クラシック音楽レーベル=ドイツ・グラモフォンとteamLab Planets TOKYO DMM.comが4日、“世界最高峰のクラシック・ミュージックと究極のデジタルアートの邂逅”をテーマにした動画をドイツ・グラモフォンのYouTubeチャンネルで公開した。

 2018年から、よりリラックスした雰囲気でクラシック・ミュージックを楽しめるように両社協力のもとYellow Loungeというイベントを実施してきたが、外出自粛の状況の中、家でも最高のアートと音楽を楽しめるようにと、急遽新たにコラボレーションが実現。

 今回のコラボレーションでは、東京・豊洲にある “teamLab Planets TOKYO DMM.com”に展示される5つの作品を撮影、先日全世界で中継され話題となった『One World: Together At Home』でレディー・ガガやセリーヌ・ディオンらと共演した世界的ピアニスト=ラン・ランや、世界最高のピアノ・コンクールであるショパン国際ピアノ・コンクールの前回の優勝者=チョ・ソンジン、世界で最も権威のあるクラシック音楽誌といわれる英『グラモフォン』誌で昨年アーティスト・オブ・ザ・イヤーを獲得したヴィキングル・オラフソン、指揮者/ピアニストとして活躍し、現在ベルリン国立歌劇場音楽総監督、ミラノ・スカラ座客演指揮者である巨匠ダニエル・バレンボイム、音楽ストリーミング・サービスにおいて最も聴かれている現代の作曲家/ピアニスト=マックス・リヒターの作品の名録音がteamLab Planetsのアートと融合している。

teamLab-Planets-TOKYO-DMM

 “teamLab Planets TOKYO DMM.com”は“水に入るミュージアム”として世界中で話題のミュージアムで、開館からわずか1年で世界106の国と地域から125万人以上が来館し、前年の単独のアーティストの美術館の中で来館者数が最も多い3つの美術館である、バルセロナの“ピカソ美術館”(94万8483人)、スペイン・フィゲラスの“ダリ劇場美術館”(110万5169人)を上回った。※1

 今日は第1弾としてラン・ランによる演奏と、teamLab Planetsの「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」がコラボレーションした動画が公開。

 明日火曜日はヴィキングル・オラフソンと「Floating in the Falling Universe of Flowers」、マックス・リヒターと「冷たい生命」のコラボレーションが、水曜日にはダニエル・バレンボイムと「坂の上にある光の滝」、チョ・ソンジンと「The Infinite Crystal Universe」がコラボレーションした作品がドイツ・グラモフォンのYouTubeチャンネルで公開となる。

 国内外での新型コロナウイルスの感染拡大の防止のため2月29日から臨時休館が続いている teamLab Planets TOKYO DMM.com。

 外出自粛が続く大型連休中に、自宅でも作品を楽しんでほしいという思いから、本来一部の作品では3〜4月には季節の花として公開される予定であった桜のアートを今回特別に動画で公開。teamLab Planetsのアートとクラシックがコラボレーションして動画が投稿されるのは初めての試みとなる。

※1: ”THE ART NEWSPAPER SPECIAL REPORT Art’s Most Popular: Exhibition and museum visitor figures 2018” The Art Newspaper. Number 311, April, 2019.

配信情報

クロード・ドビュッシー:ベルガマスク組曲: 第3曲: 月の光

クロード・ドビュッシー:子供の領分: 第1曲: グラドゥス・アド・パルナッスム博士

クロード・ドビュッシー:夢想

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)