最も大事にしていることはどんなことですか。

 良い音楽でファンの皆さんに恩返しすることが1番重要だと考えています。私自身が健康だからこそ、元気な音楽が作れると思っています。なので、良い音楽をお届けできる、良い人になろうと自己啓発の時間も持つようにしています。

――ジヨンさんにとって音楽、歌はどのような存在ですか。

 音楽は様々な感情を表現して、一緒に共感できる存在だと思っています。私が音楽に込めてきた多様な感情たちをファンの皆さんが音楽の中で受け取って、共感と癒しになってもらえたら嬉しいです。

――これからチャレンジしたいことはありますか。

 ジャンルにとらわれず、新しいチャレンジをしながらも、全て“赤頬思春期”らしく表現できるように、私だけのジャンルを作り出したいです。

――日本デビューされてからもうすぐ1年が経とうとしています。日本のファンの皆さんにこれからどのような姿を見せていきたいですか。

 これからも私だけの“色”を込めて、良い感性でファンの皆さんに音楽をお届けしたいです。日本語の実力も伸ばして、私の感性をそのままお伝えできたらいいですね。

(おわり)

作品情報

▽Digital Single「私だけ、春」 Download & Stream配信サイトはこちら

https://king-records.lnk.to/5hnt8iWE

この記事の写真

記事タグ 

コメントを書く(ユーザー登録不要)

関連する記事